ポルシェは令和3年7月21日に、対象期間に輸入された計484台についてリコール届出を国土交通省に提出しました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたポルシェの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車の調べ方やリコール対象車だった場合の対応方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ポルシェ令和3年7月21日リコール情報
令和3年7月21日にリコール届出がされたポルシェ対象車および不具合状況と改善内容ついてご説明いたします。ご自身が所有するポルシェがリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ、照らし合わせてご確認ください。
令和3年7月21日リコール届出のポルシェ対象車
令和3年7月21日にリコール届出がされたポルシェTaycan等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名と型式を照らし合わせてご確認ください。
通称名:ポルシェ Taycan 4S
型式:ZAA-J1MB
車台番号:WP0ZZZY1ZMSA24071~WP0ZZZY1ZMSA32504
輸入期間:令和2年10月19日~令和3年6月7日
リコール対象車台数:264 台
通称名:ポルシェ Taycan Turbo
型式:ZAA-J1MC
車台番号:WP0ZZZY1ZMSA55080~WP0ZZZY1ZMSA58181
輸入期間:令和2年10月19日~令和3年6月7日
リコール対象車台数:66台
通称名:ポルシェ Taycan Turbo S
型式:ZAA-J1MD
車台番号:WP0ZZZY1ZMSA55122~WP0ZZZY1ZMSA57923
輸入期間:令和2年10月19日~令和3年5月25日
リコール対象車台数:89台
通称名:ポルシェTaycan
型式:ZAA-J1NA1
車台番号:WP0ZZZY1ZMSA01687~WP0ZZZY1ZMSA02651
輸入期間:令和3年5月12日~令和3年6月7日
リコール対象車台数:19台
通称名:ポルシェTaycan
型式:ZAA-J1NA1C
車台番号:WP0ZZZY1ZMSA01653~WP0ZZZY1ZMSA02709
輸入期間:令和3年5月10日~令和3年6月7日
リコール対象車台数:46台
ポルシェTaycan等のリコール届出の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたポルシェ(Taycan)等の不具合の部位は、電気装置(原動機制御装置)です。
不具合の状況及び原因は、電気装置において、原動機制御装置およびパワーエレクトロニクスのプログラムが不適切なため、エラーの誤検知により走行中にエンジン警告灯が点灯する可能性があり、最悪の場合、車両が走行不能になるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、原動機制御装置およびパワーエレクトロニクスのプログラムを対策プログラムに書き換えます。
市場からの不具合情報、本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は4件、事故の有無は0件となっています。
ポルシェ「Taycan」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったポルシェのTaycanは、ポルシェが製造し販売している電気自動車です。ポルシェ初の量産電気自動車となっており、ボディタイプは4ドアセダンと5ドアのクロスオーバーSUVとなっています。こちらではポルシェのTaycanについて、くわしくご紹介します。
ポルシェTaycanのスペックは
現在販売されているポルシェTaycan(タイカン)のスペックは、航続距離最長484キロメートルとなっており、充電のために必要な時間や手間を減らすことが出来ています(推定航続距離は市街地になると約270キロメートルとなります)
モーターによる後輪駆動で、最大出力は240kWのピュアEV車です。最大馬力は326PSとなっています。バッテリ総容量は79.2kWhとなっており、普通充電では8.0時間、急速充電で80%充電には約93分かかります。全長/全幅/全高は4,963mm/1,966mm/1,395mmとなっています。ラゲッジスペースはフロントボンネットにあり、幅は広くないものの深さはあり84Lの容量があります。
リコール対象車の調べ方
リコール制度とは、車の故障や事故を未然に防ぐことを目的として設けられた制度です。では、所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?
つぎにリコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせましょう。
リコール対象車はどうすれば?
リコール対象車だった場合、どうすれば良いのでしょうか?対応方法はまったく難しいことではありません。つぎにリコール対象車の対応方法についてご説明いたします。リコール対象車とわかったらはやめの対応をしましょう。
はやめの点検・修理を
ご自身が所有されている車がリコール対象車だった場合、一般的には自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。リコール通知が来た場合、もしくは調べた結果リコール対象車だった場合、まずは自動車メーカーや販売店、ディーラーなどに連絡をしましょう。リコール対象車の点検・修理は無償でしてもらえます。リコール対象以外の部分に不具合が出てしまうのを防ぐためにも、リコール対象車とわかったら、はやめの点検・修理を行いましょう。
修理せずに放っておくとどうなる?
万が一、リコール対象車を点検・修理せずに放っておいた場合どうなるのでしょうか?点検・修理をしないままでいると、リコール対象箇所が車検検査該当項目の場合、車検が通らない場合があります。リコールの点検・修理はそのメーカーでしか行えません。車検前にリコール対象箇所の修理をしておいた方が安心です。そのほか、リコール対象でありながらも点検・修理を行わずに放っておくと、ほかの箇所にも不具合が出てきてしまう場合や、事故に繋がる可能性もゼロではありません。リコール対象車とわかったら、きちんと対応をするようにしましょう。
リコール対象車でも売却可能
リコール対象車になったことをきっかけに車の乗り換えを考える方もいらっしゃるでしょう。
では、リコール対象車でも買い取ってもらえるのでしょうか?こちらでは、リコール対象車の売却やリコール対象車を売却する際の注意点についてご説明いたします。リコール対象車の売却をご検討中の方は、参考にしてみてください。
リコール対象車でも売却可能
リコール対象車であってももちろん売却することは可能です。リコール対象歴があるからという理由だけでは車の買取査定に影響することはありません。しかし、売却を考えている場合であっても、査定前にリコール対象箇所の点検・修理を済ませておくに越したことはないでしょう。
リコール対象車を売却する際の注意点
リコール対象車かどうかということよりも、故障カ所があれば車の買取価格は大幅に下がってしまいます。買取査定額は基本的に、メーカー・車種、走行距離、年式から算出されます。それに加えて、外装状態や内装状態もプラス査定やマイナス査定として算出されます。リコール内容と関係ない故障などは、査定額にもちろん関係しますので注意しましょう。
リコール対象車は廃車買取業者へ
リコール対象歴のある車の売却先としておすすめなのが、廃車買取業者です。廃車買取業者とは廃車を専門としている業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車手続きの代行など廃車に関するすべてを行ってくれます。廃車買取業者といっても最近は全国各地にいくつもありますので、1社ではなく数社で比較をするなどとして慎重に選んでください。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。