科学を超えるポルシェのカーデザイン

こちらの記事では、科学的な直線状ではなく、一貫して最も非科学的な曲線美のデザインを持つ自動車ブランド、ポルシェのカーデザインについて解説します。

ポルシェとは

非科学的な曲線美のデザインを持つ自動車メーカー”ポルシェ”についてご紹介します。

ポルシェの始まりと歴史

ポルシェはその独特なデザインで一躍脚光を浴びました。唯一無二と言っても過言ではありません。ポルシェと言えばドイツのシュトゥットガルトにある世界最高と言われるスポーツカーメーカーです。

ポルシェの歴史は356から始まりました。931年、フォルクスワーゲン・タイプ1(後ビートル)を設計した技術者フェルディナント・ポルシェによって356は設計されました。その後ポルシェは、世界一と言われるスポーツカーを911を製造します。ポルシェと言えば911のように、ブランドの代名詞となった車です。

ポルシェ911のデザイン性

ポルシェのデザインに関しては唯一無二の圧倒的なデザインと言えるでしょう。「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われるように効率化をどこまでも追及する姿勢を持っている反面、普遍的で一貫したデザイン性があるのです。意識的にか無意識的かに関わらず、それがブランディングとなっています。

さらに、先程もお伝えしましたが、「ポルシェの哲学は効率化にある」というのも非常に有名です。出来上がったブランドコンセプトを変えることなく一貫し、さらに効率化するといったスタンスがどの車においても見られます。ポルシェの車には全てのシリーズにおいてコアな部分は共通した一貫性があるのです。

そのなかで、ポルシェ=911という普遍の方程式のもと、すべての車のコンセプトが決定されているような印象すら受けます。それはポルシェの最大の魅力にもなっています。半世紀以上に渡り一貫して同じブランドコンセプトを確立するという姿勢は、他自動車メーカーには見受けられません。例えば今までとは全く違うデザインに手を出してみたり、シリーズ化を中止し新規の企画を立ち上げる等々もせず、同じことをやり続けるポルシェには強い魅力が感じられるでしょう。

ポルシェの車種

ポルシェと言えば先述の通り911が真っ先に思い浮かぶ方が多いでしょう。それ以外にはどのような車種があるのでしょうか?

ポルシェボクスター

ボクスターと言えば水平対向かつ6気筒のエンジンを搭載しています。2シーターでオープンのスポーツカー。名前の由来は、水平対向エンジンを表す「ボクサー」という意味と、「スピードスター」というポルシェが扱うオープンモデルの呼称を掛け合わせた造語が語源です。ボクスターは言ってしまえば911の2シーターのオープンカーバージョンです。ここがポルシェらしいのです。一貫して911のデザインを踏襲する姿勢が見受けられます。

ポルシェケイマン

987型ボクスターのクーペモデルとして誕生した車です。車体の中央部分にエンジンを搭載しており、車体の前や後ろにに重量物がないので、車両運動性能に優れた車です。こちらも言ってしまえば911の2シーターバージョンです。デザインを見て頂ければあきらかに911の派生系であると分かって頂けると思います。

ポルシェカイエン

5ドアのSUV車です。こちらはフォルクスワーゲンと共通のプラットフォームを使用し開発されたモデルとしても有名です。こちらはSUVバージョン911と言えます。例え形状が大きく変わってもデザインやコンセプトは一貫して911なのです。

ポルシェパナメーラ

カイエンに次ぐポルシェ待望のファミリーカーとして投入された4ドアセダン。大きめの車であるというイメージを受けますが、とてもスポーティーで乗りやすさ抜群です。こちらはセダンバージョンの911と言えます。個人的には911に続いて一番好きなポルシェのラインナップです。その理由としては特に内装のポルシェらしさです。特にコックピットのポルシェらしさは圧巻です。

ポルシェマカン

マカンは5枚のドアと5つのシートを持った車で、4WDシステムと高めの座席位置をコンセプトに、高い実用性と個性を合わせ持った車です。スポーツカーとしてドライバーと車との一体感を追及し、レジャーやスポーツ、趣味に、ゆとりのある空間を楽しむことが出来ます。こちらは小さめのSUVバージョンの911と言えます。

ポルシェの車種について色々とご紹介させて頂きましたが、全てにおいて言えることは911がベースとなっていると言う点です。

ポルシェの魅力

アウディR8とランボルギーニウラカンV10が共通のプラットフォームを採用したように、コストカットのためのプラットフォームの共通化は増えています。ポルシェのプラットフォームにも今後共通化の可能性はあります。

プラットフォーム共通化したとしても

同プラットフォームをもつ車がほかにも増えるとして、ポルシェの優位性に変化はあるでしょうか?答えはNoです。なぜならばポルシェの最大の魅力はコンセプトだからです。確かに水平対向エンジンやポルシェ独自のプラットフォームというものに対しても、魅力を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、大部分の方はそれらが「ポルシェのみが独占しているから欲しい」というわけではなく、「ポルシェ」というブランドに惹かれて購買を決断していると思っています。したがって、唯一絶対のエンジンやプラットフォームではなくなったとしてもその魅力が陰ることはないのです。

圧倒的なデザイン

ポルシェから学べることは「好きこそものの上手なれ」といった精神だと思います。一度このデザインやコンセプトと決めたのならばそれを変えずにやり続けるという姿勢がとても重要だと思います。その姿勢が唯一無二のブランドを生むのです。ポルシェの効率化に関する哲学というのは表面的なもので、実質的に人々の購買を決断させている要素としてはポルシェの圧倒的なデザイン力と思われます。

まとめ

今回はポルシェのデザインや魅力について詳しく解説しました。ポルシェを代表する911は、憧れのスポーツカーとして気になる方も多いでしょう。

現在日本国内において、ポルシェの正規販売店は、北海道に1店舗(札幌)、長野県に2店舗(松本、長野)、広島県に1店舗(広島)、宮城県に1店舗(仙台)、新潟県に1店舗(新潟)、石川県に1店舗(金沢)、山口県に1店舗(山口)、香川県に1店舗(高松)、福井県に1店舗(福井)、愛知県に3店舗(岡崎、植田、名古屋)、岐阜県に2店舗(尾張岐阜・岐阜)、福島県に1店舗(郡⼭)、栃木県に1店舗(宇都宮)、三重県に1店舗(四日市)、福岡県に1店舗(福岡)、茨城県に1店舗(つくば)、滋賀県に1店舗(滋賀)、熊本県に1店舗(熊本)、群馬県に1店舗(高崎前橋)、京都府に1店舗(京都)、千葉県に2店舗(千葉、柏)、奈良県に1店舗(奈良)、東京都に10店舗(目黒、青山、浜田山、調布、高輪、日本橋、銀座、練馬、足立、八王子)、埼玉県に2店舗(川越、浦和)、大阪府に3店舗(北大阪、中大阪、堺)、神奈川県に3店舗(横浜青葉、みなとみらい、湘南)、兵庫県に3店舗(西宮、神戸、姫路)、鹿児島県に1店舗(鹿児島)、岡山県に1店舗(岡山)、静岡県に2店舗(静岡、浜松)と幅広く展開していますので、気になる方はぜひ直接ご覧いただければと思います。