令和2年8月27日に、平成15年11月21日~令和元年12月17日に輸入されたベンツ計18,379台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたベンツの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車の検索方法やリコール対象車だった場合の対応方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ベンツ令和2年8月27日リコール情報
令和2年8月27日にリコール届出がされたベンツ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ベンツ令和2年8月27日リコール届出の対象車1
令和2年8月27日にリコール届出がされたベンツ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:A180、A180 セダン、A200d
型式:5BA-177084M、5BA-177084、5BA-177184、3DA-177012
車台番号:WDD1770842J046980~WDD1770842J047894、WDD1770842J014434~WDD1770842J058140、WDD1770842J014441~WDD1770842J072978、WDD1771842W003921、WDD1770122J040432~WDD1770122J040468
リコール対象車台数:計4,545台
ベンツの不具合状況と改善内容1
今回リコール届出がされたベンツの不具合状況は、エアコンのエバポレータにおいて、排水ホースの組付けが不適切なため、車室内に凝縮水が漏れ出すものがあるとのことです。そのため床下が浸水して電気配線に腐食や短絡が発生し、最悪の場合エアバッグが適切に作動しない、または走行中にエンジンストールが発生するおそれがあります。改善内容としては、全車両排水ホースの組付け状態を点検し、正しく装着されていない場合は組付けの修正を行います。なお、凝縮水の漏れによって部品に損傷等が発生している場合は、該当する部品を新品に交換を行います。
ベンツ令和2年8月27日リコール届出の対象車2
令和2年8月27日にリコール届出がされたベンツ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:ビアノ、ビアノ3.2、V350、V350
型式:GH-639811、ZZ-639603、GH-639811C、ABA-639811、ABA-639811、ABA-639350、ABA-639350A、ABA-639811C、ABA-639350C、ABA-639350T、-639350-、-639350C-
車台番号:WDF63981323013195~WDF63981323223238、WDF63981123001951~WDF63981123202097、WDF63960323075842、WDF63981123001970~WDF63981123184562、WDF63981323238546~WDF63981323366995、WDF63981123264800~WDF63981123366507、WDF63981323340999~WDF63981323735591、WDF63981123360572~WDF63981123733133、WDF639813A3535833~WDF639813A3588467、WDF639811A3539866~WDF639811A3588079、WDF63981323613478~WDF63981323886588、WDF63981123738382~WDF63981123884081、WDF63981123238839~WDF63981123366680、WDF63981123340811~WDF63981123737528、WDF639811A3536066~WDF639811A3587143、WDF63981123736114~WDF63981123884971、WDF639813A3593476、WDF639811A3593090
リコール対象車台数:計9,836台
ベンツの不具合状況と改善内容2
今回リコール届出がされたベンツの不具合状況は、燃料タンクに装着されている燃料ポンプにおいて車両搭載時の組み付けが不適切なため、リターンノズルに引張力がかかっているものがあるとのことです。そのため使用過程での負荷により当該リターンノズルに亀裂が生じ、燃料が漏れるおそれがあります。改善内容としては、全車両、燃料ポンプと燃料ホースを新品に交換し適切に組み付けます。
ベンツ令和2年8月27日リコール届出の対象車3
令和2年8月27日にリコール届出がされたベンツ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:G350d、G550、メルセデスAMGG63
型式:3DA-463349、ABA-463260、3BA-463260、ABA-463276
車台番号:WDB4633492X314673~WDB4633492X333739、WDB4632601X297563~WDB4632601X332262、WDB4632601X333686、WDB4632761X298697~WDB4632761X333750、WDB4632762X302243~WDB4632762X333724
リコール対象車台数:計3,870台
ベンツの不具合状況と改善内容3
