令和5年2月2日に、対象期間に輸入されたアウディのA6等計281台、A7等6,395台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたアウディの詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
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アウディ令和5年2月2日リコール情報
令和5年2月2日にリコール届出がされたアウディ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
アウディ(A6等)令和5年2月2日リコール届出【外-3557】の対象車
令和5年2月2日にリコール届出がされたアウディ「A6等」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:アウディ RS7 SB エアサス
型式:3AA-F2DJPA
対象期間:令和3年7月27日~令和4年3月28日
車台番号:WUAZZZF20NN900260~WUAZZZF29MN909876
リコール対象車台数:7台
車名通称名:アウディRS6 アバント
型式:3AA-F2DJPF
対象期間:令和3年7月12日~令和3年11月2日
車台番号:WUAZZZF20NN900680~WUAZZZF2XMN909899
リコール対象車台数:5台
車名通称名:アウディ RS6 アバントエアサス
型式:3AA-F2DJPL
対象期間:令和3年7月12日~令和4年3月4日
車台番号:WUAZZZF20NN901019~WUAZZZF2XNN900136
リコール対象車台数:24台
車名通称名:アウディRS7 SB
型式:3AA-F2DJPS
対象期間:令和3年9月24日
車台番号:WUAZZZF23MN909971~WUAZZZF23MN910022
リコール対象車台数:2台
車名通称名:アウディS7 SB
型式:3AA-F2DKMA
対象期間:令和3年9月14日~令和4年3月4日
車台番号:WAUZZZF22NN012197~WAUZZZF29MN103594
リコール対象車台数:4台
車名通称名:アウディ S6
型式:3AA-F2DKML
対象期間:令和3年7月27日~令和4年3月28日
車台番号:WAUZZZF20NN008195~WAUZZZF2XNN012075
リコール対象車台数:28台
車名通称名:アウディ A6 45Tq
型式:3AA-F2DKNF
対象期間:令和3年7月12日~令和4年3月17日
車台番号:WAUZZZF20NN009640~WAUZZZF2XNN012013
リコール対象車台数:123台
車名通称名:アウディA7 SB 45Tq
型式:3AA-F2DKNS
対象期間:令和3年8月2日~令和4年3月4日
車台番号:WAUZZZF20MN093604~WAUZZZF2XNN013047
リコール対象車台数:69台
車名通称名:アウディ A6 55Tq
型式:3AA-F2DLZF
対象期間:令和3年9月24日~令和3年10月6日
車台番号:WAUZZZF20NN010237~WAUZZZF2XNN007538
リコール対象車台数:4台
車名通称名:アウディ A7 SB 55Tq
型式:3AA-F2DLZS
対象期間:令和3年9月24日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20NN011596~WAUZZZF29NN012049
リコール対象車台数:15台
アウディ「A6」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたアウディ(A6等)の不具合の部位は燃料装置(燃料ゲージセンサー) です。
不具合の状況及び原因はこちらです。
燃料デリバリーモジュールにおいて、燃料ゲージセンサーとブリーザーパイプとの間隔が不適切なため、燃料ゲージセンサーが当該パイプに引っかかることがあります。そのため、実際の燃料量と燃料計の指示値が一致せず、燃料が多く表示され、そのままの状態で走行を続けると、燃料切れにより走行不能となるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、燃料ゲージセンサーを対策品と交換します。
本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無はなしとなっています。
アウディ(A7等)令和5年2月2日リコール届出【外-3558】の対象車
令和5年2月2日にリコール届出がされたアウディ「A7等」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:アウディ RS7 SB エアサス
型式:3AA-F2DJPA
対象期間:令和3年1月9日~令和4年4月25日
車台番号:WUAZZZF20MN903576~WUAZZZF2XNN902632
リコール対象車台数:71台
車名通称名:アウディRS6 アバント
型式:3AA-F2DJPF
対象期間:令和2年12月25日~令和4年1月28日
車台番号:WUAZZZF20MN903917~WUAZZZF2XMN909899
リコール対象車台数:102台
車名通称名:アウディ アウディ RS6 アバントエアサス
型式:3AA-F2DJPL
対象期間:令和2年12月7日~令和4年5月11日
車台番号:WUAZZZF20MN904047~WUAZZZF2XNN902212
リコール対象車台数:106台
車名通称名:アウディRS7 SB
型式:3AA-F2DJPS
対象期間:令和2年12月3日~令和4年5月11日
車台番号:WUAZZZF20MN903609~WUAZZZF2XNN902842
リコール対象車台数:82台
車名通称名:アウディS7 SB
型式:3AA-F2DKMA
対象期間:令和2年9月1日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20LN099885~WAUZZZF2XNN021858
リコール対象車台数:109台
車名通称名:アウディ S6
型式:3AA-F2DKML
対象期間:令和2年8月14日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20NN008195~WAUZZZF2XNN012075
リコール対象車台数:188台
車名通称名:アウディ A6 45Tq
型式:3AA-F2DKNF
対象期間:令和元年11月21日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20LN020375~WAUZZZF2XNN036022
リコール対象車台数:1,069台
車名通称名:アウディ A7 SB 45Tq
型式:3AA-F2DKNS
対象期間:令和元年11月21日~令和4年6月14日
車台番号:WAUZZZF20LN017864~WAUZZZF2XNN044119
リコール対象車台数:714台
車名通称名:アウディ A6 55Tq
型式:3AA-F2DLZF
対象期間:令和2年12月17日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20MN039025~WAUZZZF2XNN035209
リコール対象車台数:45台
車名通称名:アウディ A7 SB 55Tq
型式:3AA-F2DLZS
対象期間:令和2年12月17日~令和4年6月14日
車台番号:WAUZZZF20MN027540~WAUZZZF2XMN082500
リコール対象車台数:86台
車名通称名:アウディ A6 40TDIq
型式:3CA-F2DFBF
対象期間:令和2年3月19日~令和4年6月14日
車台番号:WAUZZZF20LN053795~WAUZZZF2XNN043343
リコール対象車台数:977台
車名通称名:アウディ A7 SB 40TDIq
型式:3CA-F2DFBS
対象期間:令和2年3月19日~令和4年5月11日
車台番号:WAUZZZF20LN053781~WAUZZZF2XNN041687
リコール対象車台数:438台
車名通称名:アウディA6 55Tq
型式:AAA-F2DLZF
対象期間:平成31年1月17日~令和2年9月15日
車台番号:WAUZZZF20KN051818~WAUZZZF2XLN062455
リコール対象車台数:1,126台
車名通称名:アウディ A7 SB 55Tq
型式:AAA-F2DLZS
対象期間:平成30年7月21日~令和2年10月13日
車台番号:WAUZZZF20KN003073~WAUZZZF2XLN013580
リコール対象車台数:1,282台
アウディ「A7等」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたアウディ(A7等)の不具合の部位は電気装置(データバスダイアグノシスインターフェース) です。
不具合の状況及び原因はこちらです。
リヤシートの下に取り付けられているデータバスダイアグノシスインターフェースにおいて、リヤシートにこぼした液体の水分により、データバスダイアグノシスインターフェース内で短絡が発生することがある。そのため、警告灯が点灯するとともに、エンジンが出力を抑える緊急走行モードに入ったり、パワーステアリングのアシスト力が減少したりするおそれがあります。
改善内容としては、全車両、データバスダイアグノシスインターフェースに保護カバーを取り付けます。データバスダイアグノシスインターフェースに短絡が認められた場合は交換します。
本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無はなしとなっています。
アウディ「A6」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったアウディのA6は、どんな車かご存知でしょうか。アウディのAとはAudiの頭文字であり、Aは物事の始まり、魅力的という意味をもつAttractiveという単語などから由来し、アウディのベーシックモデルのシリーズに付けられています。数字はセグメントクラスを意味しますので、1から始まり、数字が大きくなるほどボディサイズとエンジンサイズもアップするため、ハイエンドモデルになっていきます。ミドルクラスのA4の上位クラスになるA6は、オーソドックスな高級セダンに位置づいています。他ブランドでいえばメルセデスベンツのEクラスとなります。こちらでは、現行のA6について解説します。
アウディA6の現行モデルの特徴は
アウディA6現行モデル(ディーゼル車)のAudi A6 40 TDI quattro sportは、全長4,940mm、全幅1,885mm、全高1,430mm、ホイールベース2,925mmとなっています。40は、パワートレインの出力を表した数値で、125kW~150kWを表しています。馬力でいうと最高出力は204PSです。TDIは、ターボディーゼルエンジンのことで、quattroは四輪駆動方式を示しています。
ディーゼルエンジンは、クリーンディーゼルで優れた環境性能で燃費効率も高いものの、最大トルク400Nmと力強くてパワフルな走りも両立しています。7速Sトロニックトランスミッションは、AT限定免許で運転ができるMT車のような操作性と一体感のある走りが可能になっています。運転時のダイレクトに伝わる操作性は、走りにこだわりのあるユーザーからも人気となっています。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。