令和5年7月14日に、対象期間に製作された日産自動車のノートオーラ計6,434台(届出番号5326)についてのリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届け出がされた日産自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。


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日産自動車令和5年7月14日リコール情報

令和5年7月14日にリコール届出がされた日産自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

日産自動車(ノートオーラ)令和5年7月14日リコール届出(5326)の対象車

令和5年7月14日にリコール届出がされた日産自動車「ノートオーラ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:日産自動車ノートオーラ

型式:6AA-FE13
 車台番号:FE13-220930 ~ FE13-293107
対象期間:令和4年4月1日 ~ 令和4年10月20日
 リコール対象車台数:6,434台

日産自動車「ノートオーラ」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(ノートオーラ)の不具合の部位は、前照灯(ヘッドランプ)です。

不具合の状況及び原因は、右側前照灯において、車両生産工場の光軸調整設備の設定が不適切な状態で検査、調整を行ったため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。

改善内容としては、全車両、右側前照灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。

車両生産工場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車(ノート)令和5年7月14日リコール届出(5350)の対象車

令和5年7月14日にリコール届出がされた日産自動車「ノート」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:日産ノート e-POWER車

型式:DAA-HE12
 車台番号:HE12-000043 ~ HE12-422955
対象期間:平成28年8月25日 ~ 令和2年10月6日
 リコール対象車台数:289,827台

型式:DAA-SNE12
 車台番号:SNE12-000043 ~ SNE12-035449
対象期間:平成30年6月11日 ~ 令和2年10月5日
 リコール対象車台数:25,085台

車名通称名:日産セレナ e-POWER車

型式:DAA-HC27 6AA-HC27
 車台番号:HC27-000004 ~ HC27-026454
対象期間:平成30年1月30日 ~ 令和2年12月9日
 リコール対象車台数:15,192台

型式:DAA-HFC27 6AA-HFC27
 車台番号:HFC27-000019 ~ HFC27-103926
対象期間:平成29年12月27日 ~ 令和3年4月13日
 リコール対象車台数:87,731台

車名通称名:日産MTキックス

型式:6AA-P15
 車台番号:P15-000068 ~ P15-067927
対象期間:令和2年5月18日 ~ 令和4年3月23日
 リコール対象車台数:66,190台

日産自動車「ノート」等の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(ノート等)の不具合の部位は、原動機(ブローバイホース)です。

不具合の状況及び原因は、発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足しています。このため、使用過程においてプロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生し、最悪の場合、エンジンが始動せず、走行中にモーターが停止し、走行できなくなるおそれがあります。

改善内容としては、全車両、当該ブローバイホースを対策品(プロテクタ延長品)と交換します。

市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は53件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車(セレナ)令和5年7月14日リコール届出(5351)の対象車

令和5年7月14日にリコール届出がされた日産自動車「セレナ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:日産セレナ e-POWER車

型式:DAA-HC27 6AA-HC27
 車台番号:HC27-000004 ~ HC27-028930
対象期間:平成30年1月30日 ~ 令和3年8月23日
 リコール対象車台数:17,700台

型式:DAA-HFC27 6AA-HFC27
 車台番号:HFC27-000019 ~ HFC27-121077
対象期間:平成29年12月27日 ~ 令和3年8月25日
 リコール対象車台数:109,100台

日産自動車「セレナ」等の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(セレナ等)の不具合の部位は、電気装置(エンジンルームハーネス) です。

不具合の状況及び原因は、エンジンルームハーネスにおいて、開発時の検証不足によりハーネスの配策に不備があり、エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端がハーネス保護材のスリット部に位置した場合、ハーネス保護材内側に入り込み、直接、電線配線と接触しているものが有ります。そのため、このまま使用を続けると、電気配線の被覆が損傷し、ボルトの先端が芯線に接触することで短絡し、最悪の場合、走行中にモーターが停止し走行できなくなるおそれがあります。

改善内容としては、全車両、エンジン制御用コントロールユニット固定用ボルトの先端に樹脂キャップを装着します。なお、当該ハーネス被覆が損傷していた場合は修理します。

市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は19件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車(セレナ)令和5年7月14日リコール届出(5352)の対象車

令和5年7月14日にリコール届出がされた日産自動車「セレナ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:日産ノート インテリジェンスクルーズコントロール付車

