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ホンダNSX生産終了!ファイナルモデル国内30台限定は即完売

日本政府が2050年までの実現を宣言したカーボンニュートラルや、脱ガソリン車の目標を2030年までに掲げた東京都知事からの発信等もあり、ガソリン車から電気自動車や燃料電池車へと自動車製造の基盤を移行することを発表する自動車製造メーカーが増えています。

【エンジンのホンダ】、【ホンダのNAエンジン】と言われていて、内燃機関における技術の高さが知られている自動車製造メーカーのホンダ(本田技研工業株式会社)の三船社長も、欧州連合市場が2035年にはガソリン車の新車販売を事実上禁止すると示したことを受け、脱ガソリン車の目標時期を掲げていた2040年よりさらに前倒しする可能性があると示唆。
※2021年7月16日に受けた新聞社の取材時

エンジンのホンダと言われる理由

ホンダのエンジンというと自然吸気エンジン、NA(ナチュラルアスピレーションまたはノーマルアスピレーション)エンジンをイメージする車好きの方も多いのではないでしょうか。実は、2021年現在販売されているホンダのスポーツタイプの車は過給機によるターボエンジン搭載が主なのですが、自然吸気エンジン搭載の名車といわれるスポーツカーを長く販売していたため、その印象が強いといわれているのです。

3つの特徴をもつNAエンジン

ホンダのNAエンジンの特徴というと【パワー、レスポンス、出力密度】の揃った内燃機関です。特にホンダのVTECエンジンは、広く知られている高出力実用エンジンです。1989年に販売されたインテグラに搭載されたB16A型エンジンが、初めて採用されたVTECエンジンでした。その後シビックやCR-Xなど、ホットハッチといわれるスポーツタイプの走行性が高いハッチバック車に搭載されることで、VTECエンジンは加速性能の高いホンダのエンジンの代表格となりました。

NA(VTECエンジン)搭載の名車といえば

自然吸気エンジン搭載のホンダを代表するスポーツカーというと、初代NSXを挙げる方が多いのではないでしょうか。NSXはNewSportsCarと未知数のXを合わせた車名がつけられたホンダのスポーツカーです。1990年に初代モデルの販売を開始し、2021年で販売から31年目となっています。現在は2016年にモデルチェンジをしたため2代目モデルが販売中です。初代モデルは、NA(自然吸気)のVTECエンジンでしたが、2代目モデルからはターボエンジン搭載車となったため、NAエンジンを好むユーザーからはターボエンジン搭載車となったことを惜しむ声も多かったようです。

脱ガソリン車を目標に自動車はどう変わる

ガソリン車は、ガソリンを燃料にエンジンを駆動し、車を動かしています。電気自動車はエンジンを必要としないため、内燃機関を搭載していません。

エンジンが必要なくなる?電気自動車の仕組みとは

電気自動車はなぜエンジンがなくても動くことが出来るのか?車というと燃料(ガソリンや軽油)によってエンジンが内燃し、生まれたエネルギーが動力となっていましたが、電気自動車の仕組みにはエンジンもガソリンタンクも必要ではないのです。こちらでは、電気自動車の仕組みについて解説します。

エンジンはなくモーターによって動く

電気自動車を動かしているのはモーターです。モーターは、アクセルを踏み込むとバッテリーからの電力供給を受けます、その電力でモーターは回転し車は前に進みます。さらに車が前に進み、タイヤが回転するとモーターも強制的に回転することになり、モーター自体が発電機となるため電気自動車は走行しながら充電ができる仕組みとなっているのです。

ハイブリッド車と電気自動車の違い

電気自動車はエンジンを搭載しておらず、モーターと大容量バッテリーのみで動くためガソリンタンクも必要としません。ところが、低燃費車として知られているハイブリッド車には、ガソリンが必要となります。

ハイブリッド車とは

ハイブリッド車とは、異なる動力源を複合して走行できる自動車の総称です。異なる動力源とは、エンジンとモーターのことです。多くのハイブリッド車に搭載されている仕組みは、発進時から低速走行中は電気モーターが動力源となり、安定したスピードで走行している間はガソリンエンジンによって走行、急加速時はモーターとエンジンどちらも使用するように切り替えされるようになっています。

一時停止からの発進時など、燃料を使うタイミングであった部分がモーターによる発進になるため、ハイブリッド車は燃費効率が良い車として知られています。ただし、内燃機関とモーターどちらも搭載するため、ガソリン車とハイブリッド車の新車価格を比べると、ハイブリッド車が高額になるのです。ちなみに、住宅地等で車を発進させようとすると、今まではエンジン音が響くことから早朝や深夜の騒音トラブルが起こりやすかったのですが、モーターによる発進が静かなため対策としてハイブリッド車は良いとされています。

まとめ

ホンダは2021年4月の報告時に2040年までに新車すべてをEVまたはFCVへと変更すると、脱ガソリン車の目標を掲げていましたが、先述したようにさらに前倒しする可能性もあるようです。ホンダからエンジン搭載車はなくなってしまうのでしょうか。