カーバッテリーの充電が無くなってしまうとエンジンの始動が出来なくなり、走行が出来なくなってしまいます。また、充電が少なくなると電圧が下がりパワーウィンドウの開閉にかかる時間が遅く感じたり、ヘッドライトの明かりが暗く感じるなど車に異変を感じることがあります。
カーバッテリーの充電が不足し電圧が下がって、車が動かなくなってしまう前にカーバッテリーを充電しましょう。
カーバッテリーって、お家で充電できるの?
できるぞい。
まずはカーバッテリーの充電方法から教えてあげよう。
カーバッテリーを充電する3つの方法
カーバッテリーの役割とは、自動車を走行する時のエンジン始動や、電装品への電力供給です。電力を鉛バッテリーに蓄える電池の役割を持っています。
電装品とは、ヘッドライトやオーディオの他、パワーウィンドウなどの機構を動かすのもすべて電力になっています。満充電になっている状態であっても、車を動かしていれば電力を使用していくため、減っていってしまいます。そのため、オルタネーターが発電機の役割を持っており、発電した電力をバッテリーに充電することが出来るようになっているのです。
カーバッテリーの充電方法 1.走行する
車はオルタネーターが発電機となり、エンジンの回転数に合わせて発電をします。オルタネーターによってつくられた電気が、バッテリーに送られて充電をすることが出来る仕組みになっています。そのため、車は走行するとエンジンが回転し発電しますので、走行することで充電することが出来るのです。ただし、エンジンが回転しだした走り始めや、停車してアイドリングしている時はエンジンの回転数も少なく発電が弱いため、充電量が多くなるには30分以上の走行をすると良いでしょう。
ただ、夜間などのヘッドライトの点灯が義務付けられている時間帯や暗い道での走行は、ライトの点灯により電装品の利用をしながらの充電となりますので、使用する電力量も多く、充電を優先することが出来ません。
じゃあ週一回はドライブが必要?
充電ドライブも良いのう。
もし外出が難しいという人でも、お家で充電する方法があるぞい。
カーバッテリーの充電方法 2.カーバッテリー充電器を使う
カーバッテリー充電器は、カー用品店などで販売されている充電器です。
カーバッテリー充電器を使用するにはコンセントが必要です。(マンションなどにお住まいの方や、外の駐車場に車を停めている方は、外部コンセントの使用が可能かどうか管理されている方に一度相談してみてください)
カーバッテリー充電器を使用した充電の方法は、まずカーバッテリー充電器をコンセント近くに置きます。次に車のボンネットを開けてバッテリーを下ろし、カーバッテリー充電器とバッテリーをブースターケーブルでつなぎます。その後カーバッテリー充電器をコンセントに挿し、電源を入れて充電のアンペア数を設定したら充電が始まります。
カーバッテリー充電器をカー用品店で購入する時は、前もってバッテリーの電圧を確認しておき、電圧のあっている充電器を購入するようにしましょう。また、カーバッテリーの電解液は希硫酸ですので、保護手袋や保護メガネを装着し、直接触れないように気を付けましょう。
カーバッテリー充電器を使用した場合の充電率は90%程度で満充電にはなりません。充電量の確認は電圧テスターで確認をするかですが、バッテリーからガスが多く発生していれば完了です。
カーバッテリーの充電方法 3.ロードサービスを利用する
走行が出来ない状態でカーバッテリーの充電が出来ない時、カーバッテリー充電器は自宅で外出先でバッテリが上がってしまった時など、充電を自分ですることが難しいと判断した時は、ロードサービスを利用されてみてはいかがでしょうか。ロードサービスなら24時間対応しているところがほとんどですので、不動車になって焦ってしまった時もプロに任せることが出来ます。
カーバッテリーの充電時間は方法次第
では、自分自身でカーバッテリーを充電する2つの方法で、充電を行った時にかかる時間はどのくらいでしょうか。
1.走行することで充電の場合
走行してカーバッテリーを充電をするとかかる時間は、エンジンを掛け始めて30分以上~1時間程度です。電装品の利用を控えた状態で、50km程度のスピードによる一般道路で走行した場合としています。
2.カーバッテリー充電器で充電の場合
カーバッテリー充電器の充電は、完全充電という所要時間をかけてゆっくり充電する方法と、急速充電といってバッテリー上がりなど放電が起こったためゼロに近い状態で、エンジンを始動させるために一気に充電をする方法です。
完全充電は所要時間が10時間程度と長くかかるものの、バッテリーへの負担は少なく充電が可能です。
急速充電は手順や方法など複雑で危険もあり、ロードサービスの会社などがバッテリー上がり車の救援等に利用する方法のため、プロに任せることをおすすめします。
10時間って結構かかるんだね。
どの位充電が必要かの判断も難しいじゃろう。
タイマーなどで時間を測り、数時間程度の充電にしておくと良いぞい。