令和3年9月16日に、対象期間に製作された三菱ふそうのふそうスーパーグレートの計729台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された三菱ふそうの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
三菱ふそう令和3年9月16日リコール情報
令和3年9月16日にリコール届出がされた三菱ふそう対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
三菱(ふそうスーパーグレート)令和3年9月16日リコール届出の対象車
令和3年9月16日にリコール届出がされた三菱「ふそうスーパーグレート」とその他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:三菱ふそうスーパーグレート
型式:2KG-FV70GX
車台番号:FV70GX-520144~FV70GX-520154
対象期間:令和3年1月29日~令和3年2月22日
リコール対象車台数:4台
型式:2KG-FV70HX
車台番号:FV70HX-520818
対象期間:令和3年1月25日
リコール対象車台数:1台
型式:2KG-FV70HZP
車台番号:FV70HZ-520207
対象期間:令和3年3月3日
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-FS70HZ
車台番号:FS70HZ-520155~FS70HZ-520180
対象期間:令和3年1月25日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:7台
型式:2PG-FS74GZ
車台番号:FS74HY-520040~FS74HY-520058
対象期間:令和3年1月25日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:14台
型式:2PG-FS74HZ
車台番号:FS74HZ-522542~FS74HZ-522787
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:113台
型式:2PG-FS75HZ
車台番号:FS75HZ-520393~FS75HZ-520448
対象期間:令和3年1月25日~令和3年3月3日
リコール対象車台数:27台
型式:2PG-FU74GY
車台番号:FU74GY-520034
対象期間:令和3年2月11日
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-FU74HY
車台番号:FU74HY-520047~FU74HY-520049
対象期間:令和3年1月25日~令和3年1月27日
リコール対象車台数:3台
型式:2PG-FU74HZ
車台番号:FU74HZ-520918~FU74HZ-521035
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:48台
型式:2PG-FU75HZ
車台番号:FU75HZ-520211~FU75HZ-520249
対象期間:令和3年1月22日~令和3年2月25日
リコール対象車台数:24台
型式:2PG-FV70GX
車台番号:FV70GX-520152
対象期間:令和3年2月12日
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-FV70GY
車台番号:FV70GY-520022~FV70GY-520023
対象期間:令和3年1月26日~令和3年2月8日
リコール対象車台数:2台
型式:2PG-FV70HX
車台番号:FV70HX-520809~FV70HX-520934
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:29台
型式:2PG-FV70HY
車台番号:FV70HY-520192~FV70HY-520217
対象期間:令和3年1月25日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:10台
型式:2PG-FV70HZ
車台番号:FV70HZ-520189~FV70HZ-520210
対象期間:令和3年1月26日~令和3年3月4日
リコール対象車台数:3台
型式:2PG-FV74GZ
車台番号:FV74GZ-520014~FV74GZ-520022
対象期間:令和3年2月2日~令和3年2月8日
リコール対象車台数:9台
型式:2PG-FV74HZ
車台番号:FV74HZ-520146~FV74HZ-520165
対象期間:令和3年1月26日~令和3年3月1日
リコール対象車台数:10台
型式:2PG-FY70HY
車台番号:FY70HY-520035~FY70HY-520039
対象期間:令和3年1月25日~令和3年2月10日
リコール対象車台数:3台
型式:2PG-FY74GY
車台番号:FY74GY-520023~FY74GY-520024
対象期間:令和3年2月17日~令和3年2月23日
リコール対象車台数:2台
型式:2PG-FY74HY
車台番号:FY74HY-520065~FY74HY-520075
対象期間:令和3年1月25日~令和3年3月2日
リコール対象車台数:8台
車名通称名:三菱ふそうファイター
型式:2DG-FQ62F
車台番号:FQ62F-605610~FQ62F-605653
対象期間:令和3年1月26日~令和3年3月3日
リコール対象車台数:14台
型式:2KG-FK62F
