令和3年3月31日に、対象期間に製作された日野自動車のプロフィアの計13,643台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された日野自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。また、リコール対象車となったときの対応方法のほかリコール対象車をお得に廃車する方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
日野自動車の令和3年3月31日リコール情報
令和3年3月31日にリコール届出がされた日野自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日野自動車(プロフィア)令和3年3月31日リコール届出の対象車
令和3年3月31日にリコール届出がされた日野自動車「プロフィア」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:日野自動車 プロフィア
型式:QPG-FW1ABEG
対象期間:平成26年4月2日~平成29年4月20日
車台番号:FW1ABE-10015~FW1ABE-10097
リコール対象車台数:61台
型式:LDG-FW1ATBA QDG-FW1ATBA
対象期間:平成22年10月13日~平成24年3月26日
車台番号:FW1ATB-10017~FW1ATB-10020
リコール対象車台数:3台
型式:QPG-FW1ATEA
対象期間:平成26年6月14日
車台番号:FW1ATE-10015
リコール対象車台数:1台
型式:LDG-FW1AXBG LKG-FW1AXBG QKG-FW1AXBG
対象期間:平成22年11月1日~平成26年2月7日
車台番号:FW1AXB-10015~FW1AXB-10268
リコール対象車台数:153台
型式:QPG-FW1AXEG
対象期間:平成26年4月1日~平成29年4月22日
車台番号:FW1AXE-10015~FW1AXE-10226
リコール対象車台数:119台
型式:QPG-FW1AYEG
対象期間:平成26年6月28日
車台番号:FW1AYE-10015
リコール対象車台数:1台
型式:QPG-FW1AZEG
対象期間:平成28年8月31日~平成29年4月26日
車台番号:FW1AZE-10019~FW1AZE-10048
リコール対象車台数:25台
型式:LDG-FW1EBBG LKG-FW1EBBG LKG-FW1EBBJ QKG-FW1EBBG QKG-FW1EBBJ
対象期間:平成22年7月29日~平成26年3月28日
車台番号:FW1EBB-10017~FW1EBB-10159
リコール対象車台数:87台
型式:QPG-FW1EBEG QPG-FW1EBEJ
対象期間:平成26年6月24日~平成29年5月17日
車台番号:FW1EBE-10016~FW1EBE-10097
リコール対象車台数:42台
型式:LDG-FW1EWBA LKG-FW1EWBA QKG-FW1EWBA
対象期間:平成22年10月6日~平成26年3月31日
車台番号:FW1EWB-10019~FW1EWB-10341
リコール対象車台数:164台
型式:QKG-FW1EWEA QPG-FW1EWEA
対象期間:平成26年4月4日~平成29年4月21日
車台番号:FW1EWE-10015~FW1EWE-10474
リコール対象車台数:219台
型式:LDG-FW1EXAG QKG-FW1EXAG
対象期間:平成22年8月6日~平成24年3月15日
車台番号:FW1EXA-10015~FW1EXA-10017
リコール対象車台数:2台
型式:LDG-FW1EXBG LDG-FW1EXBJ LKG-FW1EXBG LKG-FW1EXBJ QKG-FW1EXBG QKG-FW1EXBJ
対象期間:平成22年6月29日~平成26年4月1日
車台番号:FW1EXB-10018~FW1EXB-17008
リコール対象車台数:3,811台
型式:QKG-FW1EXDG
対象期間:平成27年12月2日~平成28年2月17日
車台番号:FW1EXD-10015~FW1EXD-10020
リコール対象車台数:6台
型式:QKG-FW1EXEG QKG-FW1EXEJ QPG-FW1EXEG QPG-FW1EXEJ
対象期間:平成26年2月28日~平成29年5月19日
車台番号:FW1EXE-10015~FW1EXE-22076
リコール対象車台数:6,932台
型式:LDG-FW1EYBG LKG-FW1EYBG LKG-FW1EYBJ QKG-FW1EYBG QKG-FW1EYBJ
対象期間:平成22年8月5日~平成26年3月28日
車台番号:FW1EYB-10022~FW1EYB-10236
リコール対象車台数:114台
型式:LKG-FW1EYCG QKG-FW1EYCG
対象期間:平成23年12月23日~平成24年6月11日
車台番号:FW1EYC-10018~FW1EYC-10020
リコール対象車台数:3台
型式:QPG-FW1EYEG QPG-FW1EYEJ
対象期間:平成26年4月10日~平成29年5月8日
車台番号:FW1EYE-10016~FW1EYE-10272
リコール対象車台数:143台
型式:LDG-FW1EZBG LKG-FW1EZBG LKG-FW1EZBJ QKG-FW1EZBG QKG-FW1EZBJ
対象期間:平成22年7月19日~平成26年3月21日
車台番号:FW1EZB-10016~FW1EZB-11002
リコール対象車台数:558台
型式:QKG-FW1EZEG QPG-FW1EZEG QPG-FW1EZEJ
対象期間:平成26年4月4日~平成29年5月19日
車台番号:FW1EZE-10016~FW1EZE-11857
リコール対象車台数:1,199台
日野自動車「プロフィア」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日野自動車(プロフィア)の不具合の部位は走行装置(フロントハブベアリング(アウターベアリング))です。
不具合の状況及び原因は、大型トラック低床4軸車のフロントハブベアリングにおいて、ナックルシャフトとの圧入代が大きいとフロントハブの組み付け作業時にベアリングを傷つけることがあることが判明しました。そのため、使用過程でベアリングが損傷して、火災や脱輪に至るおそれがある状態となっています。
改善内容としては、全車両、ハブベアリングおよびナックルシャフト一式を改善品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は13件、事故の有無はハブ付近のみで火災3件となっています。
また、本届出の不具合部位は、平成29年10月23日付け届出番号4131でリコール届出を行っていますが、一部対象車両で別原因の不具合を確認したため、改善措置内容を見直し届出を行っています。
日野自動車「プロフィア」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日野自動車のプロフィアは、1992年にスーパードルフィンがフルモデルチェンジをする際にサブネームとして採用され、スーパードルフィンプロフィアが初代モデルとして誕生しました。現行モデルは、2017年のフルモデルチェンジで登場した3代目モデルとなっており、2019年にハイブリッドモデルが追加販売を開始しています。こちらでは、日野自動車のプロフィアについて詳しくご紹介します。
日野自動車のプロフィアは2020年度省エネ大賞を受賞
日野自動車が販売する現行型プロフィアは、2020年度一般財団法人省エネルギーセンター主催の省エネ大賞を受賞しています(製品・ビジネスモデル部門)。授賞した経済産業大臣賞は輸送分野における最高位の賞となっています。授賞理由の一つとして、日野プロフィアハイブリッドモデルのディーゼル車と対比した際の燃費向上率15%達成により、プロフィアを運用することでのCO2排出量の削減に貢献していることが要因にあがっています。特に車両重量が重く大きいトラックのエネルギー消費量は大きいため、そのなかでの燃費向上は豊かで住みよい持続可能な社会の実現(サステナビリティ)を目指す上でも、目標達成に向けて貢献しているという評価があります。
リコール対象車ってなに?
リコール対象車とは、リコール制度の対象となる車のことを指します。リコール制度とは、道路運送車両法に基づく自動車やオートバイに、設計や製造段階による不具合が発見された場合に、その不具合により保安基準に不適合となる場合、メーカーや輸入業者が無料で回収を行い修理を行う制度のことです。自動車やオートバイにおけるメーカーによる自主改修は、リコール、改善対策、サービスキャンペーンの3つがあります。
リコール
リコールとは、自動車の構造または性能が自動車の安全上、道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態もしくは、適合していない状態で原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
改善対策
改善対策とは、自動車の構造または性能が基準不適合状態ではないが、安全上または道路運送車両の保安基準上放置できなくなるおそれあるまたは放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造段階の過程にある場合にその旨を国土交通大臣に届け出て自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコールまたは改善対策に該当しない場合であり、商品性や品質の改善のためにメーカーが自主的に自動車を回収し無料で修理を行う制度のことです。
リコール対象車になったら?
所有している車がリコール対象車となった場合、自動車メーカーからリコール通知が届きます。では、リコール通知が届いたらどうすれば良いのか?しなければいけないことやしてはいけないこととは?リコール対象車となった時の対応方法について詳しくご説明いたします。車のリコールは年々増加傾向にあります。近年では年間400件以上のリコール届けが提出されており、決して珍しいことではありません。車を所有している方であればだれしもにリコール対象車となる可能性があるのです。
メーカーで点検・修理をしてもらう
所有している車がリコール対象車となったら、まずは自動車メーカーもしくはディーラーに問い合わせをしましょう。問い合わせ先はリコール通知に記載されています。リコール内容によっては代車を用意してもらう必要があるケースもありますので、日程等の打ち合わせをしましょう。あちは、点検・修理を行ってもらえば大丈夫です。リコール箇所の点検・修理は無料となっていますので、費用も心配はいりません。
リコール対象車を放っておいた場合
所有している車がリコール対象車であるにも関わらず放っておいた場合、事故に繋がる可能性があります。リコール制度は未然に事故を防ぐためのものです。その制度を受けないとなると事故に繋がる可能性も考えられるでしょう。また、リコール対象箇所によっては車検通らないケースもあります。所有している車がリコール対象車となった場合には、出来るだけ車検よりも前にはやめに点検・修理の依頼を行いましょう。
中古車であってもリコール対象
所有している車が中古車で購入した車であっても、リコール制度の対象となります。中古車購入をした際は、購入時に過去にリコール対象歴がないかどうかや過去にリコール対象歴あった場合には点検・修理などの対応がきちんと行われたかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。確認は過去の整備記録などから可能となっています。万が一未対応の場合、リコール制度に有効期限はありませんので、気づいた時点で自動車メーカーに連絡を取り、点検・修理を行ってもらうようにしてください。
リコール対象車の調べ方
所有している車がリコール対象車になった場合、自動車メーカーもしくは販売店などからリコール通知が届きます。しかし、引っ越しなどをしており変更登録の手続きを行っていない場合は届かない可能性も考えられます。万が一の時のリコール通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には移転登録の手続きを必ず15日以内に行うようにしましょう。変更登録や移転登録は必ず行わないといけないことであり、もしこれらの手続きを怠ると道路運送車両法により罰金が課せられることもありますのでご注意ください。
では、リコール通知での通達以外に所有している車がリコール対象車かどうか調べるにはどうしたら良いのか?リコール対象車の調べ方についてご紹介いたします。不安な方や心配な方は、一度調べてみてはいかがでしょうか?
リコール情報検索アプリで調べる
リコール情報検索アプリをご存じでしょうか?リコール情報検索アプリとは。AndroidとiPhoneのどちらにも対応しているスマートフォン用アプリです。リコール情報検索アプリを使用することで、リコール対象車かどうかを簡単に調べることが可能となっています。手順は、アプリをダウンロードし、車検証に記載されている車検証QRコードの読み取りもしくは車台番号を入力するだけです。リコール情報検索アプリを使用して、ご自身が所有している車がリコール対象車かどうか調べたい方は、以下からタウンロードできますのでご利用ください。
GooglePlay(Android)からリコール情報検索アプリをダウンロード
Apple Storeからリコール情報検索アプリをダウンロード
リコール・不具合情報検索システムで調べる
リコール・不具合情報検索システムとは、国土交通省のシステムです。国土交通省のホームページに記載されています。自動車本体のほか、チャイルドシートやタイヤのリコール対象も検索することが可能となっています。しかし、生産工場やグレードの違い等によって対象とならない車輌も含まれている場合がありますのでご注意ください。個別の車輌の確認は各自動車メーカーへ問い合わせをしましょう。また、国土交通省ではリコールの迅速かつ確実な実施のために車に関する不具合情報も集めていますので、自動車、チャイルドシート、タイヤに不具合を感じた場合は、自動車不具合情報ホットラインへ問い合わせをしましょう。
リコール対象車をお得に廃車する方法
リコール対象車となったことをきっかけに新しい車への乗り換えを考える方や処分しようとしている車が過去にリコール対象歴があるという方もいらっしゃるでしょう。では、リコール対象車はどのように処分するのがよいのでしょうか?車の処分となると高い費用が掛かるイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、リコール対象車を含め車は費用をかけずに処分をすることが可能なのです。しかし、費用をかけずに処分をするには処分の依頼先選びがとても重要となってきます。つぎに、リコール対象車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。リコール対象車もしくはリコール対象歴のある車の廃車をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
リコール対象歴があっても売却が可能
リコール対象歴がある車となると、買取りしてもらえるのかという不安を抱く方もいるでしょう。しかし、車の査定にリコール対象歴は影響ありません。車の買取り査定というのは基本的には、メーカーや車種、年式や走行距離、事故歴や修復歴をもとに算出されます。ここで注意してほしいのが、リコール対象歴は車の査定に影響ありませんが、リコール対象箇所以外の事故歴や修復歴は車の査定に大きく影響をしてしまうという事です。リコール対象歴の有無は査定に影響しませんので、問題なく売却が可能となっています。
廃車買取業者へ依頼
リコール対象車を含め車をお得に売却する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者へ依頼をするという事です。廃車買取業者は廃車を専門としている車の買取業者で、車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する手続きの代行まですべてをまとめて依頼することが可能となっています。また、廃車買取業者では年式の古い車や走行距離の多い車、動かない事故車やボロボロの車などであっても対応をしてくれます。もちろんリコール対象歴がある車の依頼も可能となっています。それだけではなく、レッカー代などの引取り費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が無料となっている廃車買取業者がほとんどなのです。車の売却をご検討されている方は、廃車買取業者へご相談されてみてはいかがでしょうか。
おすすめの廃車買取業者
全国で車買取の展開をしているカーネクストは、自宅からインターネットフォーム問合せやお電話での査定申込が可能となっており、経験実績豊富な担当者は実車を見ることなく概算の査定価格をすぐにお伝えすることができます。概算ではなく、詳細に車査定を受けたいという方は、お手元に車検証を用意していただき、車の状態や現走行距離も伝えるようにできていると、しっかりとした確定の査定額まで教えてもらうことが出来ます。実車査定はないため手軽に受けることができますし、検討中の方は査定だけでも無料でしてもらうことができますので、時間があるときに一度問合せされてみるだけでもおすすめです。