サイバーナビとは、パイオニアの車載用AV機器事業ブランドであるカロッツェリアのカーナビゲーションブランドの一つで、フラッグシップモデルです。1997年に発売された初代のサイバーナビは、世界初のDVDカーナビゲーションシステムとして発売が開始されました。日本では2001年に国内初のHDDカーナビが発売され、大容量で書き込みができるようになり画期的として大きな注目を集めました。サイバーナビの現在の表記名は「CYBER NAVI」となっています。
こちらの記事では、多くの賞を受賞し2019年には最新モデルが発表された新型サイバーナビについてご紹介いたします。
新型サイバーナビの特徴
新型サイバーナビはさまざまな充実した機能により、とても多くの高い評価を得ているようです。2019年に発表された新型サイバーナビの特徴についてご紹介いたします。
高速回線なうえにネットが使い放題
サイバーナビの1番の特徴ともいえるのが、高速回線なうえにネットが使い放題であるということではないでしょうか。高速データ通信が定額で使い放題となっているのは、新型サイバーナビは市販のカーナビとして初めて株式会社NTTドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応しているからです。高速データ通信を定額で使い放題にするためには、付属もしくは別売のネットワークスティックを接続する必要があります。
YouTubeの視聴が可能に
新型サイバーナビのホーム画面から「Streaming Video」を選択するだけで、YouTubeを視聴することが可能となっています。それだけではなく、新型サイバーナビの画面上からYouTube動画のタイトルを検索やYouTubeへログインしてお気に入りの動画を視聴することまで可能となっています。YouTubeの視聴はサイバーナビのもつwebプラウザ機能を利用して実現したもので、たとえばナビ画面に切り替えてもバックグラウンドでYouTubeを再生し続けることも可能となっています。
映像コンテンツを遠隔で再生することが可能に
新型サイバーナビでは、家庭用ブルーレイレコーダーなどに保存している映像コンテンツを遠隔で再生することが可能な「レコーダーアクセス機能」が搭載されています。スマートフォンアプリ「DiXiM Play for carrozzeria」を使ってスマートフォンと新型サイバーナビをペアリング接続することで、自宅のブルーレコーダーで録画している番組や放送中の番組などを新型サイバーナビ上で視聴することができるのです。しかし、パナソニックのティーガやシャープのAQUOSブルーレイなど対応機種は限られていますので事前にご確認ください。
Wi-Fiアクセスポイントモード
サイバーナビはWi-Fiアクセスポイントとして利用することも可能となっています。サイバーナビのWi-Fiアクセスポイントモードにより、容量無制限のWi-Fiルーターとして活用することも可能となっているのです。インターネット接続サービスを利用するには「ネットワークスティック」と呼ばれる通信機器の購入と、docomo in car Connectの有料契約が必要となっています。ですが、ネットワークスティックが同梱されている新型サイバーナビを購入すると、docomo in car Connectを1年間無料で利用できるというのは大きなメリットではないでしょうか。
車種専用モデルの10V型
新型サイバーナビには、車種専用モデルも用意されています。大画面10V型専用モデルの対応車種は、アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、エスクァイア、ステップワゴンの6車種です。車種ごとに専用設計された大画面10V型モデルは、存在感のある先進のデザイン、高精細「Excel Lumina HD パネル」、専用音響チューニングと、最先端のテクノロジーで最高の室内空間を演出します。
通信機器「ネットワークスティック」
ネットワークスティックとは、データ通信で映像やドライブに役立つ情報を取得するのに便利な通信機器です。新型サイバーナビには、ネットワークスティックの同梱モデルも用意されています。ネットワークスティックの同梱モデルは、末尾に「-DC」が付くモデルとなっています。また、新型サイバーナビに別売オプションとしてネットワークスティック「ND-DC3」をつけることも可能で、料金は約35,000円となっています。
ネットワークスティックで可能となる機能
ネットワークスティックで可能となる機能には、以下のようなものがあります。
・インフォガジェット
・スポットアドバイザー
・周辺の人気スポット
・スマートループアイ
・スマートループ渋滞情報
・フリーワード音声検索
・フリーワード検索
・ガソリンスタンド価格情報
・駐車場満空情報
・パーキングウォッチャー
・ウェザーライブ
・テレビ de み~た
・オートタイトルダウンロード
・セキュリティインフォ
・アクシデントインフォ
・スーパールート探索
など、さまざまな機能で充実しています。これらには、「docomo in Car Connect」の契約はなしで利用可能となっています。
「docomo in Car Connect」契約が必要となる機能
上記の機能に加えてさらに「ネットワークスティック」と「docomo in Car Connect」の契約をすることにより機能の幅も広がります。「docomo in Car Connect」の契約をすることで、
・ストリーミングビデオ
・レコーダーアクセス
・アクセスポイントモード
・自動地図更新
などの機能が利用可能となっています。
サイバーナビがリモート会議に最適
新型コロナウィルスの影響で仕事はテレワークが推奨されており、ZoomやGoogleハングアウト、Microsoft Teamsなどを使用した会議が多くなっています。セミナーや会議、打ち合わせや面接までもリモートで行うことがごく普通になりつつあります。しかし、リモートにはインターネット環境が必要となり、高速回線や通信容量なども重視され始めています。
そんなときに便利なのが、新型サイバーナビです。新型サイバーナビはリモート会議にも最適なのです。
ノートパソコンの使用が可能
新型サイバーナビでは、4G LTEの高速回線が容量無制限となっており、ノートパソコンの無線接続使用も可能となっています。ノートパソコンを車内でネットに繋げて使用することが可能なのです。仕事でインターネット回線を使う方の中には、VPN(Virtual Private Network)経由での接続が必須となる方も多いのではないでしょうか。ノートパソコン2台、スマートフォン2台の計4台を繋げても問題なく通信が出来ることも確認されていますので、通信環境としても十分すぎるくらい十分なのではないでしょうか。
リモート会議に最適なモデルとは
大容量インターネット回線を利用とする方には、ネットワークスティックの同梱モデルで「docomo in Car Connect」が最初から利用可能なモデルがおすすめです。ネットワークスティックの同梱モデルは「AVIC-CQ910-DC」「CL910-DC」「CW910-DC」「CZ910-DC」となっています。これらのモデルは「docomo in Car Connect」が利用可能なうえに、最初の1年間のは無償で使用することが可能となっていてとても便利です。サイバーナビの利用目的によっては、これらのモデルの検討もおすすめいたします。