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【やらかす前に!】廃車前に記念でエンブレムを取っても大丈夫か?

長く乗ってきた愛車を廃車にすることになった場合、その愛が深ければ深いほど何かしら形見を残したいと考えるでしょう。

そんな時に、思いつくこととして多いのがエンブレムを記念に取ってしまおうかという考えです。

しかし、そうする事で査定額が下がってしまっては元も子もないので、今回は記念にエンブレムを取る事が減額に繋がってしまうのかどうかという点についてご紹介いたします。

うわぁ〜。この気持ち、すごい分かる!

同感じゃ。ただ、この行為が査定に影響するかどうかは車の状態次第なのじゃ。

エンブレム問題はどの廃車手続きになるか次第

エンブレムを記念に取り外してから、廃車として買い取られる場合、その行動が査定額に影響が出るのかどうか。

実は、これは買い取られた車がその後にどのような廃車手続きを行われるか次第となっているのです。

永久抹消登録の場合

まず一つ目のパターンとしては、引き取られた車が解体・スクラップにされて、そのまま運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)にて永久抹消登録を行われる場合です。

この場合は、その車は鉄資源としての価値の方が金額が高くなると判断された、もしくは中古車としての価値はないと判断されている状態です。

なので、記念としてエンブレムを取ってしまっても、査定額が減額される可能性は極めて低いと考えましょう。

もちろん、高級車の中でも限定モデルなどで、世界的にも台数が少なく、そのエンブレム自体にプレミアム価格が付いているような化け物級の車の場合は、エンブレム自体にも相当な価値が付いているはずですので、取らずにそのまま売ってしまった方が買取価格は高くなるでしょう。

一時抹消登録の場合

次に考えられるパターンとしては、買い取られた車が解体される事なく、メンテナンスや清掃後に中古車として販売される一時抹消登録が行われた場合です。

この場合は、買い取られた車は引き続き「車」としての役割を担っていくことになり、当然メーカーなども価値に反映されるポイントとなります。

そうなってしまうと、そのメーカーの顔であるエンブレムが無くなってしまうと、そのエンブレム自体の価値以上の減額が予想されますので、絶対に車からエンブレムを外さずに引き取りに出すべきでしょう。

ん?チョット待って。
廃車買取でも中古車になる事があるの?

そうじゃよ。一部の業者のみじゃが、その方が我々にもメリットが大きいのじゃ。

廃車買取された車は中古車として売られる事も

意外と知られていない事実ですが、「廃車買取業者」といっても取り扱いができる車の種類は「廃車」だけではないのです。

しかも、その事自体には何のデメリットもなく、むしろ車のオーナーさんも買取店側も双方にとってメリットのある状況といえるのです。

業者によっては中古車の販路を持っている

前述の通り、廃車買取業者であっても中古車の販路を持っている業者が存在しています。

そういった業者に車を査定に出して、中古車として価値がないと判断された場合は、イメージ通り解体やスクラップが行われることになりますが、もし中古車として価値があると判断された場合は、廃車としての買取額以上の査定を行ってくれるのです。

ただ、この時の注意点は、当然その車が中古車として今後も働くことになりますので、エンブレムを記念にとってしまうという行動はNGとなります。

海外販路持ちはアタリ

これに加えて中古車として日本市場に向けてのみ販路を持っている業者ではなく、海外への輸出販路を持っている業者の場合は、更に高値で買取を行ってくれる可能性が上がるのです。

近年、日本で生まれた中古車は、日本国内で再利用されるのではなく海外に輸出され、それぞれの国で中古車として活躍する事が非常に多いのです。

なぜなら、日本車は海外の車に比べて非常に頑丈で壊れにくく、特に発展途上国では日本車=ステータスにもなっている状態なのです。

それに伴い、輸出費用を差し引いても日本国内で中古車として売るよりもはるかに高い利益が得られることから、海外販路を持っている業者の方が高価買取が可能になるのです。

おぉ〜、アタリって感じだね。

問題はその業者を探せるかって話じゃな。

おじいさんのおすすめ業者教えてよ!

しかたないのう。海外販路を持っている廃車買取業者を教えるぞい
ちなみに、当然この場合もエンブレムの取り外しはしてはいけないぞ!

解体専門業者はエンブレムの取り外しは自由

これらに対して、中古車としての販路を持っていない業者に買取を申し込みする場合は、前述の通り「車としての価値」ではなく「鉄資源としての価値」が重要になります。

よって、査定額自体も中古車としてよりも落ちる事にはなりますが、記念にエンブレムを取ってしまっても特に問題はありませんので、その点はご安心ください。

高額買取を取るか、エンブレムを取るかの2択という事じゃ。

個人的には高額買取を選択するかな。

中古車になるのかの確認方法

以上が、愛車を廃車にする際にエンブレムを記念に取ってしまっても査定額に影響がないかどうかの判断基準となります。しかし、ここで問題になるには自分の車が中古車として価値のある車なのかどうか、どのようにして判断すべきなのかという点です。

万が一、中古車として価値がある、更に海外に輸出して高額で売る事ができる車であれば、エンブレムは絶対に取るべきではありません。

逆に、早々に解体に回される車であると判断されれば、それだけエンブレムを綺麗に取り外せる時間の確保ができるでしょう。

解体か中古車になるかの判断方法

買取に出した際には解体になるのか、はたまた中古車として再販されるかの判断方法ですが、残念ながらこれに関しては個人で判断することは難しいでしょう。

それどころか、これは業者間でも違う判断になる事がありますので、一度査定に出してみない限りはどうなるか判断できないのです。

ただ査定となると、一般的には査定となると申し込みをして後日査定員が訪問して車を見て査定するという面倒な手続きが必要になりますので、一旦の判断基準として訪問査定なしで金額の提示ができる廃車買取業者に見積もりを依頼してみるといいでしょう。

まぁ、そうなるよね。

これ位の手間は楽勝じゃ。

まとめ

以上のことから、廃車の記念にエンブレムを取ると、査定額に影響を与えてしまう可能性があるという事を事前に把握しておきましょう。

ただ、エンブレムを取る事で査定額に影響が出るのは、引き取られた車が中古車として日本もしくは海外で再販される場合のみです。

解体・スクラップにされる場合に関しては、鉄資源としての重量だけをみられますので、減額対象になる事はないでしょう。

そして、廃車買取に出す車が解体としてスクラップになるのか、中古車として売られるのかの判断に関しては、買取を行う業者次第で基準が異なりますので、一度査定に出してみないと判断ができない部分となります。

これを明確に判断したい場合は、海外販路も持っている訪問なしで気軽に依頼できる廃車買取業者へまずは無料査定を依頼すれば、スムーズに解体か中古車かの判断が可能になるでしょう。

じゃあ、一回査定してみようかな。

行動せん事には始まらんからの。