令和5年6月23日に、対象期間に製作されたダイハツのトール等の計55,481台、ムーヴ等の計73,731台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたダイハツの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ダイハツ令和5年6月23日リコール情報
令和5年6月23日にリコール届出がされたダイハツの対象車等(またはOEM車)および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ダイハツ(トール)令和5年6月23日リコール届出の対象車(届出番号5337)
令和5年6月23日にリコール届出がされたダイハツ「トール」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ダイハツ トール(フロントLEDフォグランプ装着車)
型式:4BA-M900S
車台番号:M900S-0073531~M900S-0083177
対象期間:令和2年8月27日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:3,242台
型式:5BA-M900S
車台番号:M900S-0073545~M900S-0083176
対象期間:令和2年8月27日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:3,573台
型式:5BA-M910S
車台番号:M910S-0014852~M910S-0016524
対象期間:令和2年8月27日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:1,113台
車名通称名:スバル ジャスティ(フロントLEDフォグランプ装着車)
型式:5BA-M900F
車台番号:M900F-0008679~M900F-0009300
対象期間:令和2年9月14日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:622台
型式:5BA-M910F
車台番号:M910F-0003193~M910F-0003467
対象期間:令和2年9月14日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:275台
車名通称名:トヨタ ルーミー(フロントLEDフォグランプ装着車)
型式:4BA-M900A
車台番号:M900A-0484111~M900A-0542442
対象期間:令和2年9月1日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:15,221台
型式:5BA-M900A
車台番号:M900A-0483870~M900A-0542443
対象期間:令和2年9月1日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:24,974台
型式:5BA-M910A
車台番号:M910A-0092848~M910A-0101746
対象期間:令和2年9月1日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:6,461台
ダイハツ「トール」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたダイハツ(トール)等の不具合の部位は前部霧灯(フロントLEDフォグランプ)です。
不具合の状況及び原因は以下です。
前部霧灯(フロントLEDフォグランプ)において、工程の管理が不適切なため、LEDチップへのはんだの塗布量が少ないものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、はんだが剥がれて、前部霧灯が暗くなり、最悪の場合、点灯しなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、フロントフォグランプのLEDソケットを良品と交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は152件、事故の有無は無しとなっています。
ダイハツ(ムーヴ)令和5年6月23日リコール届出の対象車(届出番号5338)
令和5年6月23日にリコール届出がされたダイハツ「ムーヴ」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ダイハツ ムーヴ
型式:DBA-LA150S
車台番号:LA150S-2033506~LA150S-2059299
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:24,889台
型式:DBA-LA160S
車台番号:LA160S-2007940~LA160S-2013139
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月9日
リコール対象車台数:4,912台
車名通称名:ダイハツ キャスト
型式:DBA-LA250S
車台番号:LA250S-0181852~LA250S-0195544
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:13,318台
型式:DBA-LA260S
車台番号:LA260S-0039047~LA260S-0041708
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:2,583台
車名通称名:ダイハツ ブーン
型式:5BA-M700S
車台番号:M700S-0023697~M700S-0027449
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:3,678台
型式:5BA-M710S
車台番号:M710S-0004769~M710S-0005496
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:671台
車名通称名:スバル ステラ
型式:DBA-LA150F
車台番号:LA150F-2603135~LA150F-2604562
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月9日
リコール対象車台数:1,390台
型式:DBA-LA160F
車台番号:LA160F-2601516~LA160F-2602302
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:722台
車名通称名:トヨタ ピクシスジョイ
型式:DBA-LA250A
車台番号:LA250A-0016554~LA250A-0018080
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:1,498台
型式:DBA-LA260A
車台番号:LA260A-0004058~LA260A-0004382
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:318台
車名通称名:トヨタ パッソ
型式:5BA-M700A
車台番号:M700A-0148506~M700A-0166148
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月8日
リコール対象車台数:16,679台
型式:5BA-M710A
車台番号:M710A-0029903~M710A-0033179
対象期間:令和元年10月1日~令和2年6月9日
リコール対象車台数:3,073台
ダイハツ「ムーヴ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたダイハツ(ムーヴ)等の不具合の部位は運転者席、乗車装置(スマートアシスト用カメラ)です。
不具合の状況及び原因は以下です。
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがあります。そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下して前方視界を妨げるため、運転者席の基準を満足しないおそれがあります。また、落下したブラケットの端部形状が乗車装置の基準を満足しないおそれがあります。
改善内容としては、全車両、カメラブラケットに接着補強材を追加します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は45件、事故の有無は1件(物損)となっています。
ダイハツ「トール」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったダイハツのトールは、ダイハツが製造販売しているトールワゴン型の車です。トールのOEM車種はもともとトヨタ自動車から、タンクとルーミーが姉妹車として販売されていましたが、トヨタ自動車のチャネル統合に伴い2020年にタンクはルーミーのグレード内に統合され、販売を終了しています。他にもスバルからはOEMとしてジャスティが販売中となっているため、現在はトール・ルーミー・ジャスティの姉妹車が販売中です。こちらでは、ダイハツのトールについて詳しく解説します。
現在販売中のダイハツトールの最新情報
ダイハツのトールは、ダイハツが製造販売しているコンパクトサイズのトールワゴンです。グレードは、Gターボ・G・Xの3タイプあり、エントリーグレードがX、上位グレードがG、Gグレードにさらにターボを搭載したグレードがGターボとなっています。エントリグレードの最も価格を抑えられたXグレード1,566,500円(税込)~、最も上位のGターボグレードが1,874,500円(税込)~となります。
ボディカラーは、モノトーンカラーの【ターコイズブルーマイカメタリック、レーザーブルークリスタルシャイン、ファイアークォーツレッドメタリック、パールホワイト、ブライトシルバーメタリック、プラムブラウンクリスタルマイカ、ブラックマイカメタリック】7色展開と、ツートンカラーの【ブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリック、ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャイン、ブラックマイカメタリック×ファイアークオーツレッドメタリック、ブラックマイカメタリック×パールホワイト】4色展開となっています。最も人気のボディカラーは、モノトーンカラーのパールホワイトで、様々なユーザー層から人気があるためリセールバリューも期待できるカラーとなっています。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
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