令和5年4月26日に、対象期間に輸入されたBMW318i等の計17,694台、BMWアルピナ等の計167台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたBMWの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
BMW令和5年4月26日リコール情報
令和5年4月26日にリコール届出がされたBMW対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
BMW(318i)令和5年4月26日リコール届出(外-3605)の対象車
令和5年4月26日にリコール届出がされたBMW「318i」と他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
※本件は、令和2年9月14日付け届出番号【外-3094】で届出されたものですが、さらに対象範囲の拡大があったことが判明したため、追加で届出が行われています。
車名通称名:BMW 318i
型式:DBA-8E15
対象期間:平成28年12月2日~平成30年3月23日
車台番号:WBA8E32040A019564 ~ WBA8E320X0A545777
リコール対象車台数:1,076台
対象期間:平成28年6月29日~平成30年3月23日
車台番号:WBA8K12000K510351 ~ WBA8E32080K866310
リコール対象車台数:1,553台
対象期間:平成28年7月15日~平成29年12月12日
車台番号:WBA8E36000NU31970 ~ WBA8E36090NU82898
リコール対象車台数:3,020台
対象期間:平成29年12月13日~平成30年2月5日
車台番号:WBA8E36060NV04680 ~ WBA8E360X0NV05363
リコール対象車台数:329台
車名通称名:BMW 320i
型式:DBA-3B20
対象期間:平成25年2月5日
車台番号:WBA3G72040F943081
リコール対象車台数:1台
対象期間:平成24年6月6日~平成24年8月29日
車台番号:WBA3B16030NP43238 ~ WBA3B160X0NP48114
リコール対象車台数:4台
車名通称名:BMW 320i
型式:DBA-8A20
対象期間:平成28年12月2日~平成30年3月21日
車台番号:WBA8A12020A019479 ~ WBA8A12030A677196
リコール対象車台数:581台
対象期間:平成29年12月12日~平成30年2月1日
車台番号:WBA8A52090AD32572 ~ WBA8A52020AD32624
リコール対象車台数:31台
対象期間:平成30年2月7日~平成30年3月22日
車台番号:WWBA8A52090AG58386 ~ WBA8A52020AG58455
リコール対象車台数:17台
対象期間:平成30年2月22日
車台番号:WBA8A12020ED49652
リコール対象車台数:1台
対象期間:平成30年3月1日~平成30年3月9日
車台番号:WBA8A12010EE99994 ~ WBA8A12000EE99999
リコール対象車台数:4台
対象期間:平成30年3月9日~平成30年3月16日
車台番号:WBA8A120X0EF25900 ~ WBA8A12020EF25907
リコール対象車台数:6台
対象期間:平成30年3月2日~平成30年3月29日
車台番号:WBA8A12070EJ42915 ~ WBA8A12060EJ43151
リコール対象車台数:107台
対象期間:平成28年5月2日~平成30年3月23日
車台番号:WBA8A52040K432859 ~ WBA8A12000K820115
リコール対象車台数:1,014台
対象期間:平成28年5月5日~平成29年5月26日
車台番号:WBA8A56090NS99752 ~ WBA8A56080NS99998
リコール対象車台数:243台
対象期間:平成28年5月3日~平成30年2月6日
車台番号:WBA8A16060NT11137 ~ WBA8A16010NT98591
リコール対象車台数:345台
対象期間:平成28年6月2日~平成30年1月26日
車台番号:WBA8A16000NU33900 ~ WBA8A56070NU88349
リコール対象車台数:2,892台
対象期間:平成30年1月26日~平成30年2月7日
車台番号:WBA8A16020NV09388 ~ WBA8A16030NV09772
リコール対象車台数:108台
車名通称名:BMW 320iグランツーリスモ
型式:DBA-3X20
対象期間:平成28年5月9日~平成28年5月30日
車台番号:WBA3X12050D737888 ~ WBA3X12080D737982
リコール対象車台数:11台
車名通称名:BMW 320iグランツーリスモ
型式:DBA-8X20
対象期間:平成28年6月15日~平成29年9月6日
車台番号:WBA8X32070G443604 ~ WBA8X32090G444172
リコール対象車台数:279台
車名通称名:BMW 320iグランツーリスモ
型式:DBA-3X28
対象期間:平成28年5月4日
車台番号:WBA3X32060D444934
リコール対象車台数:1台
車名通称名:BMW 330i
型式:DBA-8A20
