車を廃車にすると税金が戻ってくることをご存知でしょうか?車を廃車にするとお金が返ってきます。知っているのと知らないとでは損することが非常に多いです。
日本国内で年間400万台以上の車が廃車にされているといわれています。廃車にするほとんどの方が、インターネットなどで廃車買取業者を見つけて依頼されている方が多いです。
良い廃車買取業者は、税金をきちんと含めた金額で買取ってくれるところが多いです。しかし、悪い廃車買取業者は、税金を含めずに買取るまたは、無料で引き取ってもらうだけで返ってくるはずのお金が返ってこないことが多いです。少しでも廃車に関する知識をつけてほしいと思います。損しないためにも、返ってくるお金について解説していきます。
車の廃車で返ってくる税金
車の廃車で返ってくる税金についてご存知でしょうか?車を一時抹消や永久抹消すると返ってくる税金があります。それは、自動車税、重量税、自賠責保険料になります。車を所有している方でも知らない方が多いと思います。自動車税、重量税、自賠責保険料について解説していきます。
廃車で返ってくる自動車税
廃車で返ってくる自動車税について解説していきます。自動車税とは、車の所有者が支払う税金になります。自動車税の額は、所有している車の排気量によって決められています。
排出ガスや燃費性能に応じで納める税金が変わる場合があります。自動車税は5月末までに、4月から翌年の3月までの自動車税1年分を一括して支払う義務があります。自動車税を滞納すると口座や車の差し押さえになるケースがあります。また、車検を受けることができないので注意する必要があります。納付期限を守れなかった場合でも延滞金が発生しますので、しっかりと管理しておきましょう。
■乗用車の納める自動車税(エコカー減税適用前)
総排気量1.0リットル以下 :29,500円
総排気量1.0リットル超 1.5リットル以下 :34,500円
総排気量1.5リットル超 2.0リットル以下 :39,500円
総排気量2.0リットル超 2.5リットル以下 :45,000円
総排気量2.5リットル超 3.0リットル以下 :51,000円
総排気量3.0リットル超 3.5リットル以下 :58,000円
総排気量3.5リットル超 4.0リットル以下 :66,500円
総排気量4.0リットル超 4.5リットル以下 :76,500円
総排気量4.5リットル超 6.0リットル以下 :88,000円
総排気量6.0リットル超: 111,000円
■軽自動車の納める自動車税(エコカー減税適用前)
乗用の自家用 10,800円
乗用の業務用 6,900円
貨物の自家用 5,000円
貨物の業務用 3,800円
廃車した車の自動車税は、納めた自動車税を、廃車にした翌月から3月までの月数で月割したお金が戻ってきます。例えば、12月に車を廃車をした場合、1月から3月の3か月分の自動車税の還付があります。3月に廃車した場合は、自動車税の還付はありません。軽自動車は自動車税が返ってきませんのでご注意下さい。陸運局で廃車の手続きが終わってから1~3か月後ぐらいに「還付の通知書」が自動車税事務所のほうからご自宅に郵送されます。こちらの「還付の通知書」をお近くの金融機関へ持っていくと還付金を受けることができます。
廃車で返ってくる重量税
廃車で返ってくる重量税について解説していきます。重量税は、車の購入時または、車検を通すときに支払う税金になります。道路の補修費用にあてるための税金でになります。車の重量によって道路への負担が変わってくるため重量税を納める額が変わります。重量税とは、新車購入であれば3年分、車検を通すときであれば2年分を一括で支払います。自動車税と同様に、廃車にした翌月から3月までの月数で月割したお金が戻ってきます。エコカー制度によって、重量税が免除されている場合は、還付がありませんのでご注意下さい。
廃車で返ってくる自賠責保険料
廃車で返ってくる自賠責保険料について解説していきます。自賠責保険は、強制保険になります。自動車購入時または、車検時に加入が義務付けらています。事故を起こして被害者に損害を与えた場合に最低限の保障を自賠責保険から支払うことになっています。自賠責保険証は常に車に携帯しておく必要があり、携帯されていない場合には罰則があります。
自賠責保険は、自動的に返金されることはありません。保険会社へ解約申請依頼をしないと還付されませんので注意しましょう。
廃車の還付金を受けた方の実際の声
廃車の還付金を受けた方の実際の声についてご紹介していきます。。低年式の車やエンジンがかからない不動車など車を廃車にする方もが多いと思います。廃車にすると必ず帰ってくる税金があります。
プリウス(トヨタ)を廃車にして還付金を受けた方の声
プリウス(トヨタ)を廃車にしたときに実際に受けることができた還付金についてご紹介します。
車検が10ヶ月残っているプリウスを8月に廃車にした場合、税金だけで39,930円が戻ってきました。(重量税:10,250円 / 自賠責:9,580円 / 自動車税:20,100円)車体本体の価格はどこの廃車買取業者に聞いても1万円程度が最高額ですが、税金だけで39,930円が戻ってきましたので結果として5万円程度を受け取ることができました。
車体本体よりも税金の還付金のほうが多いことにはびっくりしました。
ハイエース(トヨタ)を廃車にして還付金を受けた方の声
ハイエース(トヨタ)を廃車にしたときに実際に受けることができた還付金についてご紹介します。
車検が15ヶ月残っているハイエースを8月に廃車にした場合、税金だけで57,246円が戻ってきました。(重量税:20,500円 / 自賠責:14,420円 / 自動車税:23,000円)車体本体価格はどこの廃車買取業者に確認しても20万円が最高金額でした。結果として26万円程度で買取って頂けました。想定していた買取金額よりも高く買取ってもらえました。廃車費用もすべて無料でしたので得した気分でした。
ピクシススペース(トヨタ)を廃車にして還付金を受けた方の声
ピクシススペース(トヨタ)を廃車にしたときに実際に受けることができた還付金についてご紹介します。
車検が18ヶ月残っているピクシススペースを8月に廃車にした場合、税金だけで21,210円が戻ってきました。(重量税:4,950円 / 自賠責:16,260円 / 自動車税:0円)車体本体価格と合わせて5万円程度で買取ってもらうことができました。担当スタッフの方が丁寧に還付金について教えてくれたので非常に助かりました。
廃車に関する税金のまとめ
廃車に関する税金について解説してきました。車を廃車にすると重量税・自賠責保険料・自動車税が戻ってきます。車を廃車にする際は、ご自身で廃車される方は非常に少ないと思います。手間と時間がかかるため、ほとんどの方はインターネットなどで廃車買取業者を探して利用する方が多いです。廃車買取業者を利用して車を廃車にする場合、重量税・自賠責保険料・自動車税が戻ってこないケースがあります。税金を買取金額に含めずに車体の買取金額のみ提示される場合があります。廃車買取業者との商談時に税金のことを知っていれば、税金が含まれていないことをツッコむことができます。廃車買取業者に完全に素人と思われると廃車買取業者の言われるがままに話が進み数万円単位で損することもあります。税金のついての知識を持っていれば損することはありません。税金について知識を持っていれば、車体の買取金額にも多少アップする可能性があるかもしれません。
全国の廃車買取・事故車買取業者
全国47都道府県の廃車買取・事故車買取おすすめ業者をまとめました。
◇北海道・東北エリア
◇関東・甲信越エリア
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県
◇中部エリア
◇近畿エリア
◇中国・四国エリア
鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県
◇九州・沖縄エリア