廃車手続きの必要書類は、中古車を売却するときと同じ書類が必要となります。なぜ廃車手続きの場合、必要書類などでトラブルが続出するのでしょうか?
実際に起こりうるトラブルをご紹介していきます。
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廃車手続きで起こりやすいトラブル4パターン
こちらでは、廃車手続きをご自身で行おうとされた際に起こりやすい、書類の不備によるトラブル4パターンをご紹介します。廃車手続き予定があるという方は参考にご覧ください。
廃車手続きの書類トラブル その1(印鑑証明書の発行期限)
廃車手続きの書類の不備で、起こりやすいトラブルの一つが必要書類の有効期限が過ぎてしまっているということです。そのなかでも、印鑑証明書の発行からの有効期限をご存知でしょうか?
印鑑証明書の有効期限は3ヶ月
これは印鑑証明書に限ったことではありませんが、公的機関(市役所など)から取得した書類の有効期限は3ヶ月となっています。
注意しなければならない点は、あなたが廃車買取業者などに書類を手渡すのが3ヶ月以内ということではなく、運輸支局で廃車手続きを行う日が印鑑証明書の発行から3ヶ月以内でなければならないということです。
廃車手続きの書類トラブル その2(普通車の場合は準備するのは実印)
普通車の廃車手続きに必要な実印、使う機会が多いという方もあまりいらっしゃらないため、起こりやすいトラブルがあります。
実印とよく似た陰影の印鑑と間違えて押してしまった
これは廃車手続きに限らず、自動車の売買時に必要となる実印の押印でよくある話です。個人事業主の方であれば実印を使用する機会もあると思いますが、一般ユーザーの方で実印を頻繁に使う方は少ないと思います。したがって、どこに片付けたのか分からなくなってしまった、どの印鑑を実印登録したか覚えていないという方が、まず印鑑証明書を取得して、それとよく似た印鑑を用いて必要書類に押印するケースがあります。この場合、間違っていれば時間も手間も大きなロスに繋がります。万が一、実印が分からなくなってしまった場合は、新しく登録しなおして、印鑑登録証明書を取得したほうが無難です。
廃車手続きの書類トラブル その3(車検証情報と印鑑証明書の情報が異なる場合)
車検証の情報と印鑑証明書の情報が異なる場合とはどのようなケースがあるのでしょうか?
車を購入してから売却するまでに引越しをしている場合は要注意
車検証の情報と印鑑証明書の情報が異なる場合、引越しによって住所が変更になった、結婚して姓が変わった場合などがあげられます。前提として、車検証の情報とは「所有者の氏名又は名称・住所」になりますので、使用者の情報ではないことをしっかりと把握しておきましょう。車検証情報と印鑑証明書の情報が異なる場合は、変わったことが分かる書類、戸籍謄本や住民票などの添付が必要となります。
廃車手続きの書類トラブル その4(所有者がローン会社になっている場合)
自動車の名義というのは、一般的に所有者のことをいいます。どこで勘違いが生まれてトラブルになるのでしょうか?
廃車手続きに必要となる書類は使用者のものは一切いらない
ローンを組んで車を購入している方も、おそらく今乗っている車は自分の車である!と思っておられると思います。考え方自体は間違っていないのですが、廃車手続きに必要となる書類は、使用者のものではなく所有者のものになります。
したがって、車屋さんから「これはあなたの名義ですか?」という質問に対して、「はい。私の名義です」というときは、所有者があなたであることを確認しましょう。
万が一、ローン会社が所有者だった場合は、ローン会社より廃車手続きに必要な書類を取り寄せなければならない為、大きな時間ロスに繋がります。
廃車手続きの必要書類で起こりうるトラブルのまとめ
今回取り上げさせていただいたのは、廃車手続きの際のよくあるトラブルです。
その他にもたくさん起こりうるトラブルはあると思います。通常の中古車売却より廃車手続きの書類においてトラブルが多いのは、廃車にする所有者自体が廃車=ゴミだと認識しており、書類手続きの重要性を理解していない可能性があります。廃車の車を引き取ってもらっても、書類手続きが完了しなければ年度が変わるたびに自動車税を納税しなければなりませんから、廃車であっても必要書類をしっかりと揃えて提出しましょう。