令和2年9月17日に、平成31年3月19日~令和元年8月29日に製作されたプジョー計870台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたプジョーの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車の調べ方やリコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
プジョー令和2年9月17日リコール情報
令和2年9月17日にリコール届出がされたプジョー対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
プジョー令和2年9月17日リコール届出の対象車
令和2年9月17日にリコール届出がされたプジョー対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
通称名:308、3008、508、5008
型式:LDA-T9AH01、LDA-T9WAH01、LDA-P84AH01、3DA-R8AH01、LDA-P87AH01
車台番号:VF3LHEHZRKS152038~VF3LHEHZRKS312348、VF3LJEHZRKS310928~VF3LJEHZRKS312637、VF3MJEHZRKS226643~VF3MJEHZRKS327494、VR3FHEHZRKY010807~VR3FJEHZRKY149679、VF3MJEHZRKL057336~VF3MJEHZRKS330031
リコール対象車台数:計870台
プジョーの不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたプジョーの不具合状況は、エンジンコントロールユニットにおいて制御プログラムが不適切なため、長時間市中走行した後に急激な加速をした際、尿素SCRシステムが正常に作動していないと誤診断し警告灯が点灯するおそれがあるとのことです。改善内容としては、全車両エンジンコントロールユニットを対策プログラムに書き換えを行います。
自動車のリコール制度
リコールという言葉は聞いたことがある方も多いと思います。では、自動車のリコール制度とは具体的にはどのようなことなのでしょうか?
1969年に運輸省令である自動車型式規則を改正してリコール制度が法制化され、1994年の道路運送車両法改正でリコール制度が法律で明記されて1995年に施行されました。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール制度のほかに改善対策やサービスキャンペーンといったものもあります。これらは自動車本体だけではなく、タイヤやチャイルドシートにも対応しています。こちらでは、リコールのほか改善対策やサービスキャンペーンについても詳しくご説明したいと思います。それぞれの意味合いを知っておきましょう。
リコール
リコールとは、道路運送車両の保安基準に適合していない、もしくは適合しなくなる恐れがある状態で、その原因が設計や製造段階にあると認められたときに、自動車メーカーや輸入業者が国土交通大臣へあらかじめ届け出て、該当する製品を回収し無料で修理をする制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車等の構造、装置または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または公害防止上放置できなくなるおそれがあるまたは放置できないと判断される状態で、その原因が設計や製造段階にあると認められたときに、国土交通大臣へあらかじめ届け出て、該当する製品を回収し無料で修理をする制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとはリコールまたは改善対策に該当しない場合であり、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態で商品性や品質の改善のためにメーカーが該当する製品を回収し無料で修理をする制度のことです。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車となったときの対応方法
リコール対象は新車購入に限らず、中古車購入であってももちろん対象となります。では、所有している車がリコール対象車となった場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか?しなければいけないこととは?リコール対象車となったときの対応方法について詳しくご説明いたします。所有している車がリコール対象車となることは決して珍しいことではなく誰にでも起こりゆることなので、リコール対象車となったときに備えてこちらの対応方法をぜひ参考にしてみてください。
はやめの点検・修理を
リコール対象車となった車は、その車の自動車メーカーなどが自主的に回収してリコール対象である箇所を無料で点検・修理を行います。リコール制度のメーカーにより無料での点検・修理には有効期限はありません。たとえばリコール対象となってから数年経っているとしても無料で点検・修理の対応をしてもらえます。かといって、対応を後回しにする必要もないでしょう。所有している車がリコール対象車となった場合には、はやめに点検・修理を行うことをおすすめいたします。
放っておいた場合
リコール制度というのは未然に事故などを防ぐために、事前に点検・修理を行う制度です。リコール対象車であると知りながら、対応を行わずに放っておいた場合には車に不具合が出る可能性や事故に繋がってしまう可能性が考えられます。また、リコール対象箇所によっては車検に通らない可能性もあります。ご自身のためにも、所有している車がリコール対象車となった場合には自動車メーカーに連絡をしてはやめに点検・修理を行ってもらいましょう。
リコール対象歴があっても売却は可能
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。
リコール対象車を売却する方法とは?リコール対象車を含め車をお得に売却する方法についてご紹介したいと思います。リコール対象車の処分をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
リコール対象車をお得に売却するには
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。