高く売れやすいメーカーや車種とは?査定士に聞く車の購入のコツ

車を頻繁に乗り換える方などであれば、数年後に売るときに高く売れる車であるということを基準に新車購入をされるという方も少なくはないでしょう。
こちらの記事では、中古車人気の高い車種や特徴少しでも高く車を売却するポイントなどについてご紹介いたします。ぜひ、新車購入をする際の参考にして頂ければと思います。

中古車人気の高い車種

中古車人気の高い車種とはどのような車なのでしょうか?中古車人気の高い車種のなかには共通する特徴もみられるようです。まずはじめに中古車人気車種ランキング中古車人気の高い車種の特徴についてご紹介いたします。

中古車人気車種ランキング

ここ数年の中古車人気車種ランキングを調べてみると、多少の順位の変動はあっても大きな変動は見られず、ランキイング入りしている車種はほとんど決まっています。近年の日本の中古車市場で人気の高い車種ランキングは以下の通りです。メーカーとしては偏りがあまりなく、メーカーというよりはやはり車種が重要となるようです。

  1. トヨタ プリウス
  2. 日産 セレナ
  3. トヨタ アルファード
  4. ホンダ N-BOX
  5. ダイハツ タント
  6. スズキ ジムニー
  7. ホンダ フィット

中古車人気の高い車種の特徴

中古車であっても人気の高い車種はもちろん新車でも人気が高くなっています。中古車人気の高い車種の特徴はいくつか挙げられますが、とくに目立つ特徴が排気量が少ない車種維持費が安く抑えられる車種高性能の車種などです。日本の中古車市場を見てみると、ミニバンステーションワゴンSUVの人気が高い傾向があります。これらの人気車種であれば、高額査定が期待できるでしょう。また、そのときどきのトレンドなどもありますので、トレンドにも注目してみてはいかがでしょうか。

車の購入のコツ

3年後や5年後などでも価値が落ちにくい車種とはどのような車なのでしょうか?つぎに車の購入をする際のコツについてご紹介いたします。

ファミリーカータイプ

価値が落ちにくい車の特徴として1つめに挙げられるのが、ファミリーカータイプの車です。ファミリーカータイプの車種は、高い需要を維持しているようです。ファミリー層からは比較的ミニバンタイプの車種の人気が高くなっています。ファミリーカータイプの車種は中古車であっても価値が落ちにくく、買取相場も比較的安定しているようです。年式や走行距離などを含めた車の状態によっては、高額査定も十分に期待できるといえるでしょう。

海外での人気も高い車種

価値が落ちにくい車の特徴として2つめに挙げられるのが、海外での人気も高い車種です。日本の中古車市場だけではなく、海外での中古車市場でも人気の高い車種だとなおさら中古車としての価値、価格は落ちにくいです。日本の車は新車はもちろん中古車であっても、耐久性や信頼性などから海外での人気が高くなっています。そのなかでも海外中古車市場で人気上位の車種であると、高額査定が十分に見込めるでしょう。なかには、日本の中古車市場では人気が高いというわけではなくても海外の中古車市場では人気が高いといった車種も存在するようです。

ロングセラーモデル

価値が落ちにくい車の特徴として3つめに挙げられるのが、ロングセラーモデルです。たとえば、1998年に発売が開始されたスズキのジムニーは代表的なロングセラーモデルとなっています。このようなロングセラーモデルであれば、3年後などであっても人気が続いていることが予想されるでしょう。実際にスズキのジムニーは新車としてはもちろん、中古車市場でも日本国内外問わず高い人気を維持しており、高額査定の実績もいくつもあるようです。

希少価値のある車種

価値が落ちにくい車の特徴として4つめに挙げられるのが、希少価値のある車種です。なかには高い人気を誇っていたにもかかわらず生産が終了してしまった車種も存在します。そのような車でもどうしても手に入れたいと思うファンが存在します。そのようなファンは中古車市場で探します。中古車としてしか手に入れることが出来ないからです。このように中古車市場でしか手に入れることが出来ないような希少価値が高い車は、買取り価格が落ちにくい傾向があります。ほかにも生産数が少ない限定モデルなども高額査定が見込めるでしょう。