型式:DAA-HE12
 車台番号:HE12-120010 ~ HE12-422955
対象期間:平成29年8月21日 ~ 令和2年10月5日
 リコール対象車台数:88,133台
型式:DAA-SNE12
 車台番号:SNE12-000043 ~ SNE12-035448
対象期間:平成30年6月11日 ~ 令和2年10月5日
 リコール対象車台数:10,189台

車名通称名:日産ノート プロパイロット付車

型式:6AA-E13
 車台番号:E13-000122 ~ E13-102293
対象期間:令和2年11月12日 ~ 令和4年8月31日
 リコール対象車台数:35,840台
型式:6AA-SNE13
 車台番号:SNE13-100023 ~ SNE13-120407
対象期間:令和3年2月26日 ~ 令和4年8月22日
 リコール対象車台数:7,511台

車名通称名:日産ノートオーラ プロパイロット付車

型式:6AA-FE13
 車台番号:FE13-200083 ~ FE13-230736
対象期間:令和3年5月14日 ~ 令和4年8月22日
 リコール対象車台数:25,751台
型式:6AA-FSNE13
 車台番号:FSNE13-500073 ~ FSNE13-508243
対象期間:令和3年5月17日 ~ 令和4年8月8日
 リコール対象車台数:7,038台

車名通称名:日産セレナ

型式:DAA-HC27 6AA-HC27
 車台番号:HC27-000004 ~ HC27-032401
対象期間:平成30年1月30日 ~ 令和4年8月24日
 リコール対象車台数:25,751台
型式:DAA-HFC27 6AA-HFC27
 車台番号:HFC27-000019 ~ HFC27-147386
対象期間:平成29年12月27日 ~ 令和4年8月23日
 リコール対象車台数:135,249台

車名通称名:日産リーフ

型式:ZAA-ZE1
 車台番号:ZE1-000081 ~ ZE1-212614
対象期間:平成29年8月23日 ~ 令和5年3月6日
 リコール対象車台数:81,132台

車名通称名:日産MTキックス

型式:6AA-P15
 車台番号:P15-000068 ~ P15-067927
対象期間:令和2年5月18日 ~ 令和4年3月23日
 リコール対象車台数:66,190台

日産自動車「セレナ」等の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされた日産自動車(セレナ等)の不具合の部位は、電子制御装置(ビークルコントロールモジュール)  です。

不具合の状況及び原因は、e-POWER車及び電気自動車のビークルコントロールモジュールにおいて、開発時にモーター出力制御プログラムの評価が不十分なため、プログラムに不備があります。このため、クルーズコントロール(インテリジェントクルーズコントロール、プロパイロットを含む)による走行を終了した直後に特定の操作をした場合に、意図しない加速をするおそれがあります。

改善内容としては、全車両、ビークルコントロールモジュールの制御プログラムを修正します。

社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。

日産自動車の車名にある「ニッサンMT」の意味とは?

今回リコールの届け出があった日産自動車のキックスですが、リコール届出の車名や車検証記載の車名部分で、他車ではニッサンと表記があるところが、ニッサンMTと記載されています。このニッサンMTと、ニッサンの違いをご存知でしょうか。

ニッサンMTは生産工場が海外工場であるという意味

ニッサンMTは、正しくはNissan Motor Thailand Ltd.となり、タイ日産自動車で生産された車という意味をもっています。ニッサンMTは、(タイ日産)は、1973年に日産自動車と技術連携を行うサイアムモーターの子会社【サイアムモータース・アンド・ニッサン】としてスタートし、2001年に経営権がサイアムモーターから日産自動車に移行、2009年にタイ日産自動車に車名を変更しました。2010年生産のマーチや、2016年生産のラティオにつづき、2020年には今回リコール届出のあったキックスもタイ日産で生産されて、日本仕様車が逆輸入される形で日本に輸入されて販売されています。

リコール対象車ってなに?

疑問

リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。

リコール

リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。

改善対策

改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。

サービスキャンペーン

サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。

リコール対象車になったら?

車点検

所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。

メーカーで点検・修理をしてもらう

所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。

リコール対象車を放っておいた場合

所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。

中古車であってもリコール対象

所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうか過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。

リコール対象車の調べ方

スマホ検索

所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?

リコール情報検索アプリで調べる

リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。

GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード

Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード

リコール・不具合情報検索システムで調べる

リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。

リコール対象車をお得に廃車する方法

お金と車

リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

リコール対象歴があっても売却が可能

リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。

廃車買取業者へ依頼

リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。

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