2019年には、年間7000台以上もの自動車が盗難被害にあっていることをご存じでしょうか?また、自動車の盗難被害について車種別でみてみると、レクサスの盗難被害率が上位となってしまっているのです。ではなぜ、レクサスは盗難被害に遭いやすいのでしょうか?
こちらの記事では、盗難被害に遭いやすい車の特徴や盗難被害の多いレクサスの防犯対策についてご紹介したいと思います。
レクサスは盗難されやすい?!
2020年8月11日に名古屋市北区で、高級車「レクサス」が「ドリルアタック」による盗難に遭いニュースになりました。
運転席ドアの特定箇所にドリルで穴をあけてドアロックシステムを破壊し、BD2の端子にコードグラバーを差し込み複製キーを作成する手口です。
犯行時間は、わずか6分程度で高級車が盗まれています。
近年レクサスは、盗難被害が多い車種となってしまっています。では、なぜレクサスは盗難されやすいのでしょうか?レクサスが盗難被害に遭いやすい理由として、盗難被害が多い車種の特徴からみていきましょう。
盗難被害が多い車種
2019年の自動車盗難被害データでは、レクサス、プリウス、ランドクルーザー、ハイエース、アルファードなどが盗難率が高い車種となってしまっています。レクサスなかでも、RXやLSがとくに盗難被害が多いようです。レクサスLSなどの高級車は、しっかりとした最新の防犯対策が装備されているにも関わらず、盗難被害が多くなっています。つまり、いくら最新の防犯対策が装備されてる自動車であっても、盗難被害に遭ってしまう可能性はあるようです。
盗難被害が多い車種の特徴
盗難された自動車はほとんどが海外に流されます。ということは、日本国内に限らず海外でも人気と信頼が高い自動車が盗難被害に遭いやすいということです。盗難被害が多い車種を見てみても、海外でも人気の高いトヨタ車が多くランキング入りしています。また、ミニバンや大型SUVが狙われやすい傾向にあるようです。高額で売れる車、車体はもちろんパーツとしての需要が高い車は狙われやすいといえるでしょう。そうなるとやはりレクサスの盗難被害が多いのにも納得をしてしまいます。
自動車盗難被害が多い地域
自動車盗難被害が多い地域を見ていると、千葉県、神奈川県、埼玉県、茨城県、愛知県、大阪府が上位となっています。自動車盗難被害が多い地域には共通した特徴があるようです。その特徴とは、「都市部に繋がる大きな幹線道路がある」「大きな幹線道路が港まで続いており、その港から海外への輸出便が発着している」「工場や倉庫などが多く保管しやすい」などが挙げられます。つまり、自動車を盗難をしてから海外へ持ち出しやすい便利なエリアが、盗難被害に遭いやすい地域となっているようです。
盗難被害から愛車を守るためには
愛車を盗難被害から守るためには、所有者自身が気を付けることが大切です。
窃盗グループが党内する際は、出来るだけのリスクはもちろん避けるでしょう。窃盗するのに時間が掛かったり手間がかかるのはかなりのリスクです。
大事な愛車が盗難被害に遭わないためにも、出来る限りの万全の防犯対策を行いましょう。
自動車の駐車場所の確認
レクサスを愛車として所有している方はどのような場所に停めているでしょうか?レクサスの盗難被害に遭いにくくするためには、駐車場所もとても重要となってきます。自宅駐車場の場合、防犯カメラや防犯センサー、ガレージ内やゲートなどそれぞれの自宅駐車場によって出来る防犯対策は大きく変わってくるでしょう。コインパーキングなどに一時的に駐車する場合は、出来るだけ防犯カメラにうつる位置や外灯で照らされている位置を選んだほうが良いでしょう。また、屋外駐車場と屋内駐車場では屋内駐車場の方が盗難被害に遭う確率は低いです。しかし屋内駐車場はお屋外駐車場に比べて数が少なく、駐車料金も高くなってしまうのが現状です。
出来る限りの防犯対策を
たとえば、防犯カメラがあるから大丈夫や最新の防犯対策が搭載されている車だから大丈夫、などという考えはとても危険です。たとえ防犯カメラがあったり、最新の防犯対策が搭載されているとしても、相手は窃盗のプログループですからそれらを簡単に回避してくる可能性が十分にあります。実際に防犯対策をしていても盗難被害にあった車は少なくありませんし、防犯対策をしているからといって盗難被害に絶対に遭わないという保証はありません。しかし、防犯対策はすればするほど盗難被害に遭いにくいといえるでしょう。
レクサスを盗難から守るための防犯対策
レクサスを盗難被害から守るための防犯対策についてご紹介いたします。下記でご紹介している防犯対策以外にも車の防犯対策にはさまざまなものがありますので、気になる方は調べてみましょう。
ハンドルロック
ハンドルロックとは、ハンドルが回らないようにして盗難を防ぐ装置です。ハンドルロックは主に2種類あり、1つのタイプは棒状のものをハンドルにつけて鍵で固定する後付けタイプです。もう1つのタイプがキーをOffにすることによりハンドルが回らないようにする内蔵タイプです。レクサスを停めている場所から離れる場合、たとえ短時間でもドアロックをするのはもちろんのことですが、ハンドルロックもした方が良いでしょう。
タイヤロック
タイヤロックとは、タイヤにロックをつけることでタイヤが転がらないようにして盗難を防ぐ装置です。タイヤロックを使用する場合は、ホイールロック(特別な鍵を使わないと外せないようにする装置)と併用することが勧められています。
G-Link
G-Linkをご存じでしょうか?G-Linkとは、充実のセキュリティシステムや万一のトラブル対応など、乗員と愛車をサポートする先進のテレマティクスサービスです。もし万が一レクサスが盗難されてしまったときに追跡することもできるシステムとなっています。G-Linkはネットからの登録が可能となっており、レクサスオーナーであれば登録から3年間は無料で利用することが出来るシステムですのでとても便利です。24時間365日の電話対応のほか、事故や急病の際の緊急通報サポート、愛車を見守るG-Securityなど、安全で安心なサポートが充実しています。レクサスオーナーの方はぜひ登録されることをおすすめいたします。
車体だけが狙われるわけではない
窃盗グループは車体だけを狙っているとは限らないのです。車を所有されている方は下記のことにも十分に注意してください。
ナンバープレートの盗難被害
ナンバープレートだけが盗まれるという盗難被害も少なくはありません。それどころか、ナンバープレートの盗難被害は年々増加しており自動車部品の中ではダントツで、ナンバープレートの盗難被害が半分以上を占める形となっています。ナンバープレートを盗んでどうするのだろう?意味があるの?と思う方もいるかもしれませんが、窃盗グループからするとナンバープレートはとても重要なのです。なぜならば、盗んだ車両を移動する際などに使用できるからです。現在、道路のあらゆるところにNシステムや監視カメラが設置されています。Nシステムや監視カメラで特定の車輌を追跡するのには、車両のナンバープレートを記録しているのです。つまり、何個もの盗難ナンバーを使用することによって足が付きにくくしているのです。
車上荒らしにも要注意
自動車の盗難被害だけではなく、車上荒らし被害にも気を付けなければいけません。車上荒らしの被害に遭いやすい車は、自動車盗難被害に遭いやすい車とはまた別の特徴があるようです。車上荒らしの被害に遭わないようにするためにも、
・貴重品を置きっぱなしにしない
・金目のものを外から目に付く場所に置かない
・ETCカードを都度持ち帰るようにする
など、自動車盗難被害の防犯対策と同じように出来るだけの防犯対策をするようにしてください。