対象期間:平成29年4月6日~平成29年8月7日
車台番号:WBA8G72040A028265 ~ WBA8G72020A028328
リコール対象車台数:2台
対象期間:平成28年5月10日~平成30年2月6日
車台番号:WBA8G72030K457570 ~ WBA8G72000K633118
リコール対象車台数:21台
車名通称名:BMW 340i
型式:DBA-8B30
対象期間:平成29年1月27日
車台番号:WBA8B32090A060197 ~ WBA8B32020A060199
リコール対象車台数:3台
対象期間:平成29年12月7日~平成30年3月16日
車台番号:WBA8H120X0AE83697 ~ WBA8H120X0AE83781
リコール対象車台数:7台
対象期間:平成28年5月17日~平成30年3月16日
車台番号:WBA8B31050K381875 ~ WBA8B32000K819636
リコール対象車台数:44台
対象期間:平成28年5月4日~平成29年9月27日
車台番号:WBA8B36020NT13637 ~ WBA8B35000NT20040
リコール対象車台数:78台
対象期間:平成29年2月27日~平成30年2月5日
車台番号:WBA8B36090NU40711 ~ WBA8B36050NU41001
リコール対象車台数:38台
車名通称名:BMW 420i
型式:DBA-3N20
対象期間:平成26年3月6日
車台番号:WBA3N12040K099232
リコール対象車台数:1台
車名通称名:BMW 420i
型式:DBA-4N20
対象期間:平成28年11月2日~平成29年2月17日
車台番号:WBA4N32020A024602 ~ WBA4N32030A024771
リコール対象車台数:36台
対象期間:平成29年2月16日~平成29年6月6日
車台番号:WBA4S32070AB85149 ~ WBA4S32020AB85639
リコール対象車台数:145台
対象期間:平成29年6月21日~平成29年12月21日
車台番号:WBA4S32020AC25962 ~ WBA4S320X0AC88632
リコール対象車台数:106台
対象期間:平成29年12月22日~平成30年3月23日
車台番号:WBA4S320X0AG13196 ~ WBA4S32060AG13728
リコール対象車台数:118台
対象期間:平成28年5月2日~平成28年10月18日
車台番号:WBA4N32080K541266 ~ WBA4N32030K877312
リコール対象車台数:169台
車名通称名:BMW 420iグランクーペ
型式:DBA-4D20
対象期間:平成29年2月28日~平成30年3月14日
車台番号:WBA4H520X0BB96747 ~ WBA4H52070BB97242
リコール対象車台数:183台
対象期間:平成29年2月21日~平成29年4月7日
車台番号:WBA4H32040BE52904 ~ WBA4H32050BE54953
リコール対象車台数:296台
対象期間:平成29年4月10日~平成30年2月26日
車台番号:WBA4H32050BH10914 ~ WBA4H32070BH13507
リコール対象車台数:1,119台
対象期間:平成30年2月26日~平成30年3月29日
車台番号:WBA4H32010BP26668 ~ WBA4H52050BP32694
リコール対象車台数:106台
対象期間:平成28年5月2日~平成29年2月28日
車台番号:WBA4D320X0G383227 ~ WBA4D32080G754983
リコール対象車台数:1,569台
車名通称名:BMW 430i
型式:DBA-4N20
対象期間:平成29年2月20日~平成29年9月25日
車台番号:WBA4S72070AA95586 ~ WBA4S72090AA96173
リコール対象車台数:13台
対象期間:平成29年10月18日~平成29年10月20日
車台番号:WBA4S72030AC38548 ~ WBA4S72090AC38554
リコール対象車台数:2台
対象期間:平成29年11月7 日
車台番号:WBA4S72000AE64904
リコール対象車台数:1台
対象期間:平成29年11月28日~平成30年3月6日
車台番号:WBA4S72090AF40085 ~ WBA4S72030AF40194
リコール対象車台数:5台
対象期間:平成28年5月2日~平成29年2月7日
車台番号:WBA4N72070K594953 ~ WBA4N72080K595397
リコール対象車台数:21台
車名通称名:BMW 430iグランクーペ
型式:DBA-4D20
対象期間:平成29年3月31日~平成29年10月27日
車台番号:WBA4H72070BE54993 ~ WBA4H72010BE91439
リコール対象車台数:43台
対象期間:平成29年11月30日~平成30年3月29日
車台番号:WBA4H72040BK36085 ~ WBA4H72080BK36428
リコール対象車台数:9台
対象期間:平成28年5月2日~平成29年2月14日
車台番号:WBA4D92010G385841 ~ WBA4D92070G386542
リコール対象車台数:40台
車名通称名:BMW 440i
型式:DBA-4P30
対象期間:平成29年4月24日~平成29年10月11日
