令和4年9月1日に、対象期間に製作されたトヨタ自動車のノア・ヴォクシー等の計60,258台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたトヨタ自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
トヨタ自動車令和4年9月1日リコール情報
令和4年9月1日にリコール届出がされたトヨタ自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
トヨタ自動車のノア・ヴォクシー 令和4年9月1日リコール届出(5131)の対象車
令和4年9月1日にリコール届出がされたトヨタ自動車「ノア・ヴォクシー」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名: トヨタ ノア・ヴォクシー
型式:6BA-MZRA90W
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
車台番号:MZRA90-0001001~MZRA90-0017836
リコール対象車台数:7,561台①、②、③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月13日
車台番号:MZRA90-0001007~MZRA90-0017837
リコール対象車台数:9,258台①、③
対象期間:令和4年6月11日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA90-0017834~MZRA90-0021296
リコール対象車台数:1,041台②、③
対象期間:令和4年7月14日~令和4年8月8日
車台番号:MZRA90-0021289~MZRA90-0022891
リコール対象車台数:343台②
対象期間:令和4年6月11日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA90-0017781~MZRA90-0021253
リコール対象車台数:2,378③
対象期間:令令和3年12月1日
車台番号:MZRA90-8000000~MZRA90-8000002
リコール対象車台数:3台①、②、③
対象期間:令和3年12月1日
車台番号:MZRA90-8000003
リコール対象車台数:1台①、③
対象期間:令和4年2月4日~令和4年6月8日
型式:6BA-MZRA92WM
車台番号:ZRA92-0001023~MZRA92-0001419
リコール対象車台数:75台①、②、③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
車台番号:MZRA92-0001001~MZRA92-0001422
リコール対象車台数:347台①、③
対象期間:令和4年6月11日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA92-0001423~MZRA92-0001578
リコール対象車台数:25台②、③
対象期間:令和4年7月15日~令和4年8月8日
車台番号:MZRA92-0001586~MZRA92-0001647
リコール対象車台数:18台②
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA92-0001424~MZRA92-0001579
リコール対象車台数:131台③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月9日
型式:6BA-MZRA95WM
車台番号:ZRA95-0001003~MZRA95-0004472
リコール対象車台数:1,422台①、②、③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
車台番号:MZRA95-0001001~MZRA95-0004473
リコール対象車台数:2,044台①、③
対象期間:令和4年6月11日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA95-0004478~MZRA95-0005062
リコール対象車台数:141台②、③
対象期間:令和4年7月14日~令和4年8月8日
車台番号:MZRA95-0005051~MZRA95-0005397
リコール対象車台数:63台②
対象期間:令和4年6月11日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA95-0004474~MZRA95-0005075
リコール対象車台数:451台③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
型式:6AA-ZWR90W
車台番号:ZWR90-0001005~ZWR90-0014952
リコール対象車台数:4,272台①、②
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
車台番号:ZWR90-0001001~ZWR90-0014950
リコール対象車台数:9,667台①
対象期間:令和4年6月11日~令和4年8月9日
車台番号:ZWR90-0014824~ZWR90-0024030
リコール対象車台数:3,741台②
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月13日
車台番号:ZWR90-8000000~ZWR90-8003110
リコール対象車台数:807台①、②
対象期間:令和3年12月3日~令和4年6月6日
車台番号:ZWR90-8000003~ZWR90-8003098
リコール対象車台数:2,284台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月20日
