道路を走行中にハンドルが重く感じて操作しずらいと感じたり、タイヤ周辺から異音がしているなどを感じたら、それはタイヤがパンクしてしまっているかもしれません。
もしもタイヤがパンクしてしまったら、修理はどこで出来るのか、修理の費用はどのくらいかかるのか、そのまま走行しても大丈夫なのか、など気になるギモンがありますよね。こちらでは車のタイヤがパンクしてしまった時のギモンにお答えしていきます。
タイヤがパンクって聞くと、空気が抜けてしまって走行も出来なさそう。
しかもタイヤって高いイメージ!
修理にもお金が沢山かかるのかな?
タイヤがパンクした時の対応方法や修理の費用
気になることがいっぱいあるのう。
タイヤがパンクしてしまった!まず最初の対応は
運転中にタイヤや足回りに違和感や異音が出ている、ハンドルが突然重くなって操作がしずらくなったなど、タイヤがパンクすると運転中のドライバーは車の不調を感じ取ることが出来ます。また駐車している車の場合は目視で空気圧が弱くなっていることを確認することも出来ます。
まずタイヤがパンクしてしまったという時、最初にどのように対応すると良いのでしょうか。状況別にご紹介します。
公道を走行中に車のタイヤがパンク
走行中に車のタイヤの異常を感知したら、まずは安全に停止できるところを出来るだけ早く探して車を停車させましょう。停車後の対応方法は、車の装備や、任意保険の加入内容などで異なります。
ロードサービスを呼んで車を修理店まで移動する
まず走行中で、付近にすぐに修理を依頼できるガソリンスタンドが見つからなかったり、土地勘がなくてどこにいるのかも分からないという場合なら、ロードサービスに依頼することが一番安心する方法です。任意保険に加入されている場合は、ロードサービスが付帯されていることが多くなっています。そのまま走行してしまうと、タイヤを修理することが出来る状態であっても裂けてしまって修理不可になることもあります。
じゃあ前もって加入している保険の内容見ておいた方がいいね。
そう、もしもの時のために任意保険の加入を検討することも大切じゃよ。
駐車場で停めている車のタイヤがパンク
駐車している車がパンクしてしまっていると分かった時の対応方法は、二通りあります。
スペアタイヤに交換し、修理店まで持っていく
スペアタイヤは、あくまで応急タイヤです。おおむね100km程度の走行距離、最高でも70km/h程度までの速度での走行が可能となっています。交換が出来たら、早めにタイヤを修理または点検に出し、標準タイヤに付け直すようにしましょう。
また、現在は車種や販売グレード次第で応急タイヤが初期装備されていないことも多くなっていますので、車購入時などに確認しておきましょう。
スペアタイヤの交換の流れ
- 地面が固く平らな場所に移動シフトレバーをパーキングへ入れてエンジンを切る。非常点滅等を点滅させて、パンクしたタイヤの対角線にあるタイヤを輪止めします
- ジャッキを取り出し、応急タイヤを取り出したら、ホイールキャップを外します。ナットを約1回転半ゆるめて、ジャッキをセットします。タイヤが地面から少し離れるまで車台を持ち上げます。
- ナットをすべて外し、タイヤを取り外したら、ホイールの接触面をふき取りスペアタイヤを取付て、タイヤがガタつかないか確認しながら手でナットを仮締めします。
- ジャッキで車台を下げます。左上、右下、右上、左下の順番でナットをしっかりと締めたら交換終了です。
タイヤパンク修理キットを使って自分で修理する
応急用のスペアタイヤが載っていない代わりに、タイヤパンク修理キットを積んでいる車種もあります。修理キットは積んでいるものの、使い方が分からないという方も少なくありません。もしものために、どのような装備品が用意してあるのか、なければパンクに対応できる装備を準備しておきましょう。
タイヤの修理キットは購入も出来ますが、ディーラーオプションなどの装備品として付いていることもあります。メーカーや車種によって、修理キットの利用方法はことなります。
修理キット使用の流れ
安全な所へ車を停車したら、修理キットを取り出します。
バルブコアを外して、修理材を注入します。修理材はキットの内容量を基本全て使いきります。すべての量の注入が完了、タイヤ内にいきわたっているか確認します。
注入が完了したらバルブコアを戻し、タイヤに空気をコンプレッサーで指定の量まで注入します。
自分でスペアタイヤに交換したり、
応急処置が出来ると安心かもしれないね。
そうじゃのう。ただし、車に詳しくない方や、女性や高齢者の方にとっては力がいる作業もあって難しいかもしれん。
プロに依頼するのも、もちろんありじゃよ。
タイヤパンクの修理を頼むと費用はどのくらい?
タイヤパンク後に、ロードサービスを依頼して車を購入したディーラーや、最寄りのガソリンスタンド、タイヤ販売店に持ち込みを行うとします。では、そこでパンクしてしまったタイヤの修理を依頼すると、費用はいくらかかるのでしょうか。
タイヤの修理費用は、タイヤのサイズ・パンクした時の状態・修理内容によって異なります。
車を購入したディーラーに修理を依頼する場合は、応急処置依頼の場合は2,000円前後、本格的に内面から修理を依頼する場合のおおよその相場は5,000円前後となっています。
最寄りのガソリンスタンドでの応急処置の修理費用の相場は1,500円~2,000円前後となっています(こちらは地域や運営会社にもよります)。
大手カー用品店でのタイヤのパンク修理の目安の工賃は1,500円からとなっていました。
タイヤパンクの修理代って、思ったより高くないかも?
タイヤがパンクしたまま走行すると、とても危ない。安全のためにも早めの対応が必須じゃ。
修理を行ったタイヤはその後も使用が可能ですが、劣化などによるパンクの場合もありますので、一度タイヤを点検することをおすすめします。