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廃車手続きにおける印鑑証明のいろは。取得の方法や注意点、周辺情報など

廃車手続きの際にはいくつかの書類の提出が必要になります。

そして、その中には印鑑登録証明書(印鑑証明)という書類が必要になる事がありますが、これがなかなかに厄介な書類で、書類の準備ミスのほとんどが印鑑証明関連で起こっているのです。

そこで、ここではこの印鑑証明の取得方法や注意点などをご紹介いたします。

何がそんなに難しいの?

あなたは絶対に間違えるから、しっかりと聞くように!

印鑑証明の取得方法

まずはジャブとして比較的簡単な、印鑑証明の取得方法についてご紹介しましょう。現在、印鑑証明の取得には2つの方法が存在しており、それぞれ以下の場所で取得することが可能です。

役所での取得

印鑑証明の取得先として、最もメジャーな場所としてはお住いの市区町村の役所での取得方法です。

市役所や区役所の事だね!

それに出張所でも取得できるわ。

役所で取得するには、印鑑登録カード(印鑑登録証)を持参し、窓口に置いてある印鑑証明書交付申請書を記入して一緒に提出すれば大丈夫です。

なお、印鑑証明の発行には手数料として300円がかかるので、お財布も持っていきましょう。

手数料は都道府県により異なります。

コンビニでの取得

昔までは、役所でしか印鑑証明の発行ができませんでしたが、時代が進み今ではコンビニでも印鑑証明の取得が出来る様になりました。

具体的にはコンビニに設定されているコピー機で印鑑証明の発行手続きができ、しかも手数料は役所で行うよりも100円ほど安い200円前後で済むのです。

ただし、このサービスを利用するには以下の条件をクリアしている必要がありますので、その点は注意が必要です。

コンビニ発行の為の条件

  • マイナンバーカードを持っている(通知カード不可)
  • 事前に役所で印鑑の登録が済んでいる
  • サービス稼働時間内での作業(6:30〜23:00)
  • お住いのエリアがコンビニ発行に対応している事

印鑑証明の注意点

それでは、廃車の手続きのために要する印鑑証明として、よくあるミスに基づいて注意点をご紹介していきます。

なお、この注意点の確認のためには車検証に記載の情報も必要になりますので、お暇な時にでも確認していただければと思います。

軽自動車の廃車では不要

まず一つ目の注意点としては、印鑑証明が必要になるのは普通自動車の廃車手続きの場合のみで、軽自動車の廃車手続きの際には準備される必要はありません。

と言うのも、軽自動車の扱いは普通自動車ほど厳重ではなく、手続きに関して役所に登録している実印を利用する機会がないのです。

よって、実印による押印の機会がないため、その印鑑の証明を行う印鑑証明も不要となるのです。

そう考えると、軽って本当に楽ね。
次の乗り換えは軽にしようかしら。

印鑑証明と車検証の名義違い

2つ目の注意点は、取得される印鑑証明に記載の名義と、車検証の所有者欄に記載の名義が同じ名義になるように発行すると言う事です。

よくある間違いとしては、車検証に記載の名義が父親なのに、取得された印鑑証明が母親名義のものだったと言うケースです。他にも車検証に記載の使用者名義と同じ名義の印鑑証明を取得されてしまうといったケースも見られます。

廃車手続きでは、いくら家族といえど名義が異なる印鑑証明では効力が無い書類と見なされますので、印鑑証明を発行し直す必要があるのです。

他にも、名義違いの別のケースで言えば、新車購入時にローン購入している場合は、所有者名義にはディーラーやローン会社の名前が書かれている事がありますので、この場合はディーラーやローン会社に印鑑証明を発行してもらうよう別途申請が必要になります。

これは・・、間違えちゃうかも。

でしょ?油断大敵ってヤツね。

印鑑の間違い

廃車手続きの際に印鑑証明が必要になるのは、押印に使う実印が登録されている印鑑であることを証明するために準備が必要です。なので、各書類に押印する印鑑も、当然ながら印鑑証明に記載されている実印で行う必要もあります。

印鑑間違いでよくあるミスとしては、廃車買取に依頼される場合は委任状の準備が必要になるのですが、その書類に押印する印鑑を実印ではなく認印などで押印してしまう事です。

なので、基本的に普通自動車の廃車手続きに必要な書類は、押印は全て登録している実印で行うものと覚えておきましょう。

「全部実印で」って覚えると簡単!

住所の相違

4つ目の注意点は、印鑑証明に記載の住所と車検証に記載の住所が一致しているかどうかという点です。

廃車手続きの書類は、とにかく細かい点までチェックされますので、この2つの書類の住所が一致していないと手続きを進める事ができないのです。

もし、引っ越し等で住所に相違が発生している場合は、追加書類を提出することで手続きの中断を防ぐ事ができます。

車検証に記載の住所から1回引っ越ししている場合は、前住所の記載がある住民票(発行から3ヶ月以内)を追加書類と提出すれば手続きは進めれます。

次に2回以上の引っ越しがある場合は、住民票だけでは住所の追跡が出来ませんので、この場合は戸籍の附票を取得する事で手続きを進める事が可能となります。

戸籍の附票は、本籍地にある役所でのみ発行が可能ですので、遠い場所に住んでいる場合は役所に電話して、郵送で対応してもらいましょう。

まとめ

以上が、廃車手続きにおける印鑑証明の注意点でございます。

要所要所さえ押さえてしまえば、印鑑証明の準備で間違いを起こす事はありませんので、落ち着いて車検証に記載の所有者名義から確認を行うようにしましょう。

使用者じゃなくて所有者だから、名義だけは注意してね。

わかった!

なお、印鑑証明も発行から3ヶ月以内のものでないと、期限切れで失効してしまいますので、併せてご注意ください。