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廃車するなら還付手続きを忘れずに!|自動車税・自賠責の還付金について

車を廃車することで戻ってくるお金、還付金があることをご存知でしょうか。
実は知らないまま車を廃車してしまい、還付金を受け取らないまま損をしてしまっている人もいるのです。

廃車で戻ってくるお金とは?

車の廃車手続きを行うことで戻ってくるお金のことを還付金と言います。

廃車にするときに、ある手続きをするとお金が戻ってくるって噂を聞いたんだけど、そんな方法あるはずないよね・・・?

いや、お金は戻ってくるんじゃ。ただ、条件があって車検が残っている場合や年度途中で廃車にした場合だけじゃ。ちなみに戻ってくるのは、税金や自賠責の保険料の一部なんじゃよ。これを還付金(もしくは返戻金)というのじゃ。
受け取るためには自分で手続きをしなければならないものもあるから廃車にする人は必ず手続きをするんじゃよ。
最近では、廃車を業者に依頼すれば還付金の手続きまで無料で代行してくれるサービスがあるんじゃ。


車手続きをするのが面倒そう…そう思って今まで廃車せずに使わない車を置いたままにしてしまっている人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
実は車を廃車していなかったことで受け取ることが出来た還付金が、減っていってしまっている可能性があります。

そうなの!?でも、そういう業者って廃車を引き取ってもらうときに費用がかかってきそうだし、還付金の手続きは自分でやろうかな・・・。

中にはそういった業者もあるが、廃車手続きも還付金の申請手続きも無料で代行してくれる買取業者もあるんじゃよ。さらにいうと、廃車時にかかってくる解体費用もレッカー代も無料で行っている買取業者があるんじゃ。
まずは、自分で還付金の申請手続きをするという場合、どんな流れになるのかここで解説するぞい。

還付金の種類

まずは、還付金の種類について、こちらでご紹介していきます。車を廃車することで受け取ることが出来る還付金は以下の3種類です。

  1. 重量税の還付金
  2. 自動車税の還付金
  3. 自賠責保険の還付金(解約返戻金)

自動車重量税の還付について

平成17年の1月から自動車重量税の還付制度が適用になりました。この制度は、過去に社会問題となった廃車の不法投棄の防止とリサイクルの促進を目的としたものです。つまり、不要になった車が不法投棄されたりしないよう、また車がきちんと処分されてリサイクルに回されるようにということで、新設されたのです。目的がそのようなものですから、車が廃棄されずリサイクルにも回されない一時抹消登録の場合には、自動車重量税の還付はありません。また、同じ理由で盗難や災害によって実際の車本体がなくなってしまった状態で、廃車手続きを行なった場合も自動車重量税の還付はありません(自動車のリサイクルは出来ないため)。

永久抹消登録手続きを行い、車両本体が確かに処分され、適切なリサイクル処理が完了された、という場合にだけ自動車重量税が還付されるのです。

戻ってくる金額は自動車の登録時に支払っている自動車重量税を月割りにした額×廃車手続きを行った月までに残っている月数です。3ヶ月残っていれば、3か月分の月割りの重量税額が手元に戻ります。

自動車重量税還付の手続きの流れ

次に、気になる自動車重量税還付の手続きの流れについてです。
自動車重量税の還付手続きは、軽自動車なら管轄の軽自動車検査協会事務所、普通自動車なら管轄の運輸支局か自動車検査登録事務所で行ないます。
還付のために提出しなければならない還付申請書は、永久抹消登録申請書に同時に記載できるようになっていますので、永久抹消登録申請書を書くときに一緒に記入して、そのまま管轄の運輸支局へ提出します。
申請後、審査があります(だいたい3ヶ月くらいです)。無事、審査を通れば、還付金が指定の銀行口座か郵便貯金口座に振り込まれることになっていますので、楽しみに待ちましょう。

自動車税の還付について

自動車税の場合には、うれしいお知らせと残念なお知らせがあります。まず、うれしいお知らせですが、自動車税の還付の場合、申請は必要ありません。しかも、一時抹消登録の場合も還付金があります。
次に残念なお知らせですが、還付があるのは普通自動車の場合だけです。廃車にするのが軽自動車の場合、自動車税の還付はありません。
なお、還付される金額は、年額の自動車税を月割りにした額×抹消手続きをした月以降の残っている月数です。月割りの自動車税が還付金として手元に戻ります。

自動車税還付の手続きの流れ

自動車税の還付は、以下のような流れになります。まず、抹消登録すると自動的に還付の手続きが行なわれます。これは、一時抹消登録でも永久抹消登録でも一緒です。自動的に行なわれるので、こちらで特に申請する必要はありません。

抹消登録してから、2~3ヶ月経つと税事務所より還付通知書が送られてきます。それを持って指定の銀行に行けば、還付金を受け取ることができます。なお、還付金をこちらが指定する銀行に振り込んでほしいときには、抹消登録のすぐ後に手続きが必要です。指定の口座振込依頼書を、税事務所または自動車税事務所に提出しておきましょう。運輸支局の近くにあるはずですから、廃車手続きの帰りに立ち寄って手続きを行なうと効率的です。

自賠責保険の還付について

これまでの自動車重量税や自動車税は公の話でしたが、自賠責保険の場合は少し勝手が違います。

まずは基本的なところから見ていきましょう。自賠責保険が一ヶ月以上残っている場合には、還付を受けることができます(返戻金という形になります)。返ってくる金額は、それぞれの保険会社の規定によります。つまり、保険会社によってさまざまです。

自賠責保険の返戻金を受け取るまでの手順

  1. 運輸支局で抹消手続きを行います
  2. 加入している自賠責保険の会社の窓口で、解約・還付手続き
  3. 解約・還付手続き後、1週間から10日程度で指定口座に振り込まれる

自賠責保険の解約と還付の手続きは、自動車を購入された販売代理店ではできません。
保険会社へ直接行くのが面倒な場合や遠方で難しい場合は、郵送でOKなところもありますので一度問い合わせてみてください

また保険会社での自賠責保険解約に必要な書類は、普通車、軽自動車で異なります。
ただし、各保険会社によって必要な書類が増えることもありますので、まず全部揃えるのではなく、保険会社に連絡して必要なものを確認してから揃えるようにすることをおすすめします。

普通車の場合の自賠責保険解約に必要な書類

  • 一時抹消登録証明書または登録事項証明書のコピー
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)の原本
  • 振込先口座(銀行名、支店名、口座番号、口座名義)を所定の申請用紙に記入
  • 所有者の認印

軽自動車の場合の自賠責保険解約に必要な書類

  • 自動車検査証返納証明書のコピー
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)の原本
  • 振込先口座(銀行名、支店名、口座番号、口座名義)を所定の申請用紙に記入
  • 所有者の認印

自動車税などの還付金について

こちらで、自動車税や、重量税の還付金、自賠責保険の返戻金の受け取ることが出来る方法についてご紹介しました。ただし、どちらも廃車の手続きを完了したことを前提に受け取ることが出来る還付金ばかりです。

廃車手続きが面倒そうで、と悩んでいる方も多いでしょう。廃車買取業者などのなかにある、廃車手続きの代行費用が無料な業者に依頼して廃車と還付手続きまで一括で依頼するなど、負担をなくして還付金を受け取ることが出来れば、お得ですよね。