車台番号:ZWR90-8003097~ZWR90-8003131
リコール対象車台数:16台②
対象期間:令和4年3月4日~令和4年6月9日
型式:6AA-ZWR92W
車台番号:ZWR92-0001007~ZWR92-0001084
リコール対象車台数:19台①、②
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月9日
車台番号:ZWR92-0001001~ZWR92-0001082
リコール対象車台数:65台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月28日
車台番号:ZWR92-0001087~ZWR92-0001141
リコール対象車台数:33台②
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
型式:6AA-ZWR95W
車台番号:ZWR95-0001005~ZWR95-0004431
リコール対象車台数:1,308台①、②
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月10日
車台番号:ZWR95-0001001~ZWR95-0004432
リコール対象車台数:2,118台①
対象期間:令和4年6月11日~令和4年8月8日
車台番号:ZWR95-0004434~ZWR95-0006417
リコール対象車台数:882台②
車名通称名: トヨタ ノア
型式:6BA-MZRA95W改
対象期間:令和4年4月26日,令和4年6月9日
車台番号:MZRA95-0004297,MZRA95-0004465
リコール対象車台数:2台①、②、③
対象期間:令和4年3月10日~令和4年5月24日
車台番号:MZRA95-0002820~MZRA95-0004370
リコール対象車台数:4台①、③
対象期間:令和4年6月16日~令和4年7月14日
車台番号:MZRA95-0004622~MZRA95-0005072
リコール対象車台数:3台②、③
対象期間:令和4年6月21日~令和4年7月11日
車台番号:MZRA95-0004720~MZRA95-0004993
リコール対象車台数:3台③
型式:6BA-MZRA97W
対象期間:令和4年2月26日~令和4年4月22日
車台番号:MZRA97-0001006~MZRA97-0001076
リコール対象車台数:3台①、②、③
対象期間:令和3年12月1日~令和4年6月9日
車台番号:MZRA97-0001001~MZRA97-0001081
リコール対象車台数:78台①、③
対象期間:令和4年6月17日~令和4年7月5日
車台番号:MZRA97-0001091~MZRA97-0001109
リコール対象車台数:6台②、③
対象期間:令和4年7月26日,令和4年8月8日
車台番号:MZRA97-0001132,MZRA97-0001133
リコール対象車台数:2台②
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月13日
車台番号:MZRA97-0001082~MZRA97-0001122
リコール対象車台数:35台③
車名通称名: トヨタ bZ4X
型式:ZAA-XEAM10
対象期間:令和4年3月2日~令和4年6月2日
車台番号:XEAM10-0001001~XEAM10-0001060
リコール対象車台数:42台①
型式:ZAA-YEAM15
対象期間:令令和4年3月2日~令和4年5月31日
車台番号:YEAM15-0001001~YEAM15-0001200
リコール対象車台数:70台①、③
車名通称名: レクサスNX250
型式:5BA-AAZA20
対象期間:令和3年11月15日~令和4年6月6日
車台番号:AAZA20-1001005~AAZA20-1001579
リコール対象車台数:491台①、②、③
期間:令和4年7月14日~令和4年8月8日
車台番号:AAZA20-1001001~AAZA20-1001564
リコール対象車台数:80台①、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月7日
車台番号:AAZA20-1001550~AAZA20-1001704
リコール対象車台数:115台②、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月11日
車台番号:AAZA20-1001581~AAZA20-1001701
リコール対象車台数:18台③
対象期間:令和3年11月29日~令和4年6月14日
車台番号:AAZA20-6000002~AAZA20-6000170
リコール対象車台数:146台①、②、③
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月13日
車台番号:AAZA20-6000000~AAZA20-6000176
リコール対象車台数:28台①、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月18日
車台番号:AAZA20-6000172~AAZA20-6000279
リコール対象車台数:82台②、③
対象期間:令和4年7月18日
車台番号:AAZA20-6000281
リコール対象車台数:1台②
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月11日
車台番号:AAZA20-6000175~AAZA20-6000274
リコール対象車台数:22台③
型式:5BA-AAZA2
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月3日
