高速道路で事故や故障にあった時のトラブル対処法とは?

近年、高速道路上での交通事故や車両故障などが増えています。とくに、交通事故や車両故障などにより車外に出た人が他の車輌にはねられてしまう死亡事故が増加傾向にあります。高速道路上での事故や故障は、さらなる事故が起こる危険性が高くとても危険です。高速道路で事故や故障を起こしたからといってむやみに外へ出ることはやめましょう。

こちらの記事では、高速道路での事故の発生状況高速道路で事故や故障にあってしまった場合の対応などについてご説明いたします。万が一のときに備えて今から出来ることもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

高速道路での事故の発生状況

高速道路での交通事故の発生状況は、ほとんどが追突事故だといわれています。高速道路上で起きやすい事故の原因についてご説明いたします。

後継車に轢かれてしまう

高速道路上での事故や故障発生時などに人が後継車に轢かれてしますケースが近年激増しています。高速道路は一般道とは状況が全く異なります。高速道路上で本線や路肩を歩き回ることはとても危険な行為です。事故などのやむを得ない場合を除いて、絶対に外に出てはいけません

後続車両による衝突

故障や渋滞などで停止している車両に他車両が衝突してしまうケースもかなり多くなってしまっています。高速道路上ではカーブなども少なくはなく、後続車や周りの車が停止車輛等に必ずしもすぐに気づくとは限りません。万が一の緊急事態に備えて、停止表示器材(三角表示板等)、発炎筒は必ず車に積載してください。道路上での事故や故障時は、自身の安全を確保したうえで後続車両に対する安全措置を取るようにしてください。

車外放出

シートベルトの未装着により、事故発生時などに同乗者が車外に放出されてしまうというケースも少なくまありません。後部座席も含め同乗者全員のシートベルト着用が義務付けられており、高速道路等でシートベルトを着用していない場合は、ドライバーに違反点数1点が付されます。ドライバーの方は、同乗者がシートベルトをきちんと占めているかの確認を必ず行いましょう。シートベルトをしていない状態での交通事故致死率はシートベルトをしている状態と比べて、約10倍に跳ね上がるといわれているのです。

高速道路で事故や故障にあってしまったら

ではもし万が一、高速道路で事故や故障に遭ってしまったらどうしたら良いのか?
いざ事故や故障に遭うとどうしてもパニックになりがちです。もしもの時に備えて、事前に対処方法を把握しておきましょう。以下の手順を参考にしてみてください。

車をすみやかに路肩へ移動させる

高速道路の本線上はとても危険です。事故や故障が起きてしまった場合は、ドライバー自身や同乗者の安全を確保するのが最優先です。高速道路上で万が一、事故や故障にあってしまった場合は、まずは速やかに車を路肩に移動させましょう。故障などにより車の移動が難しい場合は、後続車や周りに気を付けながら乗員全員の安全を確保しながら路肩側へ避難しましょう。高速道路上の場合、車内に残るとかえって危険な可能性が考えられます。

後継車に合図を

高速道路上の思わぬ停止車両や人に衝突する事故の発生が多くなっています。もし、高速道路上で事故や故障を起こしてしまった場合、後続車への合図が必要となってきます。後続車への合図方法としては、ハザードランプの点灯、発炎筒の着火、停止表示器材設置などがあります。発炎筒の着火、停止表示器材設置をする際は周辺の車に十分に注意をしてください。発炎筒は基本的には車内助手席の足元にあります。また高速道路を走行する際は、車間距離を取るなど意識をもって前方に注意しておくことが大切です。スピードの出しすぎはもってのほかです。スピードに気を付けたうえで、ハンドル操作やブレーキ操作は慎重に行いましょう。

避難と通報

ガードレールの外側など安全な場所に避難をしたら、通報をしましょう。通報手段は、110番、非常電話、道路緊急ダイヤルなどがあげられます。事故や故障の状況にあった通報手段で、負傷者の有無など出来るだけ詳しく伝えましょう。高速道路上には基本的には、1キロメートルごとに非常電話が設置されています。非常電話は、受話器を上げるだけで道路管理者交通管制室に直接つながる仕組みとなっています。

道路緊急ダイヤル#9910

「道路緊急ダイヤル#9910」をご存じでしょうか?道路緊急ダイヤルとは、幹線道路(国道、高速道路など)で道路の舗装の剥がれや陥没、路肩の破壊、高速道路への人や自転車の侵入など、道路の異状を発見したときの通報窓口となっています。万が一の時に備えて、事前に携帯電話の電話帳に入れておいたり、メモをして車内に張り付けておくと良いでしょう。

事故車や故障車の処分方法

車の事故や故障にあった場合、その車の処分方法も考えなければいけません。車の破損状況などによっても最適な方法は異なります。ご自身が良いと思う方法を見極めましょう。

修理をする?廃車にする?

事故や故障の状況、車の破損状況によっては最適な方法が異なります。フレーム部分などが破損してしまっている場合は修理が困難なケースもありますし、破損個所によっては修理費用が莫大な金額になってしまうケースもあります。たとえば、まだ買い替えたところでもう少し乗りたいという方は修理費用が高くてもその車を乗り続けたいと思うでしょう。一方、そろそろ乗り換えを考えていたし修理費用が高くなるなら廃車にして、もう新しい車に乗り換えようと思う方もいるでしょう。ご自身が納得できる方法を検討しましょう。

事故車や故障車でも売却が可能

車買取店があることはほとんどの方がご存じでしょう。では、車買取店には中古車買取りや事故車買取り廃車買取りなど種類があることはご存じでしょうか?事故車や故障車であっても、買取りをしてもらえる可能性は十分にあるのです。中古車買取店は中古車として価値のある車の買取を行っていますが、事故車買取店や廃車買取店であれば、事故車や故障車であっても対応してもらえます。買取店への売却の注意として、事故車や故障車の場合、中古車買取店では買取りを断られてしまう可能性が高いので注意してください。

事故車や故障車をお得に処分するには

事故車や故障車を含め、車の廃車や処分となると高い費用がかかるというイメージをお持ちの方はどのくらいいますでしょうか?事故車や故障車であっても方法ひとつで余計な費用をかけずに廃車・処分を行うことが出来るのです。事故車や故障車をお得に処分する方法としておすすめしたいのが、廃車買取業者を利用する方法です。廃車買取業者では、車の引取りから解体、陸運局での廃車手続きなどを行ってくれます。またほとんどの廃車買取業者が引き取り費用や廃車手続き代行費用を無料で行ってくれるのです。