令和3年3月11日に、対象期間に輸入されたボルボのボルボS80の計178台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたボルボの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ボルボ令和3年3月11日リコール情報
令和3年3月11日にリコール届出がされたボルボ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ボルボ(ボルボS80)令和3年3月11日リコール届出の対象車
令和3年3月11日にリコール届出がされたボルボ「ボルボS80」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名:ボルボS80
型式:CBA-AB4204T
対象期間:平成23年1月17日~平成23年5月23日
車台番号:YV1AS475BB1143145 ~ YV1AS475BB1147962
リコール対象車台数:15台
型式:CBA-AB6304T
対象期間:平成22年7月28日~平成26年11月19日
車台番号:YV1AS9056B1135140 ~ YV1AS90H6F1188061
リコール対象車台数:364台
型式:CBA-AB6324
対象期間:平成18年11月21日~平成21年4月21日
車台番号:YV1AS985071010296 ~ YV1AS985091104880
リコール対象車台数:577台
型式:CBA-AB8444
対象期間:平成18年9月27日~平成21年5月13日
車台番号:YV1AS855671003811~ YV1AR855691105942
リコール対象車台数:119台
型式:DBA-AB4164T
対象期間:平成23年3月9日~平成23年8月1日
車台番号:YV1AS485BB1144270 ~ YV1AS485BB1149992
リコール対象車台数:55台
型式:DBA-AB5254
対象期間:平成21年1月8日~平成22年11月19日
車台番号:YV1AS565091101455 ~ YV1AS6050B1140865
リコール対象車台数:147台
型式:DBA-AB6304T
対象期間:平成21年8月17日~平成22年6月4日
車台番号:YV1AS9956A1115196 ~ YV1AS9956A1130564
リコール対象車台数:45台
型式:CBA-FB6304T
対象期間:平成23年1月6日~平成27年11月9日
車台番号:YV1FS9056B2020270 ~ YV1FSA926G1399326
リコール対象車台数:857台
型式:DBA-FB4154T
対象期間:平成27年12月28日~平成30年9月14日
車台番号:YV1FS29M0G2404156 ~ YV1FS29M0J2471422
リコール対象車台数:492台
型式:DBA-FB4164T
対象期間:平成22年12月3日~平成27年6月16日
車台番号:YV1FS485BB2020974 ~ YV1FS485BF2367377
リコール対象車台数:5,081台
型式:DBA-FB420
対象期間:平成26年1月15日~平成30年6月25日
車台番号:YV1FS40MDE2299354 ~ YV1FS40MDJ2467883
リコール対象車台数:792台
型式:LDA-FD4204T
対象期間:平成27年6月16日~平成30年9月26日
車台番号:YV1FSA8RDG2390206 ~ YV1FSA8RDJ2471756
リコール対象車台数:1,521台
車名:ボルボV70
型式:CBA-BB4204TW
対象期間:平成23年1月17日~平成24年7月9日
車台番号:YV1BW475BB1191037 ~ YV1BW475BC1247772
リコール対象車台数:1,060台
型式:CBA-BB6304TW
対象期間:平成22年7月14日~平成26年10月31日
車台番号:YV1BW9056B1168294 ~ YV1BW90H6F1319823
リコール対象車台数:196台
型式:CBA-BB6324W
対象期間:平成19年8月6日~平成21年6月16日
車台番号:YV1BW985081001463 ~ YV1BW985091110036
リコール対象車台数:726台
型式:DBA-BB4164TW
対象期間:平成23年1月17日~平成27年7月1日
車台番号:YV1BW485BB1192101 ~ YV1BW485BF1337417
リコール対象車台数:2,636台
型式:DBA-BB420W
対象期間:平成26年8月6日~平成28年7月8日
車台番号:YV1BW40MDF1315250 ~ YV1BW40MDG1375922
リコール対象車台数:1,461台
型式:DBA-BB5254W
対象期間:平成19年11月13日~平成23年1月17日
車台番号:YV1BW565081014084 ~ YV1BW6050B1184237
リコール対象車台数:4,428台
型式:DBA-BB6304TW
対象期間:平成19年8月6日~平成22年7月28日
車台番号:YV1BW995681001653 ~ YV1BW9956A1165379
リコール対象車台数:250台
車名:ボルボXC70
型式:CBA-BB525XC
対象期間:平成27年6月16日~平成28年6月24日
車台番号:YV1BZ61M6G1235025 ~ YV1BZ61M6G1270817
リコール対象車台数:231台
型式:CBA-BB6304TXC
対象期間:平成21年7月8日~平成26年10月31日
車台番号:YV1BZ9956A1075040 ~ YV1BZ90H6F1211591
リコール対象車台数:815台
型式:CBA-BB6324XC