車台番号:5AAZA25-1001001~AAZA25-1001115
リコール対象車台数:104台①、②、③
対象期間:令和3年9月1日~令和4年5月31日
車台番号:AAZA25-1001002~AAZA25-1001113
リコール対象車台数:10台①、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年6月29日
車台番号:AAZA25-1001114~AAZA25-1001136
リコール対象車台数:17台②、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年6月24日
車台番号:AAZA25-1001116~AAZA25-1001132
リコール対象車台数:5台③
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月3日
車台番号:AAZA25-6000000~AAZA25-6000021
リコール対象車台数:20台①、②、③
対象期間:令和3年12月27日,令和3年12月28日
車台番号:AAZA25-6000011,AAZA25-6000013
リコール対象車台数:2台①、③
対象期間:令和4年6月15日~令和4年7月11日
車台番号:AAZA25-6000022~AAZA25-6000044
リコール対象車台数:19台②、③
対象期間:令和4年6月15日~令和4年7月4日
車台番号:AAZA25-6000023~AAZA25-6000037
リコール対象車台数:4台③
車名通称名: レクサスNX350
型式:5BA-TAZA25
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月14日
車台番号:TAZA25-1001001~TAZA25-1001864
リコール対象車台数:807台①、②、③
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月3日
車台番号:TAZA25-1001007~TAZA25-1001801
リコール対象車台数:35台①、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月15日
車台番号:TAZA25-1001826~TAZA25-1002047
リコール対象車台数:186台②、③
車名通称名: レクサスNX350
型式:5BA-TAZA25
対象期間:令和4年7月14日
車台番号:TAZA25-1002048
リコール対象車台数:1台②
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月4日
車台番号:TAZA25-1001858~TAZA25-1002042
リコール対象車台数:13台③
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月14日
車台番号:TAZA25-6000000~TAZA25-6000236
リコール対象車台数:220台①、②、③
対象期間:令和3年11月29日~令和4年6月3日
車台番号:TAZA25-6000002~TAZA25-6000216
リコール対象車台数:16台①、③
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月14日
車台番号:TAZA25-6000237~TAZA25-6000384
リコール対象車台数:135台②、③
対象期間:令和4年7月25日
車台番号:TAZA25-6000385
リコール対象車台数:1台②
対象期間:令和4年6月14日~令和4年7月8日
車台番号:TAZA25-6000245~TAZA25-6000369
リコール対象車台数:12台③
車名通称名: レクサスNX350h
型式:6AA-AAZH20
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月6日
車台番号:AAZH20-1001001~AAZH20-1002905
リコール対象車台数:1,797台①、②
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月3日
車台番号:AAZH20-1001006~AAZH20-1002902
リコール対象車台数:100台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月18日
車台番号:AAZH20-1002820~AAZH20-1003084
リコール対象車台数:166台②
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月16日
車台番号:AAZH20-6000000~AAZH20-6000972
リコール対象車台数:918台①、②
対象期間:令和3年11月30日~令和4年6月6日
車台番号:AAZH20-6000016~AAZH20-6000934
リコール対象車台数:51台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月28日
車台番号:AAZH20-6000969~AAZH20-6001187
リコール対象車台数:206台②
型式:6AA-AAZH25
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月6日
車台番号:AAZH25-1001001~AAZH25-1002286
リコール対象車台数:1,253①、②
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月2日
車台番号:AAZH25-1001002~AAZH25-1002264
リコール対象車台数:26①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月14日