リセールバリュー

新車購入をする際の選ぶポイントとして、リセールバリューの高い車を選ぶというのも重要なのポイントです。3年後や5年後などに売却を考えているのであれば、その車のリセールバリューはとても重要なポイントといえるでしょう。では、車のリセールバリューとは?また、リセールバリューの高い車と低い車の違いについても説明したいと思います。

リセールバリューとは

車のリセールバリューとは、乗用車などを使用後中古車販売店や新車購入時の下取りとして販売するときの価値のことです。新車の残価率(%)であらわされます。つまり、リセールバリューが高い車というのは残価率が高い車ということになります。車のリセールバリューは、一般的には新車時に販売価格、年式、走行距離によって決まります。平均的なリセールバリューは3年後で50~60%程度といわれています。購入を検討している車があるのであれば、一度リセールバリューを調べてみてはいかがでしょうか。

リセールバリューの高い車を選ぶ

最終的に手放しを考えている場合やそもそも5年後以内に売却をすることを踏まえて車の購入をする場合、出来るだけリセールバリューの高い車を選ぶことが望ましいでしょう。しかし、リセールバリューの高い車となるとその分、購入時の初期投資は高くなります。反対に、リセールバリューが低い車となると購入時の初期投資は低く手に入れやすいでしょう。車が乗れるまで乗り続けたい方などは初期投資を出来るだけ抑えたいと思いますので、リセールバリューも特には気にしなくて良いでしょう。しかし、3年後や5年後に乗り換えや売却を考えて車を購入するのであれば、出来るだけリセールバリューの高い車を選ぶことをおすすめいたします。

車を高く売るポイント

たとえ同じ車種であっても、車によって査定額が大きく変わってくることは十分に考えられます。では、車を少しでも高く売るポイントとは?いずれ車の売却を検討されている方は、売却をする際に少しでも得をするためにも参考にしてみてください。

付属品は大切に保管を

車の購入時に付属されていた保証書やスペアキーなどの付属品は大切に保管をしておきましょう。付属品がきちんと揃っている車の方が買い手は安心ですので、買い手が付きやすいからです。買い手が付きやすいことが見込める車は査定額のアップも見込めます。また、ご自身の好みに合わせて社外品に付け替えるのは良いですが、いずれ売却を考えているのであればその際に純正品に戻せるようにしておきましょう。純正品がついている状態、社外品に取り換えている状態では、社外品に取り換えている状態の車の方が価値が下がってしまう可能性があります。

出来るだけきれいに保つ

車の査定額には外装状態や内装状態も影響があります。もし中古車を購入する側だとしたら少しでもきれいな状態の中古車の方が良いでしょう。外装面での損傷や内装面でのシートの汚れや破れなどがあるとなると、査定額が下がってしまう可能性が考えられます。完全に無傷の状態を保つことはもちろん難しいですが、出来るだけこまめに掃除などをして少しでもきれいな状態を保つようにすることをおすすめいたします。また、売却前や査定前には洗車や車内の掃除をしておくだけでも印象は良くなるでしょう。

売却をどこに依頼するかが重要

車を手放す際、みなさんはどのような手放し方をしているでしょうか?下取りに出す方車買取業者に依頼をする方など人それぞれかと思います。車の乗り換え時など車を売却を検討しているのであれば、下取りに出すよりも車買取業者へ売却することをおすすめいたします。なぜならば、下取りを行うディーラーや車販売店は主に車の販売をメインの事業としているのに対して、車買取業者は主に中古車の買取をメインの事業としているからです。車を少しでも高く売却したいのであれば、車買取業者へ依頼をしましょう。