対象期間:平成19年8月6日~平成21年6月16日
車台番号:YV1BZ985681001258 ~ YV1BZ985691065598
リコール対象車台数:722台
型式:DBA-BB420XC
対象期間:平成26年8月19日~平成28年6月15日
車台番号:YV1BZ40MDF1208459 ~ YV1BZ40MDG1270429
リコール対象車台数:209台
車名:ボルボV60
型式:CBA-FB6304T
対象期間:平成23年3月28日~平成27年11月30日
車台番号:YV1FW9056B1017212 ~ YV1FWA926G1301773
リコール対象車台数:1,695台
型式:DBA-FB4154T
対象期間:平成28年1月14日~平成30年10月24日
車台番号:YV1FW29M0G1310650 ~ YV1FW29M0J2412110
リコール対象車台数:801台
型式:DBA-FB4164T
対象期間:平成23年3月28日~平成27年7月15日
車台番号:YV1FW485BB1017526 ~ YV1FW485BF1272102
リコール対象車台数:11,862台
型式:DBA-FB420
対象期間:平成26年1月15日~平成30年8月9日
車台番号:YV1FW40MDE1180832 ~ YV1FW40MDJ2408270
リコール対象車台数:1,455台
型式:LDA-FD4204T
対象期間:平成27年6月16日~平成30年9月26日
車台番号:YV1FWA8RDG1285123 ~ YV1FWA8RDJ2412269
リコール対象車台数:5,056台
車名:ボルボXC60
型式:CBA-DB4204TXC
対象期間:平成22年6月8日~平成26年2月10日
車台番号:YV1DZ445BB2136966 ~ YV1DZ47HBE2557474
リコール対象車台数:3,792台
型式:CBA-DB525XC
対象期間:平成27年5月25日~平成28年7月8日
車台番号:YV1DZ61M6G2775074 ~ YV1DZ61M6G2926650
リコール対象車台数:309台
型式:CBA-DB6304TXC
対象期間:平成21年6月8日~平成27年4月20日
車台番号:YV1DZ9956A2050078 ~ YV1DZ90H6F2716545
リコール対象車台数:2,051台
型式:DBA-DB420XC
対象期間:平成26年1月15日~平成29年12月14日
車台番号:YV1DZ40MCH2000031 ~ YV1DZ49MCG2927234
リコール対象車台数:1,773台
型式:LDA-DD4204TXC
対象期間:平成27年6月16日~平成29年11月30日
車台番号:YV1DZA8RDH2000095 ~ YV1DZA8RDG2927609
リコール対象車台数:3,377台
車名:ボルボV60クロスカントリー
型式:CBA-FB525XC
対象期間:平成27年7月31日~平成28年6月24日
車台番号:YV1FZ61M6G1004633 ~ YV1FZ61M6G1020836
リコール対象車台数:346台
型式:DBA-FB420
対象期間:平成28年6月24日~平成30年10月26日
車台番号:YV1FZ40MCH1023138 ~ YV1FZ40MCJ2059662
リコール対象車台数:625台
型式:LDA-FD4204T
対象期間:平成27年7月31日~平成30年10月26日
車台番号:YV1FZA8RDG1004652 ~ YV1FZA8RDJ2059824
リコール対象車台数:1,604台
ボルボ「ボルボS80」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたボルボ(ボルボS80)の不具合の部位は座席ベルト(ラップアウタープリテンショナー付きフレキシブルスチールケーブル)です。
不具合の状況及び原因は、前席のシートベルトにおいて、使用状態を想定した設計が不十分であるとわかりました。そのため、シート座面の位置の状態によりフレキシブルスチールケーブルが斜めに引っ張られることがあります。斜めに引っ張られることにより金属疲労によりケーブルが損傷し、最悪の場合、衝突時にシートベルトの乗員拘束機能が低下するおそれあります。
改善内容としては、全車両、前席のラップアウタープリテンショナー付きフレキシブルスチールケーブルを取り外し、留め具に交換します。
こちらは、本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無となっています。
ボルボ「ボルボS80」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったボルボS80は、ボルボカーズが1998年から2016年まで製造・販売していたセダンです。今回合わせてリコール対象となったボルボV70は、ボルボS80と同じプラットフォームを持つステーションワゴンとなっています。初代が2006年まで販売され、同年フルモデルチェンジを行い、2代目モデルが登場しました。2代目モデルは2006年から10年間販売されていました。こちらでは、ボルボS80について詳しくご紹介します。
ボルボS80は当時のフラグシップサルーン
スウェーデンに拠点をおくボルボカーズから販売されていた、当時のフラグシップサルーンであるボルボS80は、2代目モデルに2013年大幅な改良が行われました。そのため2013年以降内外装のリファイン行われ、エクステリアも新デザインに変わりました。車体のサイズは大きいものの、都市部でもう運転がしやすいという声もあり、高級感のあるエクステリアで国産の高級セダンと悩まれる方も多かったようです。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。