車台番号:AAZH25-1002277~AAZH25-1002413
リコール対象車台数:125台②
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月13日
車台番号:AAZH25-6000000~AAZH25-6000421
リコール対象車台数:408台①、②
対象期間:令和3年12月9日~令和4年3月25日
車台番号:AAZH25-6000070~AAZH25-6000391
リコール対象車台数:14台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月12日
車台番号:AAZH25-6000422~AAZH25-6000494
リコール対象車台数:71台②
車名通称名: レクサスNX450h+
型式:6LA-AAZH26
対象期間:令和3年9月1日~令和4年6月14日
車台番号:AAZH26-1001002~AAZH26-1002602
リコール対象車台数:1,550台①、②
対象期間:令和3年9月1日~令和4年5月13日
車台番号:AAZH26-1001001~AAZH26-1002522
リコール対象車台数:33台①
対象期間:令和4年6月13日~令和4年7月1日
車台番号:AAZH26-1002545~AAZH26-1002690
リコール対象車台数:96台②
車名通称名: スバルソルテラ
型式:ZAA-XEAM10X
対象期間:令和4年3月30日~令和4年4月21日
車台番号:XEAM10-0001021~XEAM10-0001051
リコール対象車台数:10台①
型式:ZAA-YEAM15X
対象期間:令和4年3月28日~令和4年5月23日
車台番号:YEAM15-0001032~YEAM15-0001190
リコール対象車台数:82台①
トヨタ自動車「ノア・ヴォクシー」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたトヨタ自動車(ノア・ヴォクシー)等の不具合の部位は、
- かじ取り装置(LTA※レーントレーシングアシスト用制御コンピュータ)
- その他(ディスプレイオーディオ)
- 制動装置(ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ)
不具合の状況及び原因は、
- 運転支援装置のLTA※において、制御プログラムが不適切なため、ハンドル舵角の中立位置のずれにより、LTAでのハンドル操舵の補正が不足するものがあります。そのため、カーブと車両速度の状況によっては、早期に警報が作動して、運転者による操舵が必要となり、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがあります。
※LTA(レーントレーシングアシスト:レーダークルーズコントロールの作動中車線維持に必要なハンドル操作を支援するシステム) - ディスプレイオーディオにおいて、制御プログラムが不適切なため、ナビのルート案内中に車両を再始動し、直後にパノラミックビューモニターの映像を表示した場合、ナビ案内図を車両左側の映像に重ねて表示する場合があります。そのため、車両左側の映像が確認できず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しないおそれがある。
- 電動パーキングブレーキにおいて、制御コンピュータ電源回路の異常検出プログラムが不適切なため、回路内で発生する一時的な応答遅れを異常と誤判定することがあります。そのため、警告灯が点灯して、電動パーキングブレーキが作動しないおそれがあります。
改善内容としては、
- 全車両、レーントレーシングアシスト用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。
- 全車両、ディスプレイオーディオ用制御プログラムを対策仕様に修正する。
- 全車両、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。
発見の動機は①②社内からの情報、③市場からの情報となり、不具合の発生件数は①②0件 ③15件です。事故の有無は無しとなっています。
トヨタ自動車「ノア・ヴォクシー」とはどんな車?
今回リコールの届出があったトヨタ自動車のノア・ヴォクシーは、2022年1月に8年ぶりにフルモデルチェンジを発表しました。まず今回のフルモデルチェンジで大きく変わった点の一つは、すべてのグレードにおいてボディサイズが拡大し3ナンバーボディになったことです。全長4,695mm、全幅1,730mm、全高1,895mmのボディに、ホイールベースは2,850mmとなっています。ただボディは大きくなったものの、新たに搭載されたパワーユニットによってモーターなどの重量シェアが大きい部分を小型化することに成功していて、より低燃費なモデルとなっています。こちらでは、最新のノア・ヴォクシーについて詳しくご紹介します。
ノア・ヴォクシー最新モデルに搭載されるシステムとは
2022年初頭に販売を開始した新型ノア・ヴォクシーには、新たに様々な安全性能や運転性能を支援する最新技術が搭載されています。まず一つ目が高度運転支援です。スイッチにより駐車操作を支援する機能のことをアドバンストパークといいます。アドバンストパークは、センサーによって周囲を検知し監視しながら、駐車操作をクルマが行います。もしも障害物等があるときは、警報を鳴らし、ブレーキによる制動制御も行うため、安心です。走行中、前方の歩行者や自転車運転者。自動二輪車などもレーダーで検知し、制動制御を行い衝突回避するため安心して走行することがきできます。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
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