今回リコール届出がされたベンツの不具合状況は、ディファレンシャルロックシステムにおいて、コントロールユニット内の構成部品の材料選定が不適切なため、アクスルオイルから発生するガスにより電気的な障害が発生することがあるとのことです。そのため、警告灯の点灯と共に ABS や横滑り防止装置(ESP)の作動が停止して、最悪の場合、滑りやすい路面等で車両の挙動が不安定になり事故を起こすおそれがあります。改善内容としては、全車両、前後軸のディファレンシャルロックシステムを対策品に交換を行います。
ベンツ令和2年8月27日リコール届出の対象車4
令和2年8月27日にリコール届出がされたベンツ対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:G550、メルセデス AMGGT、 メルセデス AMGGT S、 メルセデス AMGGT R
型式:ABA-463234、CBA-190377、CBA-190378、ABA-190379
車台番号:WDB4632341X244037~WDB4632341X290923、WDD1903771A004159~WDD1903771A012527、WDD1903772A003833~WDD1903772A012356、WDD1903781A000173~WDD1903781A012621、WDD1903782A002962~WDD1903782A012758、WDD1903791A012183
リコール対象車台数:計128台
ベンツの不具合状況と改善内容4
今回リコール届出がされたベンツの不具合状況は、エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両へ搭載する仕様の管理が不適切なため、正規と異なる仕様のプログラムを搭載しているとのことです。そのため、冷間時に行うアイドルアップ制御が正しく作動せず、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがあります。改善内容としては、全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換えを行います。
リコール対象車とは
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことです。車のリコール制度やリコール対象車になった場合の対応についてご説明いたします。
車のリコール制度
車のリコール制度とは、車の故障や事故を未然に防ぐことを目的として設けられた制度です。リコール対象車となった車は、自動車メーカーから無料で点検・修理をしてもらうことが可能です。所有している車がリコール対象車となった場合は、自動車メーカーからリコール通知が届きます。またリコールに期限はありません。
リコール対象車になったら
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。リコール通知が届いたら自動車メーカーに連絡をし、出来るだけ早めに点検・修理を行ってもらうようにしましょう。リコール対象車になったからといって、すぐに故障する可能性があるというわけではありませんが、リコール制度は故障や事故を事前に防ぐための制度になりますので、はやめの対応をおすすめいたします。また、リコール対象は新車購入に限らず中古車購入している車であっても対象となっており、自動車メーカーから無料で点検・修理をしてもらうことが可能です。
リコール対象車の検索方法
所有している車がリコール対象となった場合、基本的にはリコール通知が届きます。しかし、住所変更登録などを行っていない場合など、リコール通知が届かないケースも考えられます。では、そのような場合リコール対象車かどうかをどのように調べればよいのでしょうか?つぎに、リコール対象車の検索方法についてご紹介いたします。検索方法は簡単ですので、気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。検索する際は車検証をご準備ください。
アプリを使ってリコール検索
リコール対象車かどうかをスマートフォンで簡単に調べることができる「リコール情報検索」という便利なアプリがあります。このリコール情報検索アプリは、国産四駆自動車(乗用車・トラック・バス)、国産二輪車(原付第一種・原付第二種・軽二輪車・小型二輪車)が検索対象車両となっています。車台番号を直接入力または車検証に記載されているQRコードの読み取りを行うだけで、簡単に車のリコール検索が行えます。以下のリンク先からアプリをダウンロードすることが可能ですので、気になる方はぜひ試してみてください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムを使ってリコール検索
リコール・不具合情報検索システムとは、リコール対象車かどうかをパソコンなどから簡単に調べることができる国土交通省のシステムです。リコール・不具合情報検索システムは、自動車のほかチャイルドシートやタイヤのリコール検索も行えます。また、国土交通省には自動車の不具合情報ホットラインという、自動車やチャイルドシート、タイヤの不具合情報を収集しているホットラインが存在します。自動車やチャイルドシート、タイヤに異常を感じたときや不具合が発生したときは、自動車の不具合情報ホットラインに問い合わせをしましょう。
自動車メーカーのホームページからリコール検索
各自動車メーカーのホームページからもリコール対象車の検索を行うことが可能となっています。四輪車と二輪車ともに検索可能でリコール・改善対策・サービスキャンペーンの検索に対応しています。検索方法は、車検証に記載されている車台番号を入力するだけですので簡単です。検索してみたけれどどこを見るのかよくわからないといった方などは、所有している自動車メーカーに直接お電話で問い合わせをしてみても良いでしょう。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。