令和3年10月14日に、対象期間に輸入されたいすゞ自動車のギガの計14,159台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたいすゞ自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
いすゞ自動車令和3年10月14日リコール情報
令和3年10月14日にリコール届出がされたいすゞ自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
いすゞ自動車(ギガ)令和3年10月14日リコール届出の対象車
令和3年10月14日にリコール届出がされたいすゞ自動車「ギガ」とその他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:いすゞ自動車 ギガ
型式:2KG-CVR60C
車台番号:CVR60C-7000002~CVR60C-7000068
対象期間:平成29年9月29日~令和元年10月2日
リコール対象車台数:44台
型式:2KG-CVR77C 2PG-CVR77C
車台番号:CVR77C-7000003~CVR77C-7000005
対象期間:平成29年11月6日~令和元年7月29日
リコール対象車台数:3台
型式:2KG-CXE60C
車台番号:CXE60C-7000007
対象期間:平成30年7月2日
リコール対象車台数:1台
型式:2KG-CXE77C 2PG-CXE77C
車台番号:CXE77C-7000001~CXE77C-7000052
対象期間:平成29年8月7日~令和元年9月14日
リコール対象車台数:30台
型式:2KG-CXG60CT
車台番号:CXG60CT-7000002~CXG60CT-7000003
対象期間:令和元年5月7日~令和元年5月7日
リコール対象車台数:2台
型式:2KG-CXG77C 2PG-CXG77C
車台番号:CXG77C-7000001~CXG77C-7000052
対象期間:平成29年11月7日~令和元年7月25日
リコール対象車台数:22台
型式:2KG-CXM60CT
車台番号:CXM60CT-7000002~CXM60CT-7000059
対象期間:平成29年10月25日~令和元年10月9日
リコール対象車台数:37台
型式:2KG-CXM77C 2PG-CXM77C
車台番号:CXM77C-7000001~CXM77C-7000006
対象期間:平成30年2月2日~令和元年8月21日
リコール対象車台数:6台
型式:2KG-CXY77CJ 2PG-CXY77CJ
車台番号:CXY77CJ-7000001~CXY77CJ-7000076
対象期間:平成29年7月10日~令和元年9月27日
リコール対象車台数:58台
型式:2KG-CXZ60CT
車台番号:CXZ60CT-7000003~CXZ60CT-7000304
対象期間:平成29年7月10日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:180台
型式:2KG-CXZ77CT 2PG-CXZ77CT
車台番号:CXZ77CT-7000006~CXZ77CT-7003437
対象期間:平成29年6月2日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:2,034台
型式:2KG-CYE60CM
車台番号:CYE60CM-7000001~CYE60CM-7000214
対象期間:平成29年7月19日~令和元年10月8日
リコール対象車台数:119台
型式:2PG-CYE77CZ
車台番号:CYE77CZ-7000003~CYE77CZ-7000014
対象期間:平成29年6月15日~平成31年2月8日
リコール対象車台数:9台
型式:2KG-CYG60CM
車台番号:CYG60CM-7000004~CYG60CM-7000340
対象期間:平成29年7月10日~令和元年10月11日
リコール対象車台数:191台
型式:2KG-CYH77C 2PG-CYH77C
車台番号:CYH77C-7000002~CYH77C-7000262
対象期間:平成29年7月4日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:191台
型式:2KG-CYJ77C 2KG-CYJ77CA 2PG-CYJ77C 2PG-CYJ77CA
車台番号:CYJ77C-7000023~CYJ77C-7010338
対象期間:平成29年6月13日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:5,646台
型式:2PG-CYJ77C
車台番号:CYJ77CL-7000001~CYJ77CL-7000014
対象期間:平成29年10月17日~平成31年4月8日
リコール対象車台数:9台
型式:2DG-CYJ77CW
車台番号:CYJ77CW-7000002~CYJ77CW-7000033
対象期間:平成30年7月27日~令和元年9月13日
リコール対象車台数:20台
型式:2KG-CYJ77C Z2PG-CYJ77C
車台番号:CYJ77CZ-7000001~CYJ77CZ-7000067
対象期間:平成29年10月23日~令和元年9月11日
リコール対象車台数:42台
型式:2KG-CYL60C
車台番号:CYL60C-7000003~CYL60C-7000046
対象期間:平成29年10月24日~令和元年7月31日
リコール対象車台数:22台
型式:2KG-CYL77C 2KG-CYL77CA 2PG-CYL77C 2PG-CYL77CA
車台番号:CYL77C-7000012~CYL77C-7003395
対象期間:平成29年5月25日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:1,843台
型式:2KG-CYL77CM 2PG-CYL77CM
車台番号:CYL77CM-7000001~CYL77CM-7000259
対象期間:平成29年6月23日~令和元年10月10日
リコール対象車台数:147台
型式:2KG-CYL77CZ 2PG-CYL77CZ
車台番号:CYL77CZ-7000001~CYL77CZ-7000149
対象期間:平成29年8月31日~令和元年9月27日
リコール対象車台数:74台
型式:2KG-CYM77C 2PG-CYM77C
車台番号:CYM77C-7000001~CYM77C-7000036
対象期間:平成29年5月31日~令和元年9月28日
リコール対象車台数:139台
型式:2KG-CYM77CM 2PG-CYM77CM
車台番号:CYM77CM-7000001~CYM77CM-7000291
対象期間:平成29年5月26日~令和元年10月14日
リコール対象車台数:181台
型式:2KG-CYM77CZ 2PG-CYM77CZ
車台番号:CYM77CZ-7000002~CYM77CZ-7000003
対象期間:平成30年6月26日~令和元年5月18日
リコール対象車台数:2台
型式:2KG-CYY60CY
車台番号:CYY60CY-7000009
対象期間:平成30年9月8日
リコール対象車台数:1台
型式:2KG-CYY77C 2PG-CYY77C
車台番号:CYY77C-7000007~CYY77C-7000324
対象期間:平成29年9月12日~令和元年10月14日
リコール対象車台数:182台
型式:2KG-CYY77CJ 2PG-CYY77CJ
車台番号:CYY77CJ-7000002~CYY77CJ-7000088
対象期間:平成29年9月7日~令和元年9月18日
リコール対象車台数:54台
型式:2KG-CYY77CY 2PG-CYY77CY
車台番号:CYY77CY-7000002~CYY77CY-7000382
対象期間:平成29年6月22日~令和元年10月10日
リコール対象車台数:230台
型式:2KG-CYZ77C 2PG-CYZ77C
車台番号:CYZ77C-7000004~CYZ77C-7000470
対象期間:平成29年6月20日~令和元年10月15日
リコール対象車台数:284台
車名通称名:いすゞ自動車 フォワード
型式:2KG-FVZ60U2
車台番号:FVZ60-7000013~FVZ60-7000326
対象期間:平成30年6月15日~令和元年10月26日
リコール対象車台数:202台
車名通称名:いすゞ自動車 エルフ
型式:2PG-NKR88YN 2RG-NKR88YN
車台番号:NKR88Y-7000010~NKR88Y-7000151
対象期間:平成30年3月21日~平成30年10月26日
リコール対象車台数:138台
型式:2PG-NPR88YN 2RG-NPR88YN
車台番号:NPR88Y-7000025~NPR88Y-7001326
対象期間:平成30年3月6日~平成30年10月27日
リコール対象車台数:1,290台
車名通称名:UDトラックス コンドル
型式:2KG-BVZ60U2
車台番号:BVZ60-7000002~BVZ60-7000031
対象期間:平成30年9月27日~令和元年10月8日
リコール対象車台数:25台
いすゞ自動車「ギガ」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたいすゞ自動車(ギガ、その他)の不具合の部位は排出ガス発散防止装置(差圧センサ)です。
不具合の状況及び原因は、トラックの排出ガス発散防止装置において、差圧センサに組み付ける差圧ホースの材質が不適切なため、当該ホースから放出されるヨウ素により差圧センサの回路が腐食し断線するものがある。そのため、エンジン警告灯が点灯し、EGRバルブの制御を停止することにより排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、差圧ホースを対策品に交換し、差圧センサを新品に交換します。
こちらは、市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は90件、事故の有無は無となっています。
いすゞ自動車「ギガ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった大型トラックのギガは、1916年創業のいすゞ自動車が1994年から単車系を、1995年からトラクタを生産・販売しています。単車系は2015年に、トラクタは2016年にフルモデルチェンジを行っており、現在はどちらも2代目モデルが販売中です。こちらでは、いすゞ自動車のギガについて詳しくご紹介します。
大型トラックのギガが搭載する最新予防安全技術とは
いすゞ自動車から販売されている大型トラック「ギガ」は、最新の予防安全技術を搭載しています。
その一つが、プリクラッシュブレーキです。プリクラッシュブレーキとは、衝突回避支援と衝突被害を軽減するブレーキシステムです。ギガが走行中に、フロントに装着されたミリ波レーダーとカメラによって常に車両前方を検知していて、先行車との車間距離や、歩行者との距離によって警報やブレーキ制御を行います。また、距離によって衝突の恐れが高まった場合は、早いタイミングで制御だけでなく、フル制動し衝突を回避するサポート機能となっています。
さらに全車速ミリ波車間クルーズは、前方を走行する車との適切な車間距離を維持するため、近づきすぎた場合は停車を保持し、先行車が動き出すとゆるやかに加速、また先行車がスピードを落とすと車間距離が狭くなることを察知し減速します。高速道路などでの渋滞時などドライバーアシストによって、疲労軽減と安全運行をサポートする機能です。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。