車台番号:FK62F-606748~FK62F-606862
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月8日
リコール対象車台数:54台
型式:2KG-FK62FY
車台番号:FK62FY-605303~FK62FY-605323
対象期間:令和3年2月1日~令和3年2月26日
リコール対象車台数:15台
型式:2KG-FK62FZ
車台番号:FK62FZ-606285~FK62FZ-606410
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月3日
リコール対象車台数:50台
型式:2KG-FK65F
車台番号:FK65F-606617~FK65F-606778
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月4日
リコール対象車台数:100台
型式:2KG-FK65FY
車台番号:FK65FY-605172~FK65FY-605187
車台番号:令和3年2月2日~令和3年3月8日
リコール対象車台数:9台
型式:2KG-FK65FZ
車台番号:FK65FZ-605676~FK65FZ-605739
対象期間:令和3年1月22日~令和3年3月4日
リコール対象車台数:37台
型式:2KG-FK72F
車台番号:FK72F-606466~FK72F-606553
対象期間:令和3年1月25日~令和3年3月15日
リコール対象車台数:60台
型式:2KG-FK72FY
車台番号:FK72FY-605268~FK72FY-605277
対象期間:令和3年2月4日~令和3年3月4日
リコール対象車台数:6台
型式:2KG-FK72FZ
車台番号:FK72FZ-605458~FK72FZ-605493
対象期間:令和3年1月26日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:14台
型式:2KG-FK75F
車台番号:FK75F-605193~FK75F-605205
対象期間:令和3年1月22日~令和3年2月23日
リコール対象車台数:4台
型式:2PG-FK62N
車台番号:FK62N-605047~FK62N-605052
対象期間:令和3年2月2日~令和3年3月5日
リコール対象車台数:4台
型式:2PG-FK65N
車台番号:FK65N-605014
対象期間:令和3年3月1日
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-FK65NA
車台番号:FK65NA-605006~FK65NA-605011
対象期間:令和3年1月27日~令和3年2月9日
リコール対象車台数:6台
型式:2PG-FK72N
車台番号:FK72N-605373~FK72N-605411
対象期間:令和3年1月25日~令和3年3月8日
リコール対象車台数:27台
型式:2PG-FK72NA
車台番号:FK72NA-605020
対象期間:令和3年2月24日
リコール対象車台数:1台
型式:2PG-FK75N
車台番号:FK75N-605014~FK75N-605015
対象期間:令和3年1月25日~令和3年1月29日
リコール対象車台数:2台
三菱「ふそうスーパーグレート」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた三菱ふそう(ふそうスーパーグレート)の不具合の部位は車体装置(リヤバンパー)です。
不具合の状況及び原因は、大・中型トラックにおいてリヤバンパー取付ボルトの締付けに使用した工具が不適切であったため、当該ボルトが正規トルクで締付けられていないものがあるとわかりました。そのため使用過程で当該ボルトが緩み、最悪の場合、リヤバンパーが脱落し他の交通の妨げになるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、リヤバンパー取付ボルトの締付け状況を点検し、緩みが認められた場合は正規トルクで締付けをします。また、当該ボルトに損傷が認められた場合は新品に交換します。
社内情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。
三菱「ふそうスーパーグレート」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった三菱ふそうのふそうスーパーグレートは、三菱ふそうトラック・バスの販売している大型トラックで、2019に発表されたモデルには高度運転支援機能が搭載されています。こちらでは、三菱ふそうのふそうスーパーグレートについて詳しくご紹介します。
最新のふそうスーパーグレートの安全性能
三菱ふそうのふそうスーパーグレートは、現在販売中の最新モデルに搭載されている高度運転支援機能によって、輸送時の安全性が格段にレベルアップしています。
特にアクティブ・ドライブ・アシスト2は、アクセルやブレーキ、ステアリングを走行中に制御しサポートする機能です。運転中にドライバーに異常があった場合は車両を減速して停止させる、【エマージェンシーストップアシスト】も採用されています。また、走行中に急発進や急制動が行われたときは、危険運転の傾向があることをドライバーにパネル画面上に表示させることで注意を促します。この高度運転支援機能により輸送中のドライバーへの安全性の向上だけでなく、他の交通への安全性も高められています。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
高く車を買い取ってくれる廃車買取業者を探す
全国47都道府県の廃車買取おすすめ業者をまとめました。