車台番号:WBA4W710X0AA73149 ~ WBA4W72060AA75642
リコール対象車台数:24台
対象期間:平成29年10月13日
車台番号:WBA4W720X0AC38602
リコール対象車台数:1台
対象期間:平成29年10月19日~平成30年2月1日
車台番号:WBA4W71080AE64770 ~ WBA4W72070AE99993
リコール対象車台数:14台
対象期間:平成30年1月24日~平成30年3月21日
車台番号:WBA4W72070AF06800 ~ WBA4W71070AF41404
リコール対象車台数:11台
対象期間:平成28年5月2日~平成29年2月20日
車台番号:WBA4P110X0K520192 ~ WBA4P12090K543543
リコール対象車台数:36台
対象期間:平成28年6月13日~平成29年1月11日
車台番号:WBA4T910905A13926 ~ WBA4T910505A14247
リコール対象車台数:17台
対象期間:平成28年5月2日~平成29年2月16日
車台番号:WBA4T920905C32139 ~ WBA4T920405C32565
リコール対象車台数:88台
対象期間:平成29年3月21日~平成29年11月13日
車台番号:WBA4Z51030EA13119 ~ WBA4Z52000EA32595
リコール対象車台数:73台
対象期間:平成29年9月28日~平成30年3月27日
車台番号:WBA4Z52080EE80440 ~ WBA4Z52000EE80674
リコール対象車台数:82台
車名通称名:BMW 440iグランクーペ
型式:DBA-4E30
対象期間:平成29年4月5日~平成29年7月28日
車台番号:WBA4J51030BA30382 ~ WBA4J510X0BA30752
リコール対象車台数:10台
対象期間:平成29年4月3日~平成29年8月17日
車台番号:WBA4J52010BE91532 ~ WBA4J52070BE91955
リコール対象車台数:42台
対象期間:平成29年8月8日~平成30年3月29日
車台番号:WBA4J51020BH28949 ~ WBA4J52010BH83908
リコール対象車台数:99台
対象期間:平成30年3月21日~平成30年3月29日
車台番号:WBA4J51030BN79478 ~ WBA4J51050BN79515
リコール対象車台数:3台
対象期間:平成28年5月13日~平成29年2月17日
車台番号:WBA4E31080G186037 ~ WBA4E32070G387247
リコール対象車台数:63台
車名通称名:BMW M3
型式:CBA-3C30
対象期間:平成28年5月2日~平成28年6月27日
車台番号:WBS8M920705E21737 ~ WBS8M920105E22091
リコール対象車台数:59台
対象期間:平成28年6月30日~平成29年3月22日
車台番号:WBS8M920205G47488 ~ WBS8M920X05G48971
リコール対象車台数:202台
対象期間:平成29年3月25日~平成30年1月12日
車台番号:WBS8M920405J89823 ~ WBS8M920105J91593
リコール対象車台数:253台
対象期間:平成30年1月15日~平成30年3月28日
車台番号:WBS8M920105K97087 ~ WBS8M920505K97576
リコール対象車台数:42台
車名通称名:BMW M4
型式:CBA-3C30
対象期間:平成28年10月27日~平成29年2月14日
車台番号:WBS3R91040A001970 ~ WBS3R910X0A002802
リコール対象車台数:6台
対象期間:平成29年3月1日~平成29年11月22日
車台番号:WBS4Y92070AB74696 ~ WBS3S710X0AB99952
リコール対象車台数:42台
対象期間:平成29年3月31日~平成30年3月22日
車台番号:WBS3S71070AC06839 ~ WBS4Y92060AC83795
リコール対象車台数:395台
対象期間:平成30年2月28日~平成30年3月22日
車台番号:WBS4Y92070AF98864 ~ WBS4Y92020AF98996
リコール対象車台数:29台
対象期間:平成28年5月3日~平成29年2月3日
車台番号:WBS3R92090K345223 ~ WBS3R91050K863752
リコール対象車台数:305台
BMW「318i」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたBMW(318i等)の不具合の部位は燃料装置(燃料タンク) です。
不具合の状況及び原因は、燃料タンク上部に溶接されているカバープレートにおいて、溶接パッドの高さおよび溶接面積が不適切なため、走行振動等により溶接部に影響を受け、亀裂が生じる場合がある。そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進展し、亀裂部位から燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、燃料タンクを対策品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は38件、事故の有無は0件となっています。
BMW(アルピナ B3S Biturbo)令和5年4月26日リコール届出(外-3609)の対象車
令和5年4月26日にリコール届出がされたBMW「アルピナ B3S Biturbo」と他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
※本件は、令和2年9月14日付け届出番号【外-3095】で届出されたものですが、さらに対象範囲の拡大があったことが判明したため、追加で届出が行われています。
車名通称名:BMW アルピナ B3 Biturbo
型式:ABA-3R30
対象期間:平成28年9月16日~平成29年1月16日
車台番号:WAPBF3000GDR30355 ~ WAPBF3000HDR30390
リコール対象車台数:27台
車名通称名:BMW アルピナ B3S Biturbo
型式:ABA-3R30
対象期間:平成29年7月3日~平成30年8月21日
車台番号:WAPBF3000HRR30401 ~ WAPBF3000JRR30468
リコール対象車台数:49台
車名通称名:BMW アルピナ B3 Biturbo Touring
型式:ABA-3R30
対象期間:平成28年10月5日~平成28年12月26日
車台番号:WAPBF3100GER30139 ~ WAPBF3100HER30156
リコール対象車台数:6台
車名通称名:BMW アルピナ B3S Biturbo Touring
型式:ABA-3R30
対象期間:平成29年8月10日~平成30年7月30日
車台番号:WAPBF3100HSR30160 ~ WAPBF3100JSR30195
リコール対象車台数:13台
車名通称名:BMW アルピナ B4 Biturbo Coupe
型式:ABA-3R30
対象期間:平成28年8月22日~平成28年12月26日
車台番号:WAPBF3200GLR30170 ~ WAPBF3200HLR30198
リコール対象車台数:14台
車名通称名:BMW アルピナ B4S Biturbo Coupe
型式:ABA-3R30
対象期間:平成29年6月9日~平成30年7月30日
車台番号:WAPBF3200JVR30211 ~ WAPBF3200JVR30274
リコール対象車台数:37台
車名通称名:BMW アルピナ B4 Biturbo Cabrio
型式:ABA-3R30
対象期間:平成28年10月5日~平成28年11月15日
車台番号:WAPBF3300GNR30193 ~ WAPBF3300HNR30206
リコール対象車台数:3台
車名通称名:BMW アルピナ B4S Biturbo Cabrio
型式:ABA-3R30
対象期間:平成29年7月3日~平成30年7月30日
車台番号:WAPBF3300JXR30216 ~ WAPBF3300JXR30299
リコール対象車台数:18台
BMW「アルピナ B3S」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたBMW(アルピナB3S等)の不具合の部位は燃料装置(燃料タンク) です。
不具合の状況及び原因は、燃料タンク上部に溶接されているカバープレートにおいて、溶接パッドの高さおよび溶接面積が不適切なため、走行振動等により溶接部に影響を受け、亀裂が生じる場合があります。そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進展し、亀裂部位から燃料が漏れるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、燃料タンクを対策品に交換します。
他社からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は0件となっています。
BMW「アルピナ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったのは、ドイツの自動車メーカーBMWとBMWアルピナです。BMWとBMWアルピナというとどのような違いがあるかご存知でしょうか。BMWは1916年にドイツで設立された自動車製造会社です。アルピナは1965年に設立された自動車メーカーで、もともとはチューナーの製造販売のみを行う会社でしたが、その後BMWの認可を受けBMWの車をベースにホワイトボディから車を製造しています。年間の製造台数は約1,700台と、現在ドイツで最も小さな自動車製造会社となっています。
BMW アルピナのB3はどんな車か
今回のリコール届出があったBMWアルピナB3ですが、どのような車かご存知でしょうか。BMWの3シリーズをベースに製造されているBMWアルピナB3は、アルピナが独自に開発した2基のモノ・スクロール・ターボ・チャージャーを搭載しており、排気量3.0Lエンジンは最高出力495PS(馬力)、最大トルクは730Nmとなっています。軽快なふき上がりのエンジンは、B3リムジンなら発進からわずか3.6秒、B3ツーリングは3.7秒で100km/hまで加速が可能となっています。加速力にあったダイナミックなハンドリングと、アルピナ・スポーツ・サスペンションによって一体感のあるスポーティな走りが可能になっており、台数も少ない希少車種ながら日本国内でも人気の高いモデルとなっています。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。