車の運転中に地震が発生!取るべき行動や避難方法とは?

近年日本では大地震や巨大台風などの災害が多く、災害による大きな被害が全国各地で起きてしまっています。東日本大震災や九州豪雨など、そのほか異常気象によるゲリラ豪雨や台風が数多く発生しています。自然災害はいつ発生するかわからず予測が出来ません。
もし万が一、車の運転中に大地震がきたとき、どのような行動を取るべきなのか?

こちらの記事では、車の運転中に大地震が来てしまったときの取るべき行動についてご説明いたします。万が一の時に備えてぜひ参考にしてみてください。

車の運転中に大地震がきてしまったら

もし、車の運転中・走行中に大地震が起きた場合どのような行動をとったら良いのでしょうか?万が一の時のために頭に入れておいてください。

車の運転中に大地震が起きた場合の取るべき措置

車の運転中に大地震が発生した場合、ドライバーの次の措置を取るように心がけましょう。

  1. 急ハンドル、急ブレーキは避けて減速するなど出来るだけ安全な運転を
  2. ハザードランプを点ける
  3. 道路の左側で安全な場所に車を停車させる
  4. 揺れがおさまるまでは車内で待機
  5. カーラジオ等で地震情報や交通情報の収集

基本的には避難に車を使用するのは、やむを得ない時を除いて避けたほうが良いとされています。

地震発生時の道路は危険が多い

地震発生時の道路には危険がたくさんあります。走行中は以下のようなことに気を付けてください。

  1. 車の渋滞
  2. 道路の破損
  3. 信号機の停電
  4. 道路上の障害物

地震発生時は道路が陥没する可能性があるなど、危険がとても多くなっています。

いざというときは車を置いて避難をする

車を安全な場所に駐車できたら、車を置いて避難をしましょう。避難方法としては基本的に徒歩での避難が原則とされています。車を置いて避難をする際の注意点についてご説明いたします。以下の点に注意をして避難してください。

  1. ドアロックをしない
  2. 窓は閉める
  3. エンジンは止める
  4. エンジンキー抜かない、もしくはわかりやすい場所に置いておく

車を置いて避難をするときは、避難する人たちや緊急車両、災害応急対策の妨げにならない場所に駐車をしてください。

車の運転中は地震に気づかない可能性が

車の運転中は、震度によっては地震に気づかない可能性が考えられます。車の運転中は周りの状況をきちんと把握することもとても重要なのです。

車の運転中は元々揺れている

車の運転中は元々揺れています。ですので、小さな地震程度では気づかないことも多いでしょう。車の運転中は地震の発生にドライバー自身が気づく必要があります。地震が起きた際は、土砂崩れや道路の陥没、信号の停電などさまざまな二次災害の可能性が考えられますのでいち早く地震を察知することが重要となってきます。車の運転中は、あらゆる事態を想定して操作することが求められていますので、周りの状況を十分に把握したうえで適切な判断をしましょう。

車での避難がOKなケースも

東日本大震災が起きるよりも前は、地震が起きた際の避難方法は原則徒歩とされており、車の使用は認められていませんでした。東日本大震災で津波により被害が大きかったことが、避難方法の見直しにも繋がっているようです。

介護を必要とする家族がいるケース

家族など一緒に避難する方のなかに一人で避難するのが難しい方がいる場合などのやむを得ないときは、車での避難が認められています。信号機の停止や道路の破損等、通常の道路から様変わりすることを念頭に車での避難は十分に注意しましょう

津波の危険がある場所から離れるために車で避難するケース

大地震のあとは、津波が発生することも少なくはありません。海や川の近くからは出来るだけ離れたほうが良いでしょう。東日本大震災が起きるよりも前は、地震が起きた際の避難方法は原則徒歩とされており、車の使用は認められていませんでした。しかし東日本大震災以降、津波から逃げるためであれば車の使用をして良いというふうに法律が改正されました。しかしこれは、車での避難が安全と示しているものではありません。車で避難する人が増えると大渋滞が起き結局避難が出来ないという状況になってしまう可能性も考えられます。

高速道路の走行中に大地震が起きたら

高速道路の走行中に大地震が起きたときに取る米対応についてご説明いたします。高速道路上では一般道路の走行中よりも地震に気づきにくい場合があります。また、地震が起きていることに自分は気づいていても後続車も気づいているとは限りません。二次災害が起きないようにも十分に注意をしてください。

高速道路の走行中に地震が起きたときの対応

高速道路の走行中に地震が起きたときの取るべき対応は以下の通りです。

  1. 急ブレーキはかけずゆっくりと減速を
  2. ハザードランプを点ける
  3. 左側路肩に停車する
  4. 本線車道は緊急車輌の通行のために空けておく
  5. 大きな斜面の下やトンネル付近はなるべく避けて停車する
  6. カーラジオ等で地震情報や交通情報の収集

高速道路の交通規制について

地震が起きた際、高速道路は以下のような交通規制が予想されます。

  1. 強化地域への流入は制限される
  2. 強化地域内のインターチェンジからの流入は制限される
  3. 状況に応じた交通規制が行われる

まとめ

今回は、車の運転中に大地震が来てしまったときの取るべき行動についてご説明いたしました。何事も日頃からの備えが必要です。地震などの災害は予測が出来ず突然と起きるものですので、だれしもがパニックを起こしてしまいます。冷静な判断を取るのが難しいケースはあるでしょう。しかし、そんなときに取るべき行動を知っているか知っていないかでは状況が大きく変わってきます。どうしたら良いかわからなければ、なおさらパニックになってしまうでしょう。万が一、車の運転中に大地震が来てしまったときに備えて取るべき行動を頭に入れておきましょう。