メルカリとは、フリマアプリサービスです。メルカリは、日本国内だけではなくアメリカでもサービスを提供しています。今ではほとんどの方が知っていて、利用したことがある方も多いのではないでしょうか。メルカリは2019年9月18日時点で、サービス開始日である2013年7月2日からの日本国内累計取引件数が5億件を突破しています。2013年にサービス開始し2016年に初めて黒字となったメルカリは、いまやフリマアプリ界の首位を誇っているのです。
こちらの記事ではメルカリでの車売買についてご紹介したいと思います。また、廃車買取業者に車の売却をする場合との比較もしていますので、メルカリで車売買を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
メルカリで車を出品する
自動車の売買を行うには、車体以外に必要な書類を譲渡し所有者の名義変更をする必要があります。メルカリで車を出品する際の必要書類や注意点についてご説明いたします。メルカリでの車売買をご検討中の方は、必ず事前にご確認ください。
準備する必要書類
メルカリで車を出品する場合、車体と一緒に以下の書類も譲渡する必要があります。
- 車検証
- 自動車損害賠償保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 自動車リサイクル券
名義変更を購入者にしてもらう場合の必要書類
名義変更を購入者にしてもらう場合、下記の5点の書類を譲渡する必要があります。
- 車検証
- 自動車損害賠償保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 自動車リサイクル券
- 印鑑登録証明書
- 譲渡証明書(※実印を押印済のもの)
- 委任状(※実印を押印済のもの)
所有者が未成年者の場合の必要書類
所有者が未成年者の場合、下記の7点の書類を譲渡する必要があります。揃える書類の数が多くなりますのでご注意ください。
- 車検証
- 自動車損害賠償保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 自動車リサイクル券
- 両親からの保護者同意書(※実印を押印済のもの)
- 両親の印鑑証明書(※発行日より3ヶ月以内のもの)
- 戸籍謄本もしくは住民票(所有者と両親の関係性が分かる書類)
メルカリで車売買をする際の注意点
メルカリで車売買をする際の注意点として以下のことに気を付ける必要があります。
- 写真と撮る際はナンバープレートを隠す
- 車体全体が確認できる画像を撮影する
- 自動車税の対象期間を確認する
- 購入者は車体価格以外にもかかる費用がある(陸送費や名義変更手数料など)
- 購入者は取引成立後、名義変更手続きが必要となる
メルカリで車売買をご検討されている方は、事前にメルカリ自動車取引ガイドをチェックすることをおすすめいたします。
自動車輸送について
メルカリには、メルカリでの自動車の取引限定でお得に自動車の輸送を利用できるサービスがあります。輸送だけではなく、輸送の代行と同時に名義変更の手続きも代行してもらえる「輸送+名義変更サービス」の利用も可能となっています。輸送や名義変更サービスには予約が必須となりますので、利用をお考えの方は事前に予約をしましょう。メルカリの「輸送+名義変更サービス」を利用することで、費用はかかりますが取引の手間を省くことが可能です。輸送会社への予約は基本的に送料の負担者が行うことになっています。
リコール情報通知プログラムを開始
メルカリが2020年9月7日より新たなプログラムを開始。新たなプログラムは、リコール品の迅速な回収が可能となる「リコール品プログラム」です。「リコール品プログラム」について詳しくご説明したいと思います。
リコール情報通知プログラムとは
メルカリは、リコール品の迅速な回収が可能となる「リコール品プログラム」を2020年9月7日より開始をしました。「リコール品プログラム」は、CtoCサービスとして製造・輸入事業者等と製品情報をデータ連携することで、リコール発生時にリコール品の出品・購入をされた方の特定を容易にする取り組みです。具体的には、製造・輸入事業者から要請が行われた商品のリコールに関する情報を、出品者・購入者にメルカリアプリ内「お知らせ」より通知がされます。製造・輸入事業者からの要請内容としては、製造、流通及び販売の停止や流通及び販売段階からの回収、消費者に対するリスクについての適切な情報提供などが対応となります。
メルカリで車売買を行うメリットとデメリット
メルカリで車売買を行うには、メリットがあるのと同時にデメリットもあります。メルカリで車売買を行うメリットとデメリットについてご説明いたします
メルカリで車売買を行うメリット
メルカリで車売買を行うメリットとしては以下のようなことがあげられます。
- ユーザー数が多い
- 仲介手数料が不要
- キャンセル手数料が不要
- アプリを使って簡単に出品が出来る
- 輸送+名義変更サービスの利用が可能
メルカリは現在、日本国内の利用者数が月間1,350万人を超えていると言われています。ユーザー数が多いというのはかなり大きなメリットではないでしょうか。また、メルカリは個人売買になりますので仲介手数料がかからないというのもメリットであり、利用者数が多い理由ともいえるでしょう。
メルカリで車売買を行うデメリット
メルカリで車売買を行うデメリットとしては以下のようなことがあげられます。
- 現車確認が難しい
- 個人売買特有のトラブル性が高い
- 輸送+名義変更サービスを利用するとなると費用が掛かる
個人売買のトラブル性
個人売買となるとやはりトラブルが心配となります。個人売買でのトラブルは少ないものではなく、車売買となると高価のものになりますので、トラブルがどうしても起きやすくなってしまうのかもしれません。それだけではなく、車売買となると取引が高額になりやすいというのもトラブルが起きやすい理由といえるでしょう。
個人売買はトラブルが起きやすい
インターネットオークションやフリマアプリの普及にともない個人売買が世間に浸透しつつあります。しかし、個人売買にはさまざまなトラブルが伴います。
メルカリでの車売買トラブル事例
メルカリでの車売買では、実際にいくつものトラブルが起きているようです。トラブル事例の多くは以下のようなことがあげられます。
- 車の状態違いによるトラブル
- 取引後の名義変更に関するトラブル
- 販売価格以外にかかる費用に関するトラブル
トラブルを避けるには細心の注意を払う必要があります。
廃車買取業者とメルカリの比較
車売買にはいくつかの方法があります。廃車買取業者へ車売買をするのとメルカリで車売買をするのとではどちらが良いのか?比較してみましょう。
廃車買取業者とメルカリの大きな違い
車売買を廃車買取業者に依頼をするかメルカリで行うかは大きく違ってきます。メルカリはあくまでフリマアプリであり個人売買です。廃車買取業者では車に関する知識をきちんともった業者が対応をしてくれます。また、廃車買取業者への車売買では車検証等の必要書類を揃えるだけで車の引取りから解体、陸運局での廃車に関する代行手続きまですべて行ってくれます。また、廃車買取業者では売却先を自分で選ぶことが出来ますので、納得したうえで売買が出来るというのは安心ポイントではないでしょうか。
中古車としても価値があるかないか
メーカーや車種はもちろん、年式や走行距離、外装内装など、状態は車によってさまざまでしょう。廃車買取業者の大きな特徴は、中古車としての価値がある車はもちろん、年式が古い車や走行距離が多い車など中古車としての価値が付きにくい車であっても廃車買取業者であれば対応をしてもらえるというのが大きな特徴ではないでしょうか。事故車や故障車であっても対応をしてもらえます。それと比べてメルカリでは、事故車や故障車など中古車としての使用が難しい車であれば買取り手がなかなかつかない、というのが現状のようです。
まとめ
今回は、メルカリで車売買をする方法や廃車買取業者への車売買とメルカリでの車売買の比較などについてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?廃車買取業者とメルカリではそれぞれのメリットがあります。売買を検討している車の状態によっても、どちらの方法が良いかは異なるでしょう。両方のメリットデメリットを踏まえたうえで売場方法を選ぶのが良いのではないでしょうか?また、廃車買取業者では無料で査定してもらえますので、まずは一度査定依頼をしてみても良いかと思います。車売買を検討されている方はご自身に合った車売買の最適な方